カット/オフのレビュー・感想・評価
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長くてグロくて面白い
グロいしエグい。
ストーリーは割と好きなタイプ。全体的には面白かったと思う。
しかし主人公の他にリンダにもかなりスポットが当たってちょっとバランスが悪い。そして結局彼女の元彼なんだったの?のまま終わる。
いかにも怪しそうで関係なさそうな人物をちょいちょい挟んでくるので面倒くさいところがある。インゴルフとかね謎があるようでないようであるのか不思議な存在。
最後にちょっとしたどんでん返しがあったけれどアマプラで観たので前半に戻して確認。これから観る人は気を抜きませんよう。
脚本が良いミステリー
ドイツ産ミステリー映画。
解剖した遺体からメッセージが書かれた紙が出てきたシーンで「これは『ジェーン・ドウの解剖』のようなオカルト物か!?」と思ったら、普通にクライムミステリーだった。
「誰が?」「何の目的で?」という謎が徐々に明らかになっていく脚本が良く出来ている。
全体的に伏線や人間関係が複雑だが、それをラストに向かって1本の線にまとめあげる手腕は同じドイツ産の『DARK/ダーク』にも通じる物があり、じっくりと鑑賞するのに向いている。
絵作りは北欧映画のように重厚で寒々とした感じ。アメコミ映画でいえばザック・スナイダーのような色味が近い印象。
主人公の検死官ポールを演じるモーリッツ・ブライブトロイもいけ好かない所がありながら味があり、巻き込まれ型ヒロインのリンダを演じるヤスナ・フリッツィ・バウアーも事件を通して強い女性に変わっていく姿を好演している。
こういう過去に公開された面白い作品に出会えるのも配信のメリットだと思える一作。
つめこみすぎじゃない?
もう途中から嫌気が差したけど、乗りかかった船最後まで見たけどさ、復讐の小気味よさもないし、あの金持ちホントになんの悪意もないやつだったの?だとしたら行動がひどい。話を引っ掻き回したいために脚本の無理が過ぎる。今風のゴテゴテ詳細こだわらないドカドカムービー。そもそも少女暴行ってのがドギツすぎるし、あんな目にあって翌日娘ニコニコ冗談言えるって精神強すぎんだろ。
サイコホラーサスペンスの良作!
だるむことなく一気に鑑賞
サイコホラー・サスペンス好きにはたまらない作品でした!
最後のほうで謎が解けていく感とラストが秀逸
金持ってるのにいい奴(ネタばれ要素)とか最高ですか
これは何回も観ちゃうやつです
雰囲気的にはシャッターアイランドかなーと(あっちの方が好きですが)
なんかややこしかった
気弱なトムハーディが観れると思って見ていたら
違う俳優だと気づいたが
そのまま最後まで鑑賞。
映画としてはよく作られていて
観ていて飽きない。
しかし、少しややこしい。
そこまで真剣に観てストーリーを追うには
スリラー描写が多すぎると思う。
解剖シーンが挟まることによって
観やすくなってはいるが
独房のようなところのライトの明滅が
ポケモン光線のようで、目に毒だった。
面白くなくはないが、まどろっこしい殺し方をするなぁ。
って感想。
衝撃的な面白さ
とても面白かった。あまりにも生々しい死体解剖シーンの数々には思わず目を背けたくなった。一筋縄では行かないストーリーも秀逸で,映像を駆使した時間差トリックは,かつての「Saw」シリーズを彷彿とさせる。
オチ明かされてないよね?
かなり面白かったけど、複雑で謎が謎のままで分からないことが多かった。
時系列を入れ替えたり、登場人物の容姿を似せたりして
見ている側が混乱するように出来ているようだった。
その点はちょっとズルいと思うのだが、主人公のポールが
解剖を直接できなくて通りがかりの素人に無理やり携帯で
やらせるとか中々面白いシチュエーションが多かったり、
インゴルフという謎の金持ちがめちゃくちゃ怪しいのにちょっと
彼だけコミカルだったり、様々なシーンで捻りの効いた演出が
多かった。
ただ分からないのが、殺人鬼のエリックが鍵を探していたが、
エリックが主犯であればガギを探すというのはおかしいから、
さらに黒幕が居ると思うのと、フィリップの妻の頭にあった
ハンナの電話番号を誰が入れたのだろうか?
エリックがそんなことして得をする事はないし、
夫のフィリップは同時期に自殺しているわけだから
それもないし、万が一夫の方が後で死んだとしても
自分の妻の頭に電話番号を入れるとか到底できることではない。
そうなるとインゴルフが怪しいのだが彼は凍った湖に
落ちて死にかけたわけだ。あれはポールが助けられない可能性もかなり
大きいので夏ならともかく冬にやることはあり得ないと思う。
どう考えてもエリックの言動は誰かに操られている感じであって
黒幕がいる事は間違いないのだがその辺がどうも明らかにされてないのが
スッキリしない。
ただ謎のままでわかりづらい部分も多いのだが
飽きさせない展開や演出で最後までハラハラして見られた。
中々大当たりのミステリーでした。
サイコ系?サスペンス系?いや、中途半端系…
サスペンスなんだけれど、どれだけ遠回りするのか?
そんなに複雑な展開を計算出来るとはとても思えなく、観ている途中から考えるのが面倒になっていった。
終盤になって複雑さが増しつつ、エンディングに掛けてモヤモヤが残る事態…
系統と中途半端だし、個人的には全くダメだった。
無茶ぶりミステリー
DV男からの避難先として孤島に滞在しているコミック作家のリンダ。その彼女が何の因果か死体と遭遇した上に、死体の解剖をする羽目になってしまう。メチャクチャな設定なんだけど、テンポもいいから引き込まれてしまう。
過剰なくらい複雑なミステリー構成になっていて、やりすぎ感がしないでもない。それを払拭するのが、途中から登場するインターンのインゴルフ。この男が怪しすぎるくらい怪しくて、どうしてもインゴルフの挙動に目がいってしまう。ここがこの作品の上手いところ。
最後の最後になんかあるだろうなと思ったら、やっぱり来た。
疲れた…
死体の中から次から次へと、手掛かりが。。特捜部Qシリーズを思わせるような陽も暗く極寒な地で猟奇的シーンが続き、ハラハラドキドキ引き込まれる。いったい、誰が犯人なんだ!?インターンがかなり怪しいと思ってたし、まさかのエンダか?と。リンダのストーカーであるダニーとどう繋がるのかなど色々ミスリードあり、考えてしまった。結局ダニーは出てこず。この映画が新しいのは検視官が解剖するのではなく、たまたまスマホ拾ってしまったリンダに遠隔操作でやらせること。。いくら命掛かってると言っても見ず知らずの人の指示に従い、ましてや死体を解剖するってできない。一番の功労者はリンダ。そしてインターン。冷たく当たられて可哀想になるし、ポールに近づいた理由がてっきり娘の実は彼氏だったとかではなく、自分の財団が支援する団体の理事長になってほしいって、なんだそりゃ。。ラストやはり、エリックはヘリにいたなと。最後の最後まで疲れた。結局首謀者はポールの元同僚とマフィアで、それぞれの娘をエリックに殺されたことの逆恨みから、エリックを使ってポールを嵌め、ポールが法を破り、娘を探すことで、達成したと思い、エリックを殺し、自殺するけど、何とエリックは生きていたということ。
スリルを味わいたい人には持ってこい作品。
久々のモーリッツ・ブライプトロイ主演のスリラー。
無理やりスリラー仕立てに展開するも、これは観終わってからの感想。
観ている間は、思う存分、怖さを楽しめる。
ストーリーは雑ではありますが、スリルを味わいたい人には持ってこい作品。
一般人に解剖は無理です!
24歳の漫画家の女子に、いくら切羽詰まった状態とはいえ解剖させる無茶振り。出来る訳ないじゃん🥵でもこの子はやってしまうんだけど💦
娘を助ける為に必死なのはわかるけど、何故彼女にやらせる?エンダーにやらせればいいのに。
登場人物がみんな怪しく思えたり、ストーカーの彼氏の話があやふやなまま。犯行の流れや事の顚末の説明が慌しくて、録画で観ていたから繰り返し観てやっと理解できた。(私の理解力が足りないからだろうけど)映画館で観ていたら???だったかも!
誘拐犯と復讐する側との攻防、復讐者の謎解きを主人公達が解いていく様は面白いが、解剖のグロいシーンのが印象に強い。
面白い作品でしたが、少し詰め込み過ぎのようにも感じました。
娘を誘拐された監察医が、遺体に隠されたメッセージを辿り娘を探す物語。
良く出来たサイコサスペンスです。
サスペンスの部分もしっかりとしていて、最後まで飽きることはありませんでした。
特に意図不明の同行者、遠隔で協力する女性の存在が、物語を引き立てます。
ただ逆に、色々と盛り過ぎているように感じられます。もう少し引き算をしても良かったかもしれません。例えば、解剖シーンがやたらと出てきますが、「グロ」が前面に出過ぎていて食傷気味になってしまいました。
そんなものがなくても、とても面白いサイコサスペンスだったのに、勿体なく感じました。
サスペンスホラー好きにオススメ!
ホラー映画は、似た様な物が多く
私の評価基準は斬新か否か
私的にはクライモリ以来の高評価!
この作品は途中で、小説の方が面白いだろうな
もしかして、映画化?
と思い検索してみれば、やはり、原作小説ありき
日本では珍しいドイツ映画なので
背景が分かりにくいが、それを踏まえても
中々の作品
サスペンス・ホラー好きに観てほしい!
満喫すること間違いなし
ネタバレは先に読まないこと!笑
小説を是非読みたいが
現時点での翻訳本は見当たらず
同作家の他作品読んでみます^_^
解剖学のお勉強
途中まではスリリングで、2本の線が謎を残しつつも娘ハンナを救おうとする検視官ハーツフェルド教授の必死さが伝わってくる。おとぼけ役でもあるインターンのインゴルフもいい味を出していた。
これほどまで解剖映像を見せつける映画も珍しい。特に中盤までのハーツフェルドの電話の指示だけで遺体を解剖させられるリンダの様子が面白い。車を運転するのはなぜかインゴルフ。その電話の内容をすべて聞いているから彼も解剖学の勉強になっただろうし、リンダは医者になるつもりはない漫画家なんだから、そのシーンをコミカルに描くことだろう。ブラックジャックか!
性犯罪の罪が軽いため復讐に燃える元検視官イェンス。3年8ヵ月で出所した犯人ザンダーの映像も不気味であり、軽くミスリードを誘うシーンばかり。結局は誰に復讐したいんだよ!と言いたくもなる展開はとにかく混乱させるだけなのです。終盤になってからヘンテコなヤクザを登場させるんだから・・・
まぁ、スッキリしないだけでなく、映像もゴマカシがあるような気がしてならない。ハンナの髪の色とか、ホクロの位置とか、完全に騙すテクニック。しかも犯人の舌がないことも説明になってないし、用務員エンダーにしても不死身ぶりにも納得できなかったりする。さらに二日間のブランクとビデオ映像。最も難解だったのは、最初のハンナの電話に出たのはいつで誰なんだ?ってことです。まぁ手の込んだ追いかけっこクイズみたいな手口だから、録音だとは思うのですが・・・携帯の扱いも杜撰すぎ。
まぁ性犯罪者の再犯とか、刑の重さという問題は十分伝わってくるのですが、終盤になってストーリーを触りすぎ。もっとシンプルにしてもらいたかったです。
すっきりしないミステリー。
作中でもっともカットされて目立つのが遺体である。
中々にリアルな遺体で内臓器も瑞々しい。
従って、この手合いの描写が苦手な人にはお勧めしない。
この作品では遺体は情報収集するツールなのだ。
ミステリーとしては、無関係のはずの登場人物がトントン拍子に繋がっていくので、どうなるのか気にはなるが、似たようなドラマは多いので唸るような展開にはならない。
ただ、こう言った事件が後を立たず、加害者と被害者のその後を考えると人権とは何か?と思う。身勝手に他者を傷つける、あまつさえ死をもたらす、そんな危険な獣に、人間のルールなど適用する必要はないと思う。
キャストがそんなに多い訳ではないが、エリック・ヤン・サドラーと作中フルネームが出てくるのが遅く、「エリック」と呼ばれたり「サドラー」と呼ばれたりしても誰が誰なのか?結構混乱した。
それにしてもマンガ(挿し絵)書きのリンダのど根性には平伏する。ホンマいきなり解剖は出来ん。
エンダーはホンマに可哀想。助かったとは言えツイてないにも程がある。
そしてハンナ…減らず口を叩いていたが取っ捕まってひどい目に、あれだけの被害に遭ったらフラッシュバックにやられて先々心配だ。
で、この回りくどい絵を描いた黒幕が被害者家族でしかも、加害者のサドラーを使ってやらせるとか狂気に近い。
身内ならサドラーを利用などせず容赦なく殺すべきだと思う。
イェンスの娘の事を考えると「何で?」としか思えない。
まぁホラーやミステリーに「なんで態々?」「なんでこんなにアホな判断するの?」とか突っ込んでも仕方ない。そうでなくては物語は成立しないのだから…
孤立
この原題タイトルは、「孤立」だ。
嵐で孤立してしまった孤島。
そこで人知れず発生する出来事。
ストーキングを相談できずに孤島に身を隠すリンダ。
「ストーカーは便利な言葉」
リンダは、ストーキングの恐怖を理解もせず、世間はこの言葉を安易に使っていると言いたかったのだ。
ハンナが誘拐され、脅迫され、単独で行動を余儀なくされた解剖医ポール。
娘をエリックに殺害され復讐心を募らせるイェンス。
司法や社会は存外、被害者や遺族の気持ちを汲み取ろうとはしない。
そして、映画は、リンダとポールを中心に、エンダーやインゴルフやを巻き込んで、徐々に構築される協力関係を対比さるように、事件を解決の方向に向かわせる。
僕は、このストーリーはサスペンスの形を取りながら、孤独と協力関係を対比させることに重きを置いているのではないかと思う。
特に、リンダとイェンスの孤独は、現代社会の抱える問題そのもので、僕達が見て見ぬ振り出来るようなものではないはずだ。
遺族の欲するまま量刑を決めるということではなく、社会として遺族とどのように関わっていくかも重要なはずだ。
サスペンスとしては、エリックとイェンスの犯罪を絡まった糸の塊のように仕立てたのは興味深いと思った。
ただ、映画は目を覆いたくなる解剖の場面も多く、ちょっと過剰というか思わせぶりな人物描写や、既視感の残るシリアル・キラーの異常性、そして、ありがちな展開もあって、イラッとすることもある。
でも、僕は、まあ、楽しめました。
いろんなカット!
娘が囚われた検死官ポールと、元恋人のトラウマに囚われている絵描きのリンダが、死体から得られるヒントを元にポールの娘を探す物語。
観客側には一応誰が犯人か示されているものの、その他の登場人物の言動や仕草がいちいち怪しく、度重なるミスリードもあり、どう真相に近づいて行くのか、他にも黒幕がいるのではないかと、観ているこちらも引き込まれる。
緊張感もたっぷりで、非常に好みの映画だった。好評価をしていて難ですが、イマイチ理解しきれなかった場面もちらほら。
あの鍵は、あの部屋の扉のもの・・・?
探していた「褒美」ってつまりあれのこと・・・?
最後に何故お前がそこから出てきた・・・!?
DVDとか出たら、じっくり見直して答え合わせをしてみたい。
とは言え解剖シーンはもう見たくないかな(笑)
思慮不足の回り道
最近娘と上手く行っていなかった検死官が誘拐された娘を追って推理を繰り広げていく話。
箱の中から見つかったという異様な損傷のある遺体を解剖したら頭部から謎のカプセルがみつかり、カプセルの中に娘の名前と電話が記されたメモが。
電話をかけてみると娘が誘拐された様子でそれを追っていくストーリー。
異様な死体の数々や解剖の様子等、エグさやサイコっぽさは良い感じだけど、これってサスペンスだよね?という、何故か唐突な音で驚かせるシーンもチラホラ。
死体から見つかる一つ一つのキーワードは、特に何てことなくサクサク謎が解かれて行くのに、繋ぎのパートやそこに至る流れが、詰め込み過ぎの能書きたれ過ぎでまどろっこしいし、ミスリードを誘いたいであろう余計な描写もたっぷりでテンポが悪い。
検死官が検死結果に犯人を書くんですか?作中のセリフにもあったけど、ネタばらしされても何故だかまったく理解出来ない的外れなオチだし、結局誰が?とか、何の為に?とかいう何一つ回収されないネタもチラホラ。
しっかりみたらダメなのか、しっかりみられていなかったのか…自分が理解出来なかっただけ?
雰囲気だけでかなりムリがある展開で非常に長く感じたし冗長だった。
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