「足りてない」許された子どもたち novさんの映画レビュー(感想・評価)
足りてない
もっとリアルで良い
こんな映画にありきたりなエンタメ演出はいらない。
少年たちの名前までは荒々しくてよかった。
少年たちも、クラスメイトも
13歳にしては老けすぎだが、芦田愛菜や寺田心が
出てくるより遥かにリアルで良い。
しかし、画面にテロップはいらない。
もしくはテロップの演出が適切ではない。
そこは、こちらに想像させて欲しい。
LINEのやりとりも別にスマホ画面を見せれば良い。
リアル路線とうまく同居できてなくて
編集を覚えたてのYouTuberかと思うほど
映画のルックがダサく感じた。
蓮實重彦が小説に「•••」はいらないと言っていたが
この映画には余計だった。
あとは、性描写をもっと描くべきだとも思った。
隠れ家にマセガキ2人がいたら
フレンチキスで止まる訳がない。
その表現からは逃げるべきではないと思った。
あの茶髪を下着姿にしてこそ映画なのではないか?
服の上から胸元のアップだけ写したカットがあるが
脱がせないならアレはいらない。
あとカラオケでは決して歌いたいタイプの歌じゃないのを
楽しげに歌っているのにも違和感があった。
あの母親は浜崎あゆみ、マセガキには三代目とかを
歌わせるべきだと感じる。
しょうもないオリジナルソングは興を削ぐだけだ。
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