「安易なシチュエーション・コメディ」ドロステのはてで僕ら odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
安易なシチュエーション・コメディ
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雑居ビルの1階のカフェのTVと2階の店長の部屋にあるTVが不可思議な画を映し出す、見かけは普通の液晶TVでカメラも付いていないのにカフェと自室が映っている、なんでも2分の時差で結ばれている。2階のTVを店に運ぶと合わせ鏡のようにTV映像が重なりその分、先の未来が映るという怪現象。タイトルのドロステはこの重なり映像のことらしい。
ある種タイムワープをモジったシチュエーション・コメディなのだが、設定がいい加減、子供でも普通のTVにそんなことできるわけはないと分かるでしょうに、2階から1階に運ぶ最中にも映像が途切れない、どういうTVなのだろう・・、今時なら、TVではなくせめてスマホにした方がいいでしょう、たまたま客の忘れたスマホからあやしいTV電話、客と言うのが未来人か宇宙人と言うことにすれば多少はSFっぽく理解可能、シチュエーションについては劇団の中でもう少し練り込んだ方が良かった。エンドクレジットに多数の氏名、そうかクラウドファンディングでしたか、劇団「ヨーロッパ企画」は関西では人気らしいが関東に住むおじさんとしては初めて、作り手の方が勝手に面白がっているような意味不明のSFもどき映画でした。
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