「人間と妖精の共存がテーマ・・・何を見せられたんだろ?とにかく凄いアニメ」羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
人間と妖精の共存がテーマ・・・何を見せられたんだろ?とにかく凄いアニメ
ストーリー的にはジブリっぽい自然をテーマとしたもので、キャラ的には高橋留美子風でクライマックスは『AKIRA』風だった(喩えが古いか)。シャオヘイの普段の姿は目玉の大きい黒猫なのに、少年に変化したり、巨大な化け猫に変化したりと面白い設定。人間たちにイジメられているところをフーシーたち妖精によって助けられ、初めて寝床を与えられたと大喜びのシャオヘイ。しかし、人間の“執行人”ムゲンが彼を連れ去ってしまうのだ。
執行人ってなんぞや?連れていかれる“館”ってなんぞや?わからないことだらけだが、とにかくスピード感があり、謎を追いかけていくうちに“共存”というテーマが浮かび上がる。かつて妖精たちが住んでいた森も乱開発により人間の街と変化を遂げた様子や、狭い森へと追いやられ、館を攻撃しようとする妖精。そして術として“領域”だとか、それぞれの属性を活かした技も炸裂するのだ。
結局はムゲンだけが人間なのか?それでもって最強?と疑問符だらけの頭もクライマックスで爆発させられ、スッキリはしたけど、思い出そうとしても思い出せない。派手だった空気感だけが残ったのです。そんな話なのに最後には涙が出てきました・・・
なぜか観客は若い女性が多い。おっさん客も多かったのですが、いかんせん登場人物に女子が少なすぎ!セクシー度とか言う以前に、女の子キャラが少ない・・・これじゃおっさんファンはつかないな・・・と一抹の不安を残すが、続編があるなら観てみたい。
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