「自由が一番難しい」461個のおべんとう Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
自由が一番難しい
原作知らず、原作者も所属グループも知らず鑑賞。
離婚して息子と2人暮らしとなったミュージシャンと、1年遅れて高校生になった息子の3年間の物語。
高校受験を迎える頃に両親が離婚したことが影響したのかは判らないが、それを言い訳にしなかった息子は素晴らしいし、1年間自力で勉強して高校に入ったのも素晴らしい。という始まりだけど、これはあくまでまだ序章。
高校入ったら昼飯どうする?の問いに、父さんの弁当が良いと応えたことから、毎日弁当を作ると約束したオヤジと、そのかわり毎日学校に行くと約束した息子。
オヤジ著だからかもしれないけれど、何一つ否定をしない懐が深すぎるオヤジ。
道具はなかったけど元々料理上手なんだね。
因みに息子のインスタはフォローしてなかったけど、ちゃんとアカウントは記憶しているのね。
そんなオヤジへの不満、将来への不安、恋愛の綾等、思春期ならではな悩みと迷いをみせる息子。
オヤジの懐の深さからぶつかり合いこそしないけど、いやー青春だねー。
そして人として優秀過ぎる同級生2人を含め、登場人物みんな良い人達ばかり。
弁当が切っ掛けで友達が出来たり、弁当を毎日つくってくれるという理由とありがたみを悟ったり、と弁当のおかげです!というゴリ押し感はない程度に、弁当が作用していたのがとてもgood。
なんだかんだと、最後の方は息子の性格がオヤジに似てる様にも感じたし。
配役も皆さん良い感じの脱力感だし見事にハマり捲りですんなり入って来たし、泣くほどのものはなかったけれど、親子の愛情が温かく優しく沁みてとても面白かった。
Bacchusさんへ
監督は「泣くな赤鬼」の兼重淳さんなんですね。後半に向かって上げていく造り込みの巧さはさすがです。まだ、たまごやき食べたいw
Bacchusさんへ
EXILE系の焼肉でしたっけ?ヴィトンのモモヒキ的な雰囲気がありますねw
予告だけでも堪らんのに、鑑賞後は焼き肉に直行確定ですw