「【”これは生配信ではありません。2分後の僕らです!”時間で遊ぶとロクな事はありません・・。良く考えたなあ、この設定。練られた脚本の勝利作であり、映画製作者の方々の熱意が伝わって来る作品でもある。】」ドロステのはてで僕ら NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”これは生配信ではありません。2分後の僕らです!”時間で遊ぶとロクな事はありません・・。良く考えたなあ、この設定。練られた脚本の勝利作であり、映画製作者の方々の熱意が伝わって来る作品でもある。】
ー 『サマータイムマシン・ブルース』の上田誠さんが脚本担当なのが、良く分かる作品。それにしても作品構成、良く考えたなあ。-
■2階の部屋と1階のカフェが2分の時差でつながっていることを知るカフェのオーナー、カトウ。
“タイムテレビ”の存在を知ったカフェの常連客たちは、先の未来を知ろうと躍起になって行くが、結果的に、暴力団にチンピラを含め、さまざまな人々を巻き込んで事態はややこしくなっていく。
そして、時間を弄んだとして、未来からタイムパトロールの人達がやってきて・・。
◆感想
・ほぼ同じ場所で、全編長回しで撮影されているため、最初は頭の中が混乱する。
・が、冷静になって観ていると、良く寝られた脚本である事が分かって来る。
・2分違いのカフェの人達を映し出す”タイムテレビ”の発想も面白い。
<「ドロステ」の意味を理解した上で鑑賞すると、今作は、より面白くなるかな。120分だとキツイ感じだが、70分だとサクッと見れて良いね。
”未来を知って、過去の自分達に有利な情報を得ようとしては駄目だよね!気持ちは分かるけれど。”とも思った作品であり、低予算だけれど、頑張って映画を作る製作者の方々の熱意が伝わって来た作品でもある。>
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