「完全に論点が違う!」映像研には手を出すな! おじさんの映画レビュー(感想・評価)
完全に論点が違う!
いや、酷い。最後まで観るのが苦痛だった。
アニメを観てから観たので余計に。
そのくらいアニメの出来は、近年稀にみる良作だったので。
乃木坂云々という問題もあるが、一番の問題は監督です。
一体原作の何を見ていたのか!?完全に論点が違う!
アニメ製作のしくみ、大変さを分かりやすく描いてるものに対して
映画は何故か、映像研対生徒会という図式を前面に描いている。
だから主人公達のアニメへの拘りや情熱が、全く伝わってこない
・・・というか、全く描かれていない!
それでもまだ、作品として楽しめれば許せるが、
その演出力のなさというか、チープさというか、幼稚な演出!
全く笑えない!物凄いすべっていてシラケる。
出演者達も演技のクセが強く、観ていてウンザリ!
(↑これも監督の演出なのだろう)
もう、目も当てられません!
俺は開始10分で観てるのが苦痛になりました。
主人公3人のキャラ作りも酷い!
齋藤飛鳥は演技の上手い下手は別として、
自分なりにキャラ作りをしていたけど、
他の2人に関しては、全くキャラ作りしていない!
ただ普通に演じているだけ。プロ意識に欠ける行為だと思いました。
こちらもアニメを観たから余計にそう感じてしまうのだろうが・・・
そのくらいアニメ版は声優達も素晴らしかったのです。
特に伊藤沙莉!本当に素晴らしかった!
彼女は女優だし、風貌もキャラに似てるので、
出来れば実写も彼女でやって欲しかった!
多分、乃木坂ありきの企画モノだったのだろうから
その点では監督に同情するが、それにしても、
アイドル映画としても成り立っていないし、
作品としても幼稚で中途半端な出来で酷いし、
見るに堪えないです。
「乃木坂メンバーの顔見ているだけで幸せ💛」
という人だけどうぞ。