「狙いすぎてない素敵な映画」461個のおべんとう あじたま3号さんの映画レビュー(感想・評価)
狙いすぎてない素敵な映画
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息子の「お父さんが作る弁当がいい」という言葉。決して可愛い息子的な発言ではなくて、どれだけ子供のために時間と手間をかけてくれるのか、父を試すもの。これ、わかるな〜。自分のことを優先する親に対して、本当に思ってくれてるのか疑う感じ。で、実際弁当作ってくれても、なんか親だけ浮かれてる感じがして、イベントとして楽しんでるだけな気がして、すぐには認められない。
離婚の理由も、大抵の映画ならお父さん側に同情できるように作りそうだけど、「本当はそうじゃないかもしれないけど、いつも怒ってるように見えた」って。
でも、そうそう!そんなもんだよね実際は。たいそうな理由なんてないんだよ。
悪人は1人も出てこないけど、みんな人間味があって、心が完璧じゃなくて、自然でとってもいい。
お父さんの弁当作りは最初から手際がいいけど、今は調べりゃレシピなんていくらでも出てくるし、便利な道具もたくさんあるし。ぐちゃぐちゃ弁当だったけど上達しました!みたいな、この手の映画でよくある要素があえて含まれてないのも良い。
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