「時を超えて伝わってきた歌は、聴く人の心の奥に響きわたります。 優しく、力強く。」フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
時を超えて伝わってきた歌は、聴く人の心の奥に響きわたります。 優しく、力強く。
予告を見て「良さそう」と思っていたのは去年のこと。
コロナの影響で上映予定が伸びてしまい
ようやく鑑賞することができました。
古くから伝わる漁師の歌。
地域の活動で歌っていた漁師のグループ。 皆イケメンだ
その歌声は、強く心にひびく。
その港町に居合わせた
ロンドンの音楽プロデューサーたち
「あれを売り出す 契約してこい」 えぇ~…
上司命令に逆らえず
漁師たちと交渉を試みる主人公。
次第に漁師たちと打ち解けてきた頃
上司からの電話
「あれは冗談だ 決まってるだろ?」 やっぱり…
ところが主人公
心の底から彼らの歌に魅了されまして
漁師グループのリーダーの娘(パツイチ)への想い や
彼らの集う場所、パブの売却の話も絡んで
無事に全国デビューできるのか? ドキドキ
というお話。
登場する漁師バンドのメンバーたち
みんな真っ直ぐな男たちです
年齢もバラバラなんですけどね なんかいいなぁ
最初はタコみたいに
グニャグニャしていた主人公も
最後はしっかりと「漢」になれました。 …よね? (何故か疑問形)
彼らのその後が
気になって仕方なくなる そんな
ハートフルな作品でした。 満足。
◇
ヒロイン
なかなかハキハキしたシングルマザー
きりっとした表情も 笑った顔も
とても素敵な女優さんでした。
ヒロインの娘
こちらも、とても素直な可愛いらしい女の子。
公式サイトにも映画.comにも
この子の情報が載っていないようで
名前も分かりません。 …まさに 「君の名は。」 です
他の作品でも、また見てみたいですね
フィッシャーマン
で、頭に浮かんだモノ
・セーター 定番です
・スープレックス 懐かしい 古舘伊知郎の命名とか
◇
以下余談
この作品を劇場で観た帰り道
中華料理の店の前を通ったところ
ぷわー っと、とてもいい匂いが
…うん
この2カ月ほど
こういうの無かったよなぁ と
ちょっと感慨に浸りながら帰宅しました。
首都圏の映画館も再開するようで
とすると
新作の上映が始まるのも、もうすぐでしょうか。
楽しみです。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。