「スパイアクション全部盛りカレー」WAR ウォー!! 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
スパイアクション全部盛りカレー
007、ミッション・インポッシブル、ワイルド・スピード、その他諸々のスパイアクションをごたまぜにして、インドの踊りとバタ臭さをまぶして強火で揚げたような映画です。
とにかく定番のアクションをこれでもかと詰め込み、それをハイレベルな肉体と案外金かけてるCGでド派手に魅せる!
予算が相当あるのか色んな国へ飛びに飛ぶ!
アクションしてない間はだいたい踊ってるかキメ顔!
ハリウッドならおそらく「洗練されてない」と言われ、しかしインドだとなぜか似合ってしまう、ちょっとくどいくらいの力押しっぷりがもはや心地良かったです。
ストーリーもわかりやすい範囲で二転三転し、スパイものっぽい雰囲気を出すことには成功。
細かいツッコミどころは山ほどありますが、シンプルに面白かったです!
…とここまで褒めておいてなんで点数がこんなもんかというと、アクション面のラスボスがイマイチ過ぎた、これに尽きます。
以下、若干ネタバレを含みます。
アクション面のラスボス、観客としては「ポッと出の雑魚」なんですよね…
そんなんと死力を尽くされても、主人公側の格が落ちるだけというか…
そもそもそんなトリックなら、そんな細かい伏線じゃなくて普通に分かるだろうという…
まぁ意外性はありましたが、長い映画の最後の最後を飾るにはちょいと力不足だったかなーと。
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