すばらしき世界のレビュー・感想・評価
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❇️正義感の強い小学生の様なおじさんの生き様に共感❗️
すばらしき世界
🇯🇵東京都葛飾区
4歳で親に捨てられ、その後暴力団になり、殺人事件を起こして14年後出所する。
要領が悪く、駆け引きできない、短気で真っ直ぐな男が社会復帰をする為にもがく姿と、過去のストーリーをリンクさせて描く。
❇️の正義感の強い小学生の様なおじさんの生き様に共感❗️
◉77E点。
★彡殺人をしてしまった人が世の中で普通に暮らす事は本当に大変なんだなぁ〜と思いました。役所さんの人柄がどんどん好きになり、応援したくなりました。
幼少期に体験した親による虐待や暴力できっと普通の人が味わえる体験をスルーしてしまった男。不器用やクソ真面目だと損をしてしまう世の中に勝機はあるのか?
🟢感想。
1️⃣人を殺すと生きるのが大変。
★彡仕事をどうやって見つけるのか!
社会と適合するのが大変そう。
2️⃣役所さんの漂わせる雰囲気がハマり役。⭕️
3️⃣姉さん。メッチャカッコいいやんけ!⭕️
★彡役所さんの短気行動を冷静に止めて、堅気を進めるシーンなど、オラオラでもなく、強さを魅せる演技に惚れた。
4️⃣真っ直ぐ過ぎる男の生き様。
★彡不器用すぎる役所さんの生き方がだんだん親近感が湧いて応援したくなりました。
😤🤬🤛🌫️🏚️📱💊
🈲ネタバレ保管記憶用
ワイは人を殺して、14年が経ち、やっと出所した。血圧が高くて家で安静にしてろと、医者は言うが、早く仕事を見つけて人並みに暮したいと思ってるんや。
しかし世の中、人殺しには中々仕事はみつからんねんな。
すぐ頭に血が上り怒ってしまうさかいに。
それでも、ワイの周囲には身元引受人や、取材記者、スーパーの店長、役所の人など、親切にしてくれる人の力で、福祉の仕事が見つかり何とか切れずに頑張っていたんよ。
しかし持病の血圧がワイの命を奪いにきたんよ。やっとこれからって時にしゃーないな。
みんなおおきにほんま最後は良い時間をすごせたねん。
みんなありがとうな。💤すばらしい世界やったで〜
しらんけど。
じんわりくる。
凄いアクションがあるわけでもなく、展開があるわけでもなく。1人の人間の再生の物語なのだが、役所広司が良いんだなあ。出てる演者の力なのか入り込んで見てしまった。
他人は優しいところもあり、残酷すぎるところもあり、それが世の中であり。
綺麗なだけの世界はなくて、汚いところもたくさんあって。正しい事が正しくならない事もあるのが世の中で。
じんわり沁みてくる、これは邦画ならではな良い作品だった。
時代遅れ
原作は法廷マニアでもあった佐木隆三の「身分帖(1990)」が原作、身分帖とは刑務所の収監記録で入所態度や経歴、行動、家族関係など詳細に記載されている書類。
出所したものの社会になかなか適応できず葛藤する元ヤクザを助ける善人がでてくるものの、何を指して「すばらしき世界」と言っているのか意味不明。
主人公には田村明義という実在のモデルがいて本人自ら佐木隆三に本にしてくれと売り込んだらしい。映画の後半は原作に感銘を受けたという西川美和監督のオリジナル脚本。
ストーリーは概ね想像通りの展開で、見どころは役所広司さんの熱演位、今では任侠に生きるヤクザは皆無だろうし、カタギの衆の方が質が悪いことが実感できますね。
なんとなく河島英五さんの「時代遅れ」の唄が頭の中で流れてきます・・。
♪~目立たぬように、はしゃがぬように、似合わぬことは無理をせず、人のこころを見つめつづける、時代遅れの男になりたい~♪
泣けるて
今高校生であんまり今まで日本の映画を見ずに海外の洋画を見てた。でも映画をいつも通り探してる時に偶然流れてきて見ていた。ヤクザが最初はちゃんと更生するんかなって見てたけど、ヤンキー達と喧嘩をしたりヤクザと絡むようになったりした時にこいつやべーなと思い最後は殺されて死ぬんかなって思ったけど、人としての生き方を学びこれからの人生を過ごす時に最後亡くなってしまったのは本当に辛い。見終わったあと泣いてしまった。考察だといじめられてた子の悪口に耐え血圧が上がり脳の血管が破裂して亡くなってしまったと書いてあった。しかし現実は彼の悪口を受け流し上手く生きていくしかないが彼の優しさが自分を殺してしまったと考えるとほんとに悲しい。これを超える作品は私にはないと思う。洋画を見るのを少しの間やめて日本映画を見る。ありがとうこの映画に出会わせてくれて
痛いところをついてくる
出演者全員、見事にはまっていて皆さんいい演技だったと思う。この10年~20年はどんどん色んなことが進んだけど、画一化も進んでいるように思う。
「こうあるべし」がいつの間にか作られ、縛られていく。年をとっても若くみせるべし。太ってたら醜いから痩せるべし。子供に迷惑をかけざるべし。煙草吸わざるべし(次は飲酒だろう)etc.....
だれかがチンピラにからまれていても、学校や職場で誰かがいじめを受けても、「見て見ぬふり」しなければ今度は自分が標的になる。だから私もその立場だったら、見て見ぬふり、をしてしまうだろう。この映画をみていると痛い。
三上が、立ち直ろうとしてもなかなかうまくいかず兄弟分と話をしたときは心底ほっとしたろう。それは選んではならない道だったとしても。
それでもこの作品の最後がどこか清々しいのは、彼を応援し人間としてつきあった人が何人かいたこと。
彼が死んでわあわあ泣いてくれた人がいたこと。
一番寂しく辛いことは、無関心だ。
人間誰でもいつか死ぬ。自分が死んだとき、一人でもいいから私について何か思ってほしい、と思った。
すばらしき世界
最後になった出所は、人に恵まれたのかな。
身元引受け人の弁護士夫婦、ケースワーカー、
TVディレクター、スーパーの店長、九州の親分
夫婦。
この人達の対応が要所要所で違っていたら、また刑務所に逆戻りになっていたかもしれない。
だから、人生街道から逸れやすい、いや、そうならざるを得なかった人にとっては、周りの人を含む環境が大事なのだと思う。
生き別れた母への憧憬をずっと持ち続ける心優しい人が、そのままで成長できないこの厳しい世界。これがすばらしき世界なのだろうか。
施設で義憤にかられて手を出すのをグッと我慢して帰る際、当の阿部君からコスモスを持って帰らないか?と聞かれた時の三上の表情、
助けなかったのにコスモスをくれる、阿部君の無心な心にまいったようで。そんな幸せ気分で家に帰ったのに。これがすばらしき世界?
親身になっていた人々もガックリした様子がラストで、どこがすばらしき世界?とずっと思って観ていた。
(余談)
冒頭、始まりが奈良の少年院、とありましたが、少年刑務所らしく数年前に移転したものの明治からの重厚な建物なので見学する人もあるらしく、また、杉良太郎さんも、慰問に来られたらしいです。
むずかしー
最後死んで終わりってなんだよ。
自分のやり方とは違う、気味悪い社会に馴染もうとして溶け込もうとしてこんな苦しい愛想笑いあるかよと思った。
シャバは我慢我慢我慢、我慢の代償ほどいいものがあるわけではないけど、空が大きいのよって。それを守るために、いじめられを傍観する人になるの、それほどすばらしい社会なのか?
教習所通ったり、バイトうかったり、自転車もらったり足掻きもがこうと頑張る姿はなんだか美しかった。
希望のない世界
ヤクザの世界でイケイケで生きた人生
平凡な人生が嫌でヤクザな生き方を選んだ主人公だとは思うが、死ぬ事も出来ない。心根は優しく憎めない人であるから周りに人はいたんだろう。死んでしまったのか
死にたかったのか。何のために生きたいのか。
生きるとは、世の中とは
何なのか考えさせるものがあった。
役所広司さん渋いなぁ
人によって生まれた場所、育った環境によって
受け取り方、解決の仕方、全然異なってくるものですね。
刑務所から出て、母親を探すためにテレビ局に身分調という、自分の事件や、刑務所の中でも色々なことを書いてあるノートを送ります。
そこから小説家をしている太賀の元へ、身分調がわたり、太賀の撮影とともにいろんなことを話したりしました、そんなとき、街でカツアゲされてるおじさんを助けて不良2人をぶっ飛ばします。
そこに居合わせた太賀は役所広司の素性をみて、怖くなって逃げてしまいます。
刑務所から出たけど、結局最後頼る先は
前と同じヤクザの知り合い。
しっかりカタギになりたくてもなれずにいる。
ヤクザの親分、足なくてびっくりしました。
ソースにいる時にベットでソープ嬢とおしゃべりしてる役所広司さんの微笑み方とかがめちゃくちゃ渋くてかっこよかったです。
そしてやっぱり演技のうまさがえぐいです。
役所広司さんってすごいなぁってなります。
ちゃんと向き合って言葉をくれる女将がいてよかったですね。
役所広司さんは棒に振ることなく、逃げて戻ってきましたね。
前に見た【ヤクザと家族】って映画でも、ヤクザは結局ヤクザに戻ってしまうみたいのを見たことがありますが、これもまさしくそうなる構図が見える作品でした。
けど救ってくれる人や言葉、太賀さんとの出会い、母親を見つけることができたことによって、いろいろ役所広司さんは変わっていけてます。
母親に会ったら何を話したいかと聞かれて
お産の時の話を聞きたいと。
なぜ?って問われて、かあちゃんしか覚えとらんばいって。
その通りだなぁって思いました。
そしてお母さんと再会できた!と思ったら全然違うおばあさんで、残念すぎる。
2人がお風呂で背中を流すシーン。
役所広司さんの背中には無数の傷があって
どんな大変な世界だったことかと。
もう元にヤクザに戻らないでくださいって泣きながら太賀が言うシーンはジーンときました。
10代からずっとヤクザの世界に足を入れていた人が
大人になっておじさんになってから
カタギの世界のすばらしさに気づいていく。
就職が決まった時の嬉しそうな顔や
就職が決まって喜んでくれる仲間が出来て。
けどやはり変われず、スタッフのいじめをみて人を棒で殴ってしまいます、と思ったらそれは想像で
ちゃんと変わろうと頑張って頑張って耐えてました。
よく耐えれましたね。いつ怒り出すかヒヤヒヤしました。
いじめられてた障害のあるスタッフが
お花を嵐が来る前に切ったんだよ。って言った後に
役所広司さん、泣きましたよね。
ほんと3秒ほどの泣きシーンなのに
一瞬で涙出ます。
あの一瞬に色んな感情が入ってました。
元奥さんと電話した時、奥様もいい人だなぁが溢れてました。
やっと頑張って来れてたのに、亡くなってしまって、
かなしい、はぁーーってなりました。
けど役所広司さんはきっと変わることができたんです。
ヤクザではないこの世界が彼にとって
すばらしき世界になっていますように。
見てよかった作品でした。
やくしょこうじすごいね
見たい見たいと思ってやっと見れました
やくしょこうじの演技がすごい
やはり役者なんだな
最初は人当たり良さそうでちょっとのことでブチギレてしまうあたり
唖然とした
こんな人近くにいたら怖いなっていうのが見事の描かれてる 寂しがりやでぶっきらぼうで真っ直ぐで
演技もとても身近にいる人のように感じられる
感じられて感情移入してしまう
なかのたいがのでてるさくひんまちがいない
と
元テレ東の佐久間宣行が言っていた
確かに間違いなかった
最後色々上手くいきそうなとこで亡くなってしまうのは悲しすぎる
彼にとっての幸せとは何か。この世界で正直に生きることの険しさ。
この不条理だけど温かい社会で【普通】に生きようともがく姿が哀しく愛おしく。
家族や友達や恋人からの愛情よりも、ふとした他人との繋がりが特別に温かく感じる時ってあります。
シアター満席の中、この映画はただエンタメとして消費したくないなと感じながら観てました。
どんな事でもいいから自分の糧にしたい、彼の人生や彼に短いけれど愛をくれた人たちから、何かを学びとりたいと強く思いながら観ていました。
エンディング。
あぁ、やっぱりこの世界は‥‥ だったなと。
まっとうを掴み取ろうと必死だった彼にとっての幸せはこの世界に存在したのだろうか?
彼は果たして変わることができたのか。
デートしようと言ってくれた元奥さんのこと。
嵐から必死に守ったコスモスを分けてくれた彼のこと。
不条理な世の中で正直に生きるってなんだろう?
そんなことを考えながら、
あなたはどう思いましたか? と。
エンドクレジットでわたしに突きつけ問いかけるような、でも優しさを感じるあの時間と空間。
涙はとまらず目の血管がどうにかなるかと思うぐらいでした。
仲野太賀さん演じるTV番組制作の若者の物語もまた感慨深くて魅力的。太賀さんのお芝居が本当に素晴らしかったです。
西川美和監督作品をもっと観てみたい。
次の作品が待ち遠しいです。
普通になることの難しさ…
しかし、普通ってなんだ?苛めが行われてても、見て見ぬ振りをする、争いごとには巻き込まれぬようにする、助けない、この描き方は極端過ぎる気もするが、梶芽衣子が言っていた皆、いい加減に生きている、これが合ってるのかもしれない。十数年も服役していた元ヤクザにとって、身寄りもなく、資格もなく、働き先もない社会生活は過酷だろう。生活保護を糧に働く意思があっても、そうはさせない現実があり、再び悪の道に戻るのが精神的にも楽だろうし、生きる道、出所しても半分がまた戻ってしまうというのがよく分かる。しかし、ヤクザの世界も現代では法のもと、生きにくい世の中になっており、キムラ緑子は好演だった。主人公はキレやすく、罪を心の底から反省していない点もあり、共感はできないが、そこがリアリティある。映画では彼の更生を支える仲間たちがいて、恵まれているが、現実はそうではないだろう。ラストどう終わるのかと思っていたが、ようやく新たな人生のスタートを切ったかに見えたが死んでしまったのはとても残念で、やはり彼の住む世界ではなかったということなのか。色々考えさせられる映画だった。
色々な意味で心に染みる話だった
役所広司の演技がこの映画の素晴らしさを、引き出していたと思う。人生の半分以上を檻の中で暮らした生粋のヤクザの男。人生の最後は穏やかに暮らそうとムショを出てきた。でもとにかくキレる。突然キレて暴力に走る。目を覆いたくなるような男だ。それが、真剣に寄り添う人たちと触れ合って少しずつ変わるのだ。
支えようとしてくれる優しい人達のかける言葉を聞いていると、彼の方が真っ直ぐて善人のように聞こえてしまう。
そんな社会なのかと愕然とするけど、そういうところあるなと思って苦笑する。
そして最後。彼はコスモスに触れながら何を思っただろう。中野太賀の演技も良かったなぁ。
リアルにそこにある話
どこまでが実話なんだろう?
主人公の三上さんは、粗暴であるし、短絡的であった。
でも自分なりに真っ当に生きようとしていた。社会に交わろうとしていた。
何年も服役していた、少なくとも直近13年は服役していた人間には、今世間と交わろうなんて、ハードルが高すぎる話。
でも夢を持って出所し、三上さんなりに真っ当に生きようとしていた。
取りあえず失効していた、自動車の運転免許を取り直そうと奮闘するところなんかリアルだった。
ビックリするくらい下手だったけど。
何年も服役していた人間が、更正しようというのは、独りぼっちではまず無理。
三上さんの場合は性格上でも無理。
でも…現実的に、服役していた人で、三上さんのような性格の人は多い。
実話かと思うのは、この辺の細かい演出が良くできてる。
ただでさえこの世の中は無理なのに…この性格。
今の日本を知らない三上さんには…ハードルという例えが低すぎる話。
この世の中は基本的に事務的。
教科書どおりのものの考え、行動が出来ない人間とはまず目すら合わさない、合わしてはいけない。
目が合ったとしても口を聞いてはいけない。
万が一関わってしまったら、ウイルス感染と一緒。
その関わってしまった人間と目を合わしてはいけない。
この世の中はそういうルールで回ってる。
物凄く遠回しにそういう風に教育される。
実際映画見てて、自分が三上さんみたいな性格の人と関わって、三上さんの更正に付き合えるかと言えば…
残念ながら答えはノー…だろうな…
実際この映画の途中で三上さんは道を外しかける。
三上さんとって、とても居心地のいい世界。
普通なら帰ってこれない。
だけど、この映画は違った。
愛があった。
…誰かが…ほんの少し優しければ…誰かが三上さんの背負ってる荷物を少し持ってあげれば…誰かが…三上さんのような人に自分の持っている愛を…ほんの分け与えていれば…
そんな展開。
これ…実話じゃないよね?
実話だったら日本は捨てたもんじゃない。
とても美しい。
…が…残念ながらそうじゃない…だろうな…
そういう目で見てほしい映画。
…余談だけど…自分が泣きそうになった所がひとつ。
三上さんが道を外しかけて…その自分がとても居心地のいいはずの所で、三上さんが見つけた1台のトラック。
その所有者に三上さんが、後で少し運転させてくれないかと頼みこもうとしていたシーン。
自動車運転の練習を…しようとしていた。
更正への道が暗すぎる事を知って…心折れまくってたはずの三上さんが、更正への道を捨てきれてなかったあのシーン。
涙が出た。
泣ける映画でした。
最後の最後に主人公の三上がキレなくて良かった。キレて終わっていたら、何処かで観たことあるようなありきたりな話になっていました。最後は奥さんと娘に逢わせてあげたかったです。
綺麗なやくざ
素晴らしいストーリーで、主演の方の熱演にも感動してしまった。
しかし、実際にやくざとの距離が近い人はこの映画を見てどう思うだろう。
やくざを扱ったフィクション作品で一番リアリティがあるのは闇金ウシジマくんだとわたしは思う。
映画を真に受けて付き合わない方がいい。
気になったのが作家の男。いつの間に主人公に対して泣くほどの好意をもったのだろう。とってつけたような泣きのシーンでさめた。
音楽が全体的にいまいちだった。ラストシーンでタイトルの字幕がでるパターンはもうお腹いっぱいなので、いい加減にやめてほしい。
What a wonderful world ですよね
生きづらい世の中、不寛容で排他的な社会。
でも、ここに登場する人物たちは全員、他者を思いやる、適度に。
たとえば、生活保護窓口の井口。三上が書類を指し示しながら「不満がある場合は、知事に申し出ることができる」云々と迫ると、「まだ、上司にも報告していないのに、そんなことされたら、僕の立場はどうなるんですか」とやり返す。本当に困っている三上を救うより、自分を優先させる井口だけれど、三上に関わり続けやがて介護助手の仕事を紹介する。
三上に関わる人物は、全員が適度なのだ。適度に、他者を無視し、時には逃げ出し、でも、適度に他者を支える。そうした中、イノセントで過度な三上も、適度を学んで社会に適応していく。
やさしそうな振りをしながら、実際には、制度や空気で拒絶するクソみたいな日本。でもその中に、すばらしき世界は、確かにあるのだ。西川監督は、そこに光を見出そうとしている、ように思える。
繊細な表現にやどる説得力、西川監督の力量に感服、です。
実話をもとにしている割には点数低め 人生やり直しこれからというとき...
実話をもとにしている割には点数低め
人生やり直しこれからというときに死んでしまうという話だが、うーん、話としては想像できてしまった。
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