フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめてのレビュー・感想・評価
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私にはどストライクの映画でした。
スコットランドの頑固オヤジとか、パブやなんかで 音楽が生活の一部としてごく自然に演奏されたりしている場面とかが好きなので、ほぼ全編大好物。
私にはとてもいい映画でした。
それぞれの場面に彼らの歌が寄り添い、村人のユーモアや頑なで皮肉屋のところ、排他的なところなんかも とてもいい感じだったと思います。
ストーリーは、まあそんなにひねりもなく進んで行くんだけど、主人公のジムの行動が少し唐突過ぎる感はあるかも。なんか彼の気持ちが、少し伝わりにくかったような。
音楽とコーンウォールの海と港町と、漁師たちが素敵だったので、それで大満足です😍
※コーンウォールはスコットランドじゃなかったです。
失礼いたしました。
漁師バンドという素材は良し。でも…
イギリスに実在する漁師によるコーラスバンド「フィッシャーマンズ・フレンズ」のデビュー過程を、実質的主人公となる彼らのマネージャーの恋愛ドラマを絡めて描く本作。
最初こそ漁師とバンドがイコールでつながらなかったが、考えてみれば日本にも歌手デビュー前は漁師だった鳥羽一郎がいるぐらいだし、海の男と歌は密接にリンクしているのかもしれない。
観ていて改めて思ったのは、イギリス人はホントに酒好きなんだなということ。その拠点となるパブの重要性を盛り込んでいるあたりも、いかにもというか。港町の人間は気性が荒いという認識も、万国共通で面白い。
難点は、バンドにもマネージャーにも、これといった乗り越えるべき障害となる人物がいない点。
バンドメンバーに敵愾心を抱くようなライバル的存在もないばかりか、デビューするまで結構スムーズだったりするので、ドラマ的に弱い。一方のマネージャー側にはそれらしき人物がいるのに、大して活躍しなかったのも消化不良。
スポーツ物ながらプロット的に似ている『クール・ランニング』が傑作だったのは、ジャマイカのボブスレー選手とそのコーチ双方に障害となる人物を配置していて、彼らと対峙することがそのまま成長につながる構成にしていたから。
フィクションを加えるのなら、恋愛要素よりもその辺を練ってほしかったところ。
でも日本と違って、海外には非イケメン中年男性が主役の映画が当たり前のように作られる土壌があるのが素晴らしい。
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