「何を許されたのか。」許された子どもたち はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
何を許されたのか。
これはかなり衝撃的!!
贖罪とは何か?!みたいな内容と思ってたら全然違った。
何にそんなに怒っているのか。
何がそんなに気にくわないのか。
何故止まらないのか。
何故止められないのか。
感情のままに荒ぶる子どもたち。
そしてそれを真っ向から受け入れられない腐った大人たちが次から次へと登場してこの世の終わりかと思いました。
多彩なカメラワークとSNSも巧みに取り入れ子どもを取り巻く日本社会の闇を描いた作品で、私はかなり良かったです!
彼らは一体何を許されたのか。
裁かれないのは許されたということなのか。
裁かれなかったが故にますます暴走していく子どもたち。
二人だけの世界で生きる母子の真っ暗闇の先にある吐き気がするようなラストシーン。
そして無邪気に歯を見せながら赤ちゃんに手をふる許された子ども。
とにかく釘付けの130分。終わったあと大きく深呼吸しました。なんか、めっちゃ疲れた(笑)
最後に10代の俳優陣の演技が本当に素晴らしかったです!次はどうかあったかい役を演じてくださいね😆お見事でした!
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