MONOS 猿と呼ばれし者たちのレビュー・感想・評価
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スマホも、コンビニもない10代のソルジャー!
スマホはない、銃はある。 コンビニはない、牛がいる。 過酷な山岳地帯を警備する 少年少女ってどういう子だろうと、 あまり理解出来ないまま観に行きました。 アメリカ人博士を人質にしているもう序盤から ドキュメンタリーを観ている気分になり、 いま、この世で起きている悲劇を目の当たりにしているようで、悲しく、怖く、苦しかったです。 演技が初めての子役もいて、 より生々しい雰囲気でした。 自然の美しさと、子どもたちの悲劇の コントラストが冴え渡っていて もどかしい気持ちにもなりました。 世界は広いのか、狭くなったのか わからないけれど、勉強できる平和とか ご飯がある幸せとか、当たり前のことを 見つめなおしたり、世界で起きていることを 他人事にしちゃいけないんだろうなぁと 思うきっかけになりました。 日本の高校生とか全員学校とかで 観たらいいんじゃないかな。 無料にするとか。
見えない敵と戦うという緊張感と滑稽さがあるのかと思っていたが、秩序...
見えない敵と戦うという緊張感と滑稽さがあるのかと思っていたが、秩序もなく乱れてますます野生化して行った彼らに惹きつけられる事もなかった。 見えない敵と戦う点で最近観たONODAを思い出したが、任務遂行だけを全うした筋が通った見所のある作品だったとあらためて思った。
山岳ベース
険しい環境下で見えない敵との闘争を強いられた子供たち 広大にして深遠な山の遠景 安全性の配慮が不可能に見える濁流シーン 目を見張る映像の数々 ストーリーテリングを極力排し観客の想像力に委ねる
リーダーには説得力が必要
コロンビア山岳地帯で人質のアメリカ人女性を監視する任務に当たる少年少女8人組のゲリラMONOSの話。 メッセンジャーと呼ばれる監督者がいなくなり、ハメを外してパーティーをする中、銃を乱射して借り物の牛を殺してしまい、リーダーが死んだたことでチームが崩れて行くストーリー。 隠密行動のゲリラなのに大騒ぎをしたりみんなで遊んだりという目立つ行動や、油断や詰めの甘さは子供たる所以ということですね。 そして油断は子供であるMONOSと接する博士やメッセンジャーにも言えること…。 口裏を合わせるのは仲間意識か恐怖か何も考えていないのかという中で、崩れて行く関係性や、ストーリーは語るよりみせるものとも言わんともばかりに展開していく感じは良かったけれど…。 主役はランボー? そう思って観ていたのなら何とか納得も行くかも知れないけれど、イマイチ締まらなかった。
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