「中村倫也ファンに向けた作品」水曜日が消えた 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
中村倫也ファンに向けた作品
冒頭に単独メッセージを挟んだことが、それを前面に出している。ある意味潔い。
こういう多重人格を題材にした作品は昔からあるが、さすがに7人というのは見たことが無いし、それぞれの人格がお互いを意識して動いているというのも斬新で、なかなか面白かった。
また、7人のキャラクター全てが現れると観ている側も混乱してしまうが、物語は実質2人の人格で進行していく、というのもシンプルで良い構成だと思う。
ただ、この手の作品は映像化するより、舞台のほうが観客側も演じる側も楽しめるのかな、とは思う。
個人的にはきたろうの味のある芝居が印象的だった。
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