「野暮なツッコミは御法度よ!!」ドロステのはてで僕ら だるちゃさんの映画レビュー(感想・評価)
野暮なツッコミは御法度よ!!
SF系コメディを得意とする劇団のヨーロッパ企画が、舞台を銀幕に変換したインディペンデント映画の第一弾です。
舞台の映画化作品としては、「サマータイムマシーンブルース」や、「曲がれスプーン!」などのメジャー作品もありますが、やはり劇団自身が制作した作品の方が、ダイレクトに持ち味を堪能出来ると思います。
ただ、「TVに挿さっている同軸ケーブルはどこまで延びるんや!」とか、「絶対あのまま893が黙ってないやろ!」とかのツッコミ所はありましたが、それはそれとして飲み込みさえすれば、最後はパズルのピースがピタッとハマる様な解決感を愉しめました。
元々が舞台ということもあり、その辺りは特有のお約束事で成立しているので、野暮なツッコミは頭から抜いて、純粋に楽しめば良いと思います。
長回しの多用による舞台感覚や空間認識も功を奏している良作だと思います。
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