「背負っていくしかない?」「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択 かぷちさんの映画レビュー(感想・評価)
背負っていくしかない?
生涯をかけてヤマトを追う者として、半ば義務として観て来ました。
やっぱり2199パートは良いけど、2202パートはダメだなあ。
自分初め、ヤマトは旧作「パート1」と、「さらば~」までと思っている人は多いと思う。
実質「ヤマト2」のリメイクである「2202」がコケるのは自明の理とも言えるが、それにしても…
「2199」と「2202」を続けて観ることで、尚更その差を露呈しているようだ。
「2202」って、こんなに分かりにくい、スピリチュアルなストーリーだったか?と、あらためて思った。
ヤマトの骨子は松本零士の魂が注入された時に作られたと思っているので、そこから離れれば離れるほど、ヤマトの形をしたグチャグチャした別の物になって行く気がする。
私が「2202」を良かったと思う点は二つ。
ひとつは旧「パート1」は希望の物語であり、「さらば〜」は絶望の物語であることを、定義づけたこと。
もうひとつは「逃げ場のない解決しようのないことなら、背負っていくしかない。」という、土方さんのセリフに共感出来たこと。
これって商業目的の悲しいシリーズに付き合うヤマトファンの心情じゃん!?っと…
宇宙戦艦ヤマトを名乗る作品に、こんな評価を付けるのは辛いですよ。
特攻の無い「さらば~」のリメイクが観たいです。絶望を希望で跳ね返すヤマトが観たいのです。
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