「愛の形」ナイル殺人事件 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
愛の形
原作も1978年版も知らず、初ナイルに死すでございます。
ナイル川を遊覧する相続で富豪になった女性の結婚パーティー兼新婚旅行で巻き起こる殺人事件と、その謎を解くポアロの話。
昔からの友人ジャッキーの婚約者を略奪した形で結婚したリネットと何も無いのにモテモテなサイモン夫婦が催した船上パーティーにジャッキーが現れ巻き起こって行くストーリー。
ポアロのお髭事情をみせるプロローグに始まり、サロメのライブで登場人物との顔合わせ、そしてエジプト旅行から船上パーティー…と人物紹介や複線を張るパートというのは理解するけれど、中々本題に入りませんなぁ。
ジャッキー再びで、トラブルになって、やっと話が動き始めるまで1時間。
まあ、ここまでも特にテンポが悪かったり弛む様な話があるわけでもなかったから良いのだけれど。
ただ、事件が起きてポアロが疑う人物達を個々に尋問して、更に事件が重なって…そしてみえた真犯人と言うにはあまりにも呆気ないというか駆け足というか、謎を解くと言うより答えをいきなり説明されてしまった様な印象。
面白かったけれど、サスペンス部分よりもポアロと彼に関わる人とのドラマがメインと言うつくりでしたかね。
そしてやっぱりエマ・マッキーとマーゴット・ロビーは似過ぎ。
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