劇場公開日 2019年11月30日

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「【古から人間の生活に深い関りを持ち、特別な存在である馬。「ばんえい競馬」や木材を運び出す「馬搬」など馬と人間の営みを通して、消えゆく文化と受け継がれていく文化を描くドキュメンタリー作品。】」馬ありて NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【古から人間の生活に深い関りを持ち、特別な存在である馬。「ばんえい競馬」や木材を運び出す「馬搬」など馬と人間の営みを通して、消えゆく文化と受け継がれていく文化を描くドキュメンタリー作品。】

2022年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー 笹谷遼平監督は「山歌」を鑑賞した時から、気になっていた監督である。滅びゆく文化、人々にスポットライトを与える作風が、独特だからである。-

◆感想

・今作は、北海道や東北地方で馬と共に過ごして来た人達の姿が、馬と共にモノクローム映像で描かれている
 それは、北海道の「ばんえい競馬」であったり、今や機械に変わりつつあるや馬を使って木材を運び出す「馬搬」の風景など貴重な映像である。

・印象的なのは、随所で、”人間が一番悪い動物だ。戦争ばかりしている。それに比べ、馬は美しい”と言う言葉が聞かれる事である。

・チャグチャグ馬コ、“馬の神”オシラサマの成立に関わる哀しき話、馬頭観音・・。

<民俗学が好きなモノには、タマラナイ作品。今度は九州地区の民俗学に光を当てた作品を制作してはくれまいか、笹谷遼平監督>

NOBU