「アニメは国境を越える」羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来 はなもさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0アニメは国境を越える

2020年11月25日
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中国のアニメと言うと、白蛇伝しか見た事がないけれど、この映画は昔の東映TVアニメを見ている様である。
 例えば、顔の表情だったり、風景の色合いがちょっとレトロな感じだけれど、お定まりの戦いのシーンは、とてもスピィーディ、かつダイナミックである。そして、何と言っても吹替の声優が素晴らしく、登場人物に豊かな命を吹き込んでいた。
 最初に出てくる猫のシャオヘイは、目玉猫に描かれていて、はっきり言って、かわいらしい感じではないが、子どもになったシャオヘイがとても愛らしく、ほっこりしたこどもの体型と表情、そのギャップがとても良い。

 話自体は、お決まりのパターンで、妖精と人間の戦いと言った所。それぞれが共存して生きている世界を描いていた。
 余計なお世話だが、共存しているその在り方を見て、現在の中国と香港の事をふと思ってしまった。

はなも