ブレイム・ゲームのレビュー・感想・評価
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本当の諜報員は役人風?
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主人公の中年親父マーティン(ロナルト・ツェアフェルト)はドイツ連邦情報局BNDの中央アジア担当のエージェント、語学は堪能なようですが007のようなカリスマ性もなくどちらかと言えばジャック・ライアンに近い分析官でしょう。
さすがドイツ・リアリズムというべきか、地味ですが本当の諜報員は政府機関の一役人風と言う描き方は斬新でした。
敵役と思われた新参上司も所詮自分も捨て駒と悟り造反に手を貸すあたりは痺れます、日本の忖度官僚にも開き直って欲しいものですね。
宣伝文句では巨大な陰謀とありますが軍需産業との癒着は良くある話だし早々にネタバレするので黒幕を追い詰めるサスペンス感は希薄です。
というか、そもそもそちらの方は端から狙っていないようで、特色は事件解決の落としどころの現実感、原題のDas Ende der Wahrheit(真実の終焉)が表すように小悪は制裁されるが根本的には何も変わらない今の国際政治力学に物申したかったのでしょう・・・。
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諜報員にしては…
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脇が甘いというか、シャープでないと言うか。。期待していなかったため、途中よくわからない部分もあったけど、思ったよりは楽しめた。結局娘はどこいったのか?警備員に出口はどこか聞き、ラストは辞職したのか?巨大民間軍事会社を今更どうすることもできないのはリアリティあり、わかるけど、一味だった女上司に任せて良いのか?すっきりしなかった。
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