羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来のレビュー・感想・評価
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愛おしい世界に悶絶し、重厚なアクションに興奮
ミッドランドスクエアシネマ2
岩浪美和さんの9.1ch絶対領界音域にて
これはいいアニメですわ〜
のほほんとした可愛い作画だけど、アクションはufotable作品みたいにカメラワークが動きまくり心臓に響くくぐもった岩浪サウンドのおかげで、超ド迫力!
話題の『鬼滅の刃』以上の迫力でした。
『ドラゴンボール』とか、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』みたいな世界観+『夜は短し歩けよ乙女』的な表現、『AKIRA』のようなクライマックスで、「日本アニメの良さをかき集めた中国版ジブリ」と言われるのも納得だが、単なる寄せ集めでは無い!
世界観や展開、ビジュアルは勿論オリジナルだし、きちんと一作品としての世界観を築いてあり作品の「味」がある。
これを創り上げたMTJJという漫画家兼アニメ監督は本当にすごいと思う。
中国アニメも要注意だな。
にしてもキャラがみんな愛おしい!
特にシャオヘイ。
花澤香菜の可愛い声もあるけど、猫状態でも人間状態でもキャラデザがむっちゃ可愛いし、行動がいちいち愛おしい。
鑑賞後、売店のグッズ覗き、スマホで壁紙探しまくったし。(ちなみに今のホーム画はシャオヘイ)
というか日本版のスタッフが豪華すぎたよね。
花澤香菜に宮野真守、櫻井孝宏とかもうアニメ界の鉄板御三方だし、岩浪美和の音響は字幕版観てないから分かんないけど、迫力エグいし。
こりゃ中国の製作陣やアニメ好きが嫉妬してるよ。きっと。
まぁとにかく世界中のアニメ好きの人全てに観て欲しい作品。
音や迫力が可愛い見た目とは裏腹に鋭いので是非映画館で観て欲しい。
続編を匂わせる発言を監督がしてるし、まだまだもっと広げていける世界なんで、続編よろしくお願い致します。
ちなみに、岩浪さんの9.1ch絶対領界音域は最高でした!
アクションがすごい!
今年の一番面白い映画
ギャグとアクションとテーマ性
(人によっては)鬼滅の刃より面白いかも
もともと好きな声優さんが出てたので観ようと思っていましたが、予告動画みて中国のアニメで絵がしょぼいと思ったのでスルー、と思ってましたが、アニプレックスが配給ということで観てみました。
冒頭、猫と森のシーンはアニメとして酷い、、やっぱりダメかなと思ってましたが、どんどん絵もとかストーリーも良くなってきた。
ところどころ、日本のアニメのパクリ?と思うところもありますが、オマージュってことにしたいです。
ところどころ、テンポの良い笑いがあります。単純ですが、間が良くて面白い。
特に人や表情の映像はまだまだ日本の足元にも、、、特に目が死んでいる。日本のアニメってすごいなぁ、と逆に関心。ですが、アクションシーンやストーリーはかなり良かった。
両方正義の話で、どう展開するか分からない。
単純に悪い鬼を殺すストーリーよりも奥が深い。
鬼滅の刃を観てイマイチだった人にもおすすめ出来ます。
あまり期待していなかったこともありますが、結果、観てよかった。
先日の「薬の神様じゃない」も良かったですが、中国のエンタメは成長がすごい。
中国版ジブリ。冒険活劇、ファンタジーの良作、かわいいキャラクターも
予想以上のおもしろさ、もののけ姫やトトロを彷彿させるビジュアルや動きの中国版ジブリ的作品で、小学生~大人まで安心して楽しめるファンタジー作品。
字幕版から吹き替え版にバージョンアップしての登場。吹き替え陣はとても豪華でした。
黒猫の妖精、シャオヘイのほか、キツネやタヌキの妖精などキャラクターもかわいい。
素晴らしい!
バトルシーンの躍動感、立体感、スピード感がすごい
声優陣が、花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏なので、これは見に行くしかありません。3人共キャラクターにピッタリの演技でやはり、実力派声優陣がそろうと作品も1レベルも2レベルも上がります。
妖精のみの世界を獲得しようとする妖精至上主義のフーシー(風息)が子猫の姿をした妖精のシャオヘイ(小黒)を助けて仲良くなったところから物語は始まる。そこに執行人と呼ばれるムゲン(無限)が現れて、フーシーからシャオヘイを奪って第二幕へと進んでいく。
ムゲンが所属する『館』と呼ばれる組織が、妖精にとって好意的な組織なのか敵対する組織なのは序盤では、はっきりしないが、徐々にわかるストーリーになっている。この作品は、独特の用語や世界観があって面白い。妖精はそれぞれ『属性』を持っていて、シャオヘイであれば、金属性らしく、金属を操ることができる。また、妖精が自分の妖力の支配下にある『領域』という空間を持つことができ、この『領域』では、絶対的な優位に立てる。
『羅小黒戦記』はとにかく、バトルシーンの躍動感、立体感、スピード感がすごい。いつの間にか日本のレベルに追いついてきている。それだけでなく、南宋絵画の雰囲気をもった幻想的なアニメーションもオリジナリティがあってとても引き込まれる。
ちょっと残念なのは、妖精至上主義と人間共存主義の対立軸が不鮮明というか、妖精至上主義にどうしても感情移入がいってしまう構図になっているので、ちょっとスッキリしない部分もある。それ以外は、最後まで惹きつけられる内容で、これからの中国アニメに期待したい。
中国人が愛した日本アニメ、その守破離の「守」
ヌルヌル動くケモショタファンタジー中華アニメ。
制作者が日本の著名なアニメから影響を受け、そして大好きであることが伝わってくる。細田守とナルトが狂おしいほど好きなのだろう。
ではただの模倣アニメかと言うと、本作はそんなレベルではない。
日本国内で見てもトップクラスの作画に加え、日本アニメ的な技術や演出力は使いつつも、その内容はすでに「中国人にしか作れないもの」として仕上がっている。
すなわち、中国古来の仙人や妖怪を登場させ、仙界のような空間、心のありようが反映される仙術など、それは表層的な見方をすれば「既視感のある設定」のように見えて、その実既に「中国人としての感性や文化的バックボーンがなければ描けないもの」がしっかり盛り込まれている。
格闘シーンの魅せ方にしても日本アニメではあまり見ないカンフーアクション的なカメラワークが散見される。
とはいえ、話の展開にせよ作画やデザインの方向性の面では、日本アニメを追従した作品という域を脱し切れていない。
しかしこれがクリエイターにとっての守破離の「守」であるならば、次回作はきっともっと日本人にとって刺激的で感動的なものになるに違いない。
日本アニメーションの技術を体得した中国人が、次に作る良質なアニメーションは果たしてどんなものになるだろうか。今から楽しみでならない。
続編待機中。
日本語字幕版鑑賞済み。
吹替の声優陣はもう安心の豪華声優さんばかり‼︎
吹替のおかげで以前よりかは画面に集中出来る感。
アクションはもちろん、ギャグシーンもクスリと笑える感じできちんと息抜ける間がある。
(わがままをいうと、吹替の声がイメージ違いというキャラが何人かいたので、其処だけ個人的に残念感…)
続編絶賛制作中とのことなので、全力待機中‼︎
(あとあと、できることならwebアニメの方もなんとか日本語対応お願いします…🙏‼︎)
追記:2022/5/11
改めてゆっくり落ち着いて観てみるとストーリーの構成の素晴らしさに気づく。冒頭の森の破壊シーンから、落ちるシーンのまま現在に持ってくる描写や、終盤に近づくにつれて分かるフーシー達の危うさなど、最後まで飽きさせずずっと楽しめる構成になっているのは本当に見事。小黒の成長を軸に綺麗に物語が進んでいくのが心地良かった。本当に大好きで出会えたことに感謝しかない作品。
日本製にも見えますが、実は中国制作の異世界ファンタジーアニメーション作品です。
猫が主人公の外国アニメ。これは観たいなと思いつつ、
公開当時近隣での上映が無く、鑑賞をあきらめていた作品でした。
最寄りの劇場で上映されることになり、ようやく鑑賞です。
★との始まりでレビューを書いたのが今年の3月のお話。
コロナウイルスによる全国的な自粛ムードになってしまい
upしないままズルズルと今日にいたってしまいました。 ふう
ボツにしようかとも思いましたが、折角なのでupします。
主人公は猫の精。
羅小黒(ロ・シャオヘイ)
チーズスイートホームの「チー」をクロネコにして
目を大きくした感じ。 ← …それは似てると言わないかも…
森で暮らしていたクロネコ羅小黒(ロシャオヘイ)
都市開発で、暮らしていた森がなくなっちゃいます。 大変。
住むところを探して旅に出ます。
途中で出会う様々な精霊たち。
何かの組織に属する精霊 ← 何の組織か分かりませんでした
それとは別に行動する精霊 ← 何かヒミツの目的がありそう
そして一人の人間(ムゲン) ← 人間のクセにとても強い
出会ったムゲン(無限)と旅を続けるシャオヘイちゃん。
実は、彼には秘められた能力があったのだ。
その力を利用しようとする者との戦いが始る。 さあどうなる。
という感じの、中国製のアニメ作品です。
予告を見たときにも感じたのですが、中国らしさ(?)を
余り感じられなかった気がします。 なんかちょっと、残念。
◇
後半は、戦闘シーンが続きます。
演出は派手だし、力を入れて作成されている感はありました。
けれど
後で振り返ったときに記憶に残っているのは、
ムゲンとシャオヘイの、旅の途中の場面。
・シャオヘイがムゲンに打ちかかっては逆にやられる場面 とか
・ムゲンから逃げ出そうとしては、連れ戻される場面 とか
旅をしながら次第に深まる二人の絆。
なんとなく、ドラゴンボールの
ピッコロと孫悟飯の師弟関係のようにも感じられて
それがず~っと記憶に残りました。 ほのぼのといい感じ。
なのに
戦闘シーンで記憶に残った場面がほとんど無し。
作品全体を通してみても、印象に残ったシーンが余りありません。
何故だろうと考えてみたのですが、
「作品のオリジナリティの不足」
そういう事のような気がしています。
最初の方は 「もののけ姫」 やジブリ作品の世界観。
途中からは 「ドラゴンボール」 のような雰囲気。
どの場面をみても
どこかで見たような気がする場面が多かった気がします。
それが少し残念ではありました。
このスタッフ陣で次の作品が作られたら
もっともっと、良い作品になりそうな予感がします。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
今更ですが…
日本語吹替版を観たい!
絶賛まではいかないが愉しめる出来
緑豊かな山で暮らす黒猫の妖精・ロシャオヘイ。
そこは妖精や動物たちの楽園だったが、あるとき、人間たちの手によって開発され、シャオヘイは山を追われ、街で暮らすようになった。
そんなとき、人間たちから追われていたシャオヘイを救ったのが、妖精の仲間フーシーたち。
シャオヘイはフーシーと旅をするが、そこへ強力な術を使う人間ムゲンが現れ、シャオヘイをさらってしまう。
ムゲンはシャオヘイを「館」という場所へ連れていこうとするが、フーシーたちもシャオヘイを取り戻そうとする・・・
というところからはじまる物語。
妖精と書いたが、日本の感覚では妖怪・もののけに近いかもしれません。
妖怪vs.人間のような構図なのだけれど、物語的にはちょっとヒネってありますが、オーソドックスな展開といえるでしょうね。
ムゲンに連れられたシャオヘイが、ジタバタするうちにムゲンの手から、自身が持つ力を目覚めさせられたりするあたりは、『西遊記』の変型っぽい(最終的な決着も含めてですが)。
と、中盤は、のんびりした旅ものですが、前半と終盤に一大アクションシーンがあります。
後半は都市部の別世界でのパワー合戦になるのですが、ここいらあたりはヒーロー映画の趣かしらん。
途中、『AKIRA アキラ』を彷彿とさせるような画も登場します。
ものすごく面白い、絶賛、というわけにはいかないですが、なかなか愉しめる出来でした。
なお、中国語のアフレコはいまいち、字幕は時折、読み切れないうちに消えたりするので、よくわからないところも少なくなかったです。
絵は、動きは、凄いぞ
人間と共存しようとする妖精と、人間から住処を取り返そうとする妖精の争いの話。
中国アニメもここまで来た!ってことを目の当たりにできる映画。造形も動きも効果も、もうまったく遜色ありません。
キャラクターも、愛らしい、クール、猛々しい、いずれも見事に書き分けられて、お見事!
今回はチネチッタの LIVE ZOUND での上映だったこともあって、音の迫力もバッチリ。
あとは、脚本かな。プロットも面白いと思えたのだが、それを各シーンで描いていく部分は、まだまだよくできるんじゃないだろうか。
ムゲンとシャオヘイの心の通じ合い、フーシーが大義のために感情とは異なることを行う矛盾を超える決意など、もっと描けたら傑作になったんじゃないかな、と思えた。ロードムービー部分は、時々眠かったです。
それでも面白かった。
2020/11/8 追記
最近、"いいね" が来るな、と思ったら、吹き替えつけて、よりメジャーなところで再上映になってたんですね。おめでとう!
なかなか面白いけど
あなどるなかれ!驚きのクオリティ!
仲間からのオススメで、中国アニメ作品だと言うこと、徐々にジワジワと公開館が増えていること、カッコいい映画だと言うこと、以外の情報なく観に行きました。
結果、こんなにあっという間の時間を爽快に心満たされて過ごせた映画は久しぶりでした。素晴らしいクオリティ!!
シナリオ、世界観、キャラ設定・運用、アクション、スピード感、カメラアングル、カッコいいとカワイイのブレンド具合、ともに素晴らしいと思いました。
極悪一辺倒の敵役はなく、心底からの外道がいないところも観ていて気持ちがいい。
声優さんのクオリティは正直わからないはずなのですが、後半は字幕で観てることを忘れ日本語に吹替られていたような錯覚を起こすほど没入できました。
唯一、キャラの名前が頭に入ってきにくいのは、こちら側の脳ミソキャパの問題(笑)
視聴後は、多幸感とともに『これは「アニメは日本の文化」「クールジャパン」「日本のアニメは世界一」などと慢心していると、あっという間に追い抜かれるぞ』という危機感すら感じて帰ることとなりました。
生まれて初めての中国アニメがこの映画でよかったです。この先、食わず嫌いが減りそうです。
そして日本のアニメ産業にも引き続き世界トップレベルで頑張って貰えるために、公式にお金がちゃんと入るように意識にして行動しようなどと思う副産物まで頂いて来ました(笑)
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