私の知らないわたしの素顔のレビュー・感想・評価
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ジュリエット・ビノシュってやっぱ凄いと思わせる映画
アマプラで鑑賞。
ドンデン返しが凄いという触れ込みだったので観てみたが、自分的にはそこまでのインパクトを感じることはなかった。
実際よりも若く美しく偽ったり、会ってもない相手に本気で熱を上げるというのはSNSではあるあるの話かと思うが、男女の関係なのでやはり行き過ぎてしまうと何かしらの悲劇を巻き起こすと言うことなのかも知れない。
主演のジュリエット・ビノシュは「存在の耐えられない軽さ」で初めて見た時に、見た目のうぶさに反し奔放で情熱的であっけらかんとした演技に衝撃を受けたが、本作では年の離れた若い姪に旦那を奪われた事から精神を病み、年齢や老いへのコンプレックスに悩みむ中年女性を時には美しく、時には醜く見事に演じている。
ヨーロッパ、特にフランスの女優さんはハリウッドとは違い、年を取ってもありのままの美しさを尊重する文化があると言われているが、還暦近くになってもスッピンのアップを世に晒し、若い男にのめり込む情けないおばさんを演じきった女優魂には最大の賛辞を送りたいと思う。
(本人はそんなこと微塵も思っていないかも知れないけど)
聞いてたフランス文化と違う
雛なるものを愛でたがる日本人性に対して、成熟した女性の価値を評価するフランス文化と聞いてたし、実際マクロンも年上の元担任教師と結婚してるし、やっぱりフランスって良いよねーと思ってたのに、なーんだやっぱり若い女性がチヤホヤされてまぶたがたるんだ中年女はだめなんじゃん。とまあこれを知れたのは勉強になりましたが映画としてはあんまり面白くない。Facebookで知り合った相手と会いもしないのに熱上げる男がウブすぎてちょっと引く。フランス語がどういうものか分からないけど日本語だと50代が20代の言葉使うのはほぼ不可能だよね。大学教授で若者と常に触れ合ってるからそのへんはクリアできてる前提なのかしら?まあなんか全体的にムリがたたった感じの映画よね。
SNSってホントこうだよなぁ。 リアルな知人の女性が、おまえ誰だよ...
SNSってホントこうだよなぁ。
リアルな知人の女性が、おまえ誰だよ???って言うくらい画像修正して、またそれに群がる輩・・・。
生まれてからネット環境で育ってくると、近い将来。リアルな恋愛はなくなっちゃうかめね。
静かな怖さ
序盤を見るかぎり全くサスペンスぽくないなとみていましたが、ラストが怒涛の展開でした。
なかなかストーリーが難解でなんどか、迷子になったりしましたので、これから見る方は要注意。
女性の嫉妬からくる行動と執着心が、静かな怖さとして伝わる映画でした。
ビノシュのファンなので
ビノシュのファンなので観て、その点では楽しめました。お話は、ビノシュの容貌とぴったり来てなくて、ピンと来ませんでした。医師のみなさんは医師目線で深読みすると楽しいかも。エンディングも謎でしたが、ボーマン医師がどういうキャラクターなのかが、大きな謎として残りました。
理解はしかねる
SNSにそこまでのめり込んだことはないので、ちょっと共感はできない。年齢を偽りたい気持ちはわかるけど、ちょっとサバ読みすぎだよなあ、結局続かなくなる。
クレールが何故心療内科に通うことになったのか、終盤入院したらしいが、なぜなのかもう少し解ると良かったかも。
アレックスが死んでいなくてよかった。
50代の女が24歳と偽ってSNSで若い男とコンタクトを取る。 現代...
50代の女が24歳と偽ってSNSで若い男とコンタクトを取る。
現代にありがちな設定で、すんなりと物語に入れた。
男がフラれて自殺したと聞いた時はぶっ飛んでしまったが、実際は生きていてよかった。
ただラスト、男が生きていたことを知った女がすぐに電話をかけているシーンはちょっと恐ろしかった。
じつは.....面白くない
閲覧予定の観覧実施結果.....はぁ......?
何だこれ?と思いませんでした?
ネタばれになるから、あんまり書けませんが、テーマがサッパリわからん。全然スッキリしない。途中、妄想も入れるから、余計腹立つ。ストーリーを作る上で妄想、夢オチは禁止の認識だったが平気で入れて来るんだ。多重人格系の話とか、もう良いっーーの。この映画見たの失敗でした。良く評価入れるって話です。アウト作品のフォルダ行きです。二転三転って、そんなの最後に本当は....って何だよ。どうでもなる話でしょう?最後に本当は、こうなんです。でもその本当は....ってバカじゃねぇの?
追加、文句です。まだ書き足りない💢
ドンデン返し映画で紹介されていましたが、これドンデン返しじゃありませんから。昔、日本のドラマ「赤いシリーズ」山口百恵さん主演でしたが、本当は兄弟でした⁉️のたぐいで「じつは...」はダメよ。何でも出来る。じつは20年前の殺人鬼の弟でした。じっは全部ウソでした。
じつは私、女です。じつは私、妖怪です。キリ無いですね。失礼しました。
珍しく長文になってしまいました。
こんな映画すすめてるんじゃねェよ。レンタル料500円損した。
最後になって。
ラスト30分までは、よくある内容。ラスト30分は話が急激に展開する。もうちょっと早めになんとかならんかったものか。にしてもジュリエット・ビノシュ。綺麗な一面も見られれば、やっぱ年取ったなぁとも思われるショットもあり、二面性の面を垣間見た気がした。
まっ逆さまぁ~に⤵
病みから闇に堕ちて・・
こんなに美人で大学教授という地位もあり、充分リアル恋愛も可能な中年女性がバーチャルワールドにハマってしまうとは・・
この先ネット依存に陥り病む人達が間違いなく増え、心理カウンセラーが足りなくなる末恐ろしい未来も否めない・・
そんな警告も含まれてる感もありましたね😅
・・が、ビノッシュ元来の美しさと品の良さが
成り済ましに堕ちる色情ババア感をさほど感じなかった私であります・・
この作品を観る前に「イーディ83歳・・」を観賞してたのでクレールに言うならば
「山に登れ!!」😁
SNS恋愛
クレールが結局どうしたかったのかは分からないけれど、実際にこういうなりすましはあるんだろうなぁ
偽りと割り切っている分にはいいけど、のめり込んで本気になったクレールは現実のものにしたかったのか
クレールが精神的に病んだ理由も大体予想が着いていたけど、妄想ドラマが終わった後、どういう結末になるのかと思って観ていて、ラストで真実を知ったらそうなるだろうと思っていたらやっぱりなという、それはそれで空恐ろしくなった
切ないですね
50代の大学教授がSNSの世界でバーチャル恋愛にはまっていくお話なんですが主人公のクレールは是枝監督の「真実」でドヌーブの娘役をしていたジュリエット・ビノシュが演じてます。もう少しオバさんか不細工な人の方がリアリティあったかなあと、若い男にふられても普通にモテそうな女性なので切実さが感じられないかなと思いましたが、作品は最高に面白かったのでオススメです!
若い彼氏にフラれた失恋の寂しさを埋めるためにFacebookで「24歳のクララ」に成りすましたクレールは、元彼の友達アレックスという男性とつながるが、偽装クララになりきってアレックスとのバーチャル恋愛にハマってしまい、会いたいとせがむ男と会いたいけど会えない女の攻防が面白いです。クレールが精神カウンセラーに自分の状況を告白していくんですが、途中から妄想劇にもなり楽しい展開でした。いくら歳をとっても恋愛は人を狂わせるんですよね。素晴らしくもあり恐ろしいですね。日本でも以前、不良外国人の男にSNSで騙されてお金を送金する年配女性達の被害ニュースがありましたが、金髪のイケメン米国軍人の顔写真を信じてSNS友達となるんですが実は南アフリカのイケてない男が適当な写真で偽装してるんですが、、切実な話なんですが笑えました。まあ似たようなお花ですね。さすがに今はSNSリテラシーが上がって証拠もなく人を信じてしまう人も少なくなってきたように思いますがSNSは便利な反面、家族や友人とのコミュニケーションを破壊して、承認欲求や依存化を進め、個人情報をさらけ出し、スティーブ・ジョブズやザッカーバーグには悪いけど、今思うとSNSとか無い時代の方がにんな幸せだったように思います。
ジュリエット・ビノシュ祭り その3 恋愛依存症のサイコパス熟女をみごとに演じる 半分は地で行ってるかも
二転三転する構成で、最後まで引っ張ってくれます。よく練られているなぁ。
私の知らないわたしの素顔という邦題はいいと思いますけど、この人知ってますよ❗
何回か繰り返される精神科医との面接はどっちが患者かと思わせるふてぶてしさ。精神科医は同年代の女医さんで、なんともお気の毒。クレールの前の主治医(突然亡くなったらしい)はおそらく年上のベテランの男性医師だったのだろうと、勝手に妄想。自分で書いたアレックスとの私小説を読まされた女医さん、普通、呆れるでしょう。あたしはあなたの主治医なんかできないと、毅然たる態度で怒ると思いますよ!でもそれじゃ、あのラストは生まれない。
冒頭からの都会の夜景をバックに天井まであるマンションの広い窓ガラスに手をついての立ちバックシーンはインパクトありました。「ハイライフ」同様、背中で魅せてくれましたが、いきなりそうきたか❗かなりの上級者。倍も年下の相手にようやるわ。いや、倍も年下相手だからこそやるのだという気概を感じました。やはり、あなたは知っているのです。
以下、 ネタバレに極めて近づくので、
観てないかたは、見た後で読んで下さい❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗❗
あらかじめ、予備知識としてあったルームメートのアレックスをフェイスブックで調べ、若い女性になすまし、チャット機能をフル活用して、電話番号を書かせる。そして、スマホを2台用意する周到さ。電話をしても、なかなか会わない(会えない)。結果焦らすことに。これは、相手の脳に声を刷り込むことになる。メールだけでは味わえない報酬となる。前の男と寄りを戻したいみたいなことはさらさらなく、元カレへの復讐も兼ねているとあたしは見ました。
駅のシーンは二度繰り返される訳ですが、洋服やメイク、表情や仕草が違う(お見事)。でも、全く気付かれず。でも、淡い期待があったでしょうから、がっかりするのは当然。
二度目のシーンはいつもの眼鏡に地味なコート姿です。こっちは妄想小説の映像化シーンのほうです。しかし、現実的なのはこちらのほうで、がっかりしているアレックスにつけこみ、見事に合体に成功する。バストもキレイでしたが、もしかして、別の女優かもしれません。
不用意なのかわざとなのか疑う余地もありません。そのあとの別のスマホをアレックスが見つけるシーンからの自殺的エンディング。これは、主治医に読ませるためのものなので、少しは良心の呵責がありますよ、やましいうしろめたい気持ちがありますよ的なポーズと見ました。
崖っぷちのドライブシーンはドローンだと思いますが、綺麗で怖かった。
そして、最後のスマホはクララになりすましたあのスマホ。オオッ、こわっ。
真似しようと思ってる人いるかも。 失敗して、落語の時そばみたいになるかも知れませんね。
一番後ろで観ていたカップルの何組かは
ねぇ、○○君、ああゆうオバサンに誘惑されないでね。気をつけてね。誰にでも親切なんだから
ははは、大丈夫だよ。君こそ、オバサンになってあんなことすんなよ。
しないわよ。
でも、これから渋谷のセルレアンタワーが見える夜景の綺麗な部屋でしたいわ。
なんて、言ったかも
大人だってしんどい
フランスの女性は若い時分には、年配の男性と付き合い『いい男』を理解する。その後、経験を積み重ねた後には、若い男性と付き合い『いい男』を理解させる。塩野七生がそのような趣旨のエッセイを書いていた。恋愛を楽しむのにこんな最適なシステムは無い。
他方、主治医のボーマン先生のように、仕事を積み重ねる過程で恋愛への情熱を失う女性もいる。若さを失うかわりに、経験が成熟へと導く。そのようにして人生は豊かになる。
ミヨー先生は恋愛を積み重ねた後に人生の伴侶を得て、そして失う。誰もが喪失の痛みを昇華できるわけではない。人生の黄昏を迎えた時に襲う無力感をこの映画は、痛々しくそして美しく描いている。
『トクサツガガガ』の仲村さんのように、アイデンティティを破壊しかねない一撃は後を引く。何かに執着することを周りの人間は否定しがちだ。この映画は、そんな責任をとらない第三者の言が人生に何ら寄与しないことを教えてくれるのだ。
女心の闇を見せつける
なんともはや、ブラックな少女マンガみたいな作品である。決して悪い意味ではないが、それほどいい意味でもない。
フランスでは恋愛に年齢は関係ないというのが常識で、中年以降になっても堂々と彼、彼女の話をする。それは多分いいことだ。シャンソン歌手のコンサートのトークで聞いたが、フランソワーズ・モレシャンは80歳近くになってもきちんと化粧をして赤いワンピースを着てハイヒールを履いて、これからデートなのと言わんばかりに艶然と微笑んでいたらしい。性に開放的なフランス人ならではのエピソードである。とても洒落ている。
いくつになっても恋の炎を燃やすのはいいのだが、肉体は必ず衰える。恋は上手くいっても性行為は上手くいかないことがある。歳を取れば尚更だ。老いのもどかしさがそこにある。
人体の耐用年数は50年ほどだそうだ。従って本作品のヒロインは減価償却を終えている。しかし精神は若くて、まだまだ若い男と恋をしたい。現実にはかなり難しいが、ネット上のバーチャルならそれが出来る。
ジュリエット・ビノシュが演じた主人公クレールは、知的な職業の人らしくSNSを縦横無尽に使いこなし、ゲームのように人を手玉に取る。嘘と嫉妬と自尊心のゲームだ。
しかしゲームには必ず落とし穴がある。その落とし穴はクレール自身が掘ったものだ。つまり、どれほど愛されていても、更に相手の愛を確かめずにいられない女心の闇である。クレールはその穴にみずから嵌まってしまう。
ジュリエット・ビノシュはやはり凄い女優である。常人は人生で稀にしか遭遇しない女心の闇を、本作品ではこれでもかとばかり見せつける。
女の言葉にはそこかしこに罠が散りばめられている。人を試し、欺き、そして支配するためだ。少女マンガの台詞はそういう言葉で溢れている。女心の闇も、人生の真実のひとつである。恐ろしいと解っているその深淵を、誰しも覗き込みたくなるのだ。
本作品はストーリーも人物の相関関係もよくできている。自分のはじめたゲームに翻弄されつつも、次の一手を繰り出していくヒロインから目が離せない。エンディングでは深い溜め息が出た。
クーガー女
若い彼氏にフラれた寂しさを埋める為、SNSで身分を偽り若い男にちょっかいを出した50代の大学教授が、のめり込んで行く話。
SNSでの擬似から始まった出来事を振り返りカウンセラーに楽しそうに語っていくという流れだけど、これって何の治療のカウンセリング?
男には理解出来ないのか、恋愛映画が得意じゃないタイプの自分だから理解出来ないのかは判らないけど、出だしが偽りの時点で何を期待しているのか???
楽しそうに語る心境も判らないし、序盤で語っていた始まり方と、最後に語る理由付けが違うし後付けが過ぎるし、妄想小説も何をみせたいのか理解に苦しむ。
そこがサスペンス何ですかね。
結局、最初から最後まで人の気持ちは考えようともしない自分大好き自己中女にしか見えず。
そういう意味では不気味だけど、それをみせたいであろうつくりでもなく、その割には何故か結構みられたけど、自分には合わなかった。
全24件中、1~20件目を表示