ラスト・クリスマスのレビュー・感想・評価
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味わい深い「ラストクリスマス」
ずーっと、若い娘の生活を、はちゃめちゃではあるが(ある意味で)淡々と描いて行って、どうなるんだろうと待っていると、結末が「それを持ってくる⁈」で、話が続きつつ、それまでのストーリーがフラッシュバック。 映画を二度楽しめるって感じ。
名曲に乗せて
歌詞をヒントにしたストーリーですね。ただし、そのまんまではなく、わざと別の意味に解釈して。
トムの正体は、すぐにいくつかの候補が浮かぶはず。徐々にヒントが増えて候補はしぼられてゆき、最後のほうで予想どおりの正体であることが明かされます。
ラブストーリーの要素もありますが、主軸は主人公の更生と、バラバラだった家族の再結合です。クリスマスから正月にかけての時期に見るに適した映画でしょう。
自分も周りの人も愛したい
自分も、大切な人も、他人にも優しく愛したいと
素直に思った映画。
クリスマス感のある街はとてもチャーミングで、
ケイトの自分のネガティブな心を乗り越えていく姿は
号泣した。
ストーリーに歌が相乗し、心温まる映画だった。
予想以上!!
気楽に楽しめる良作
シャマラン的オチは嫌でも想像がつくけれど、ワムの代表曲(歌詞)を効果的に使って演出したのはグッド。
涙腺がゆるむ事はなかったけど気楽に楽しめる良作。
個人的にはホームレスのババアが、「寄って来な、マスカキ野郎」ってシーンがツボ。
素敵な映画のクリスマスプレゼント
エミリア・クラーク目当てで映画館へ。
本作「ラストクリスマス」でもまた違った魅力を見せてくれました。演技が上手いことは知っていましたが歌もこんなに上手かったんですね。
ストーリーも単なるロマンティックなクリスマス映画かと思いきや、深みがありメッセージの詰まったいい映画でした。
幸せって人から貰うよりも人に与えることの方が嬉しいものかもしれませんね。
ハートがポカポカ温かくなる映画ですのでぜひ観てください。
素敵な映画のクリスマスプレゼント、どうもありがとうございました!
ジョージ・マイケルにちなんで元ワーナー・マイカルでの鑑賞。いや、ここしか上映してなくて…ウキウキ・ルック・アップです。
2006年には『ジョージ・マイケル~素顔の告白~』という映画を観て衝撃を受けました。ワムについてはよく知らないのですが、ソロ活動を始めてから亡くなるまでの波乱の人生というか、歌以外で目立ってしまったことは今でも記憶に残ってます。多分、ジョージ・マイケルファンであれば気づいたんじゃないかと思いますが、ベンチの1986~2016というタグがそのままソロになってからの彼の墓標にも感じられるのです。亡くなった日も12月25日のクリスマス。映画の設定も2017年。それだけで胸いっぱいになれるはずです。
そんなジョージ・マイケルはラブソングだけではなく、反戦歌やブッシュ批判のPVも作ったりと、何かとユニークな歌手だったのですが、この映画でもラブストーリーだけではなく、イギリスが抱えるホームレス問題、移民問題やLGBT問題も日常的であるかのようにあっさりと描いています。彼がゲイであることも考慮して、ケイトの姉も同じくレズビアンであるという設定もリスペクトしてるからだと思われます。
イギリスがEU離脱を決定させそうなニュースも飛び込んできましたが、これというのも移民問題がかなり大きい原因。主人公ケイトも旧ユーゴ出身だし、ラブストーリーの相手はマレーシア出身だし、店長のミシェル・ヨーは中国系だし、友人もインド系、アフリカ系と多様な人種ばかりなのだ。今のイギリスは8人に1人が移民といった状況で、ジョージ・マイケルもギリシア出身なので、これも多様性の決め手だったのでしょう。
イケメンなら誰とでも寝てしまうケイトのビッチ状態。旧ユーゴには〇〇ビッチという名前ばかりだからじゃないのでしょうけど、とにかく序盤は引いてしまいがち。家族はディックとピーナスについて語ったりして下ネタもあるのですが、コックの立場はどうなるんだ!などと最近観た『ファイティング・ファミリー』も思い出してしまいました。
ストーリーを書くと、すべてがネタバレに通じそうなので遠慮しておきますが、書かなくてもネタは豊富です。「歌手になるんじゃ~」とやけくそ気味のケイト(そう見えた)。オーディションには遅刻してアカペラで歌わされるのですが、その曲が『サウンド・オブ・ミュージック』(1959)の「My Favorite Things」でした。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)でビョークが歌ったとき以来の衝撃!ちょっと待て、「ワム!」、ジョージ・マイケル以外にもいっぱい曲が溢れてる。もう書ききれません…クリスマスソングだけでもいっぱいあるんだから。
また、心臓移植も映画の肝にあたり、他の映画にもあるのですが、なんとなく『瞳の中の訪問者』を思い出しました。推理しようと思えばできるのに、ネタが豊富すぎて胸に傷跡があることすら忘れさせるテクニック。まんまと涙腺決壊させられました。観客も中盤まではクスクスと笑い声が聞こえたのに、最後はグズグズと鼻をすする音に変わっていました…
イケメンじゃなくてよかった
2012の「世界で最も美しい顔」に選ばれて、超絶美人のエミリア・クラークと、そこまで知名度も高くなく、イケメン...とはちょっと違うかな?っていう、ヘンリー・ゴールディング。
中盤まで、
相手役の男が、もっとイケメンだったら画になって、これまでのシーンも胸キュンな感じで見られたかなー
と思ってたけど、内見の場面で真実を知ってから、逆にイケメンじゃないことが良かったと思えた。
終盤のラストクリスマスを歌いながら二人の思い出が走馬灯で流れるシーン。
そんなに長くないけど、涙がホロリ。
泣ける映画ってよりも、ホッコリする映画。
なんて素敵なものがたりなんでしょう!
ワム!のラストクリスマスをイメージしたということだったので、バリバリのラブロマンスと思いきや、、
ある奇跡でヒロインの人生が変わり、取り巻く人々をも幸せになっていく、悲しいけど心が温かくなる、クリスマスにぴったりの作品でした。
クリスマス作品がまた一つ
とくにWham!の曲が大好きという訳でもないし、個人的には挿入歌がそれほど効果的だったとも思えませんが、全体的には期待以上の心温まる良い作品でした。
また好きなクリスマス映画が一つ加わった感じです。
それにしてもEmilia Clarkeの表情の豊かさには驚かされます。
日本人にはなかなか難しいんだろうなぁ。。
お客さんが少なかったのが少し残念。
アマプラとかでいいかな
見終わった後の感じが超おもしろかった!でも超つまらんかった!でもなくまぁまぁオススメ。
お話もボチボチで何となくトムは幽霊か妖精か何かちゃうかと思ってると心臓移植の話が出てア〜やっぱり…
でもエミリアクラークとミシェルヨーとエマトンプソンが魅力的すぎる!
あのドイツっぽい彼氏の存在が唐突すぎて謎やけど。
エマトンプソンのロシア訛り最高だった。
エミリアクラークのあんな弾ける笑顔ダニーでは見れなかったからかわいいな〜コメディ演技うまいな〜。
前半のケイトのクソすぎるエピソードがほんとクソで、でもあの高すぎる顔面偏差値で許せてるようなもんよな。
あと最後らへんの大団円は欧米ならではの展開だなって思った。日本やと絶対ああならん。
GotGのデナリアンサアルも出ててニヤッてした。
それにしてもエミリアのレオパードのファーコートとデニムとワークブーツのコーディネートがかわいすぎてやばかった。
【現代社会に蔓延する不寛容な思想を吹き飛ばす、一人一人の心の繋がりの大切さをジョージ・マイケルの数々のヒット曲に乗せて描き出した素晴らしきラブファンタジー作品】
前半はワムの歌を効果的に使った軽めのラブストーリーかな、と思いながら観賞。
不寛容な思想を具現化した場面が時折、劇中に織り交ぜられて、物語は進む。
が、後半ある悲しい事実が示されてからは涙を堪えるのが、難しい。
不思議な魅力を湛えたトム(ヘンリー・ゴドウィック)と出会ったケイト(エミリア・クラーク)の心が徐々に豊かになっていく姿や、命ある事の素晴らしさ、一人一人の心の繋がりの大切さを知り”上を向いて”成長して行く姿も良い。
ヘンリー・ゴドウィックとケイトの雇い主サンタ(時折ミソにもなるらしい・・)を演じたミシェル・ヨーの”クレイジー・リッチコンビ”も宜しいし、
エマ・トンプソン演じるケイトの母親アデリアが随所で笑わせてくれるのもアクセントがあって良い。
<不寛容な思想が広まる現在、人の心の繋がりの大切さを描いた素晴らしい作品。エミリア・クラークの魅力全開作でもある。>
曲にインスパイアされた映画はダメなことが多いが…
全編Wham!とGeorge Michaelの曲で彩られるラブコメとなると観に行くしないでしょ!という40〜50代の男女は多いはず。ただ、曲にインスパイアされた映画はダメなのが個人的な定説。
でもこれは違った!普通のラブコメと違い、ユーゴ内戦、移民、セクマイといった要素が入ってて、話に深みがあった。後半明かされる真実はそれほど驚かされたわけではなかったが、前向きな結論はとてもよい。
演じる俳優たちが個人的にはあまり魅力的に感じられなかったのに、鑑賞後の印象がいいのはやはり楽曲の影響が大きいだろう。Wham!時代とソロ2作目までの曲がとても好きなので、とても幸せな気分に浸れた。
☆☆☆★(前半から中盤にかけて) ☆☆☆☆(最後の30分) 簡単に...
☆☆☆★(前半から中盤にかけて)
☆☆☆☆(最後の30分)
簡単に。
それまで全く素振りを見せなかったヒロインだが、トムに自らの胸の傷を触らせる。
観客側としては戸惑うこの場面。あまりにも突然だっただけに、感の良い人にはその後の展開が読めてしまう結果になってはいないだろうか?
実際問題わたし自身が、〝 それ 〟は意識していなかっただけに。この時を境にして、「ん?ひょっとしてトムって?」と思ってしまっただけに…。
脚本上でもう少し事前に、ヒロインの身体に関して用意周到な目配せが在ればなぁ〜と、ついつい感じてしまった。
(ヒロインが家を出た理由であったり。姉が実は…と言った辺りも含めて)
正直な話、前半から中盤にかけてはかなり怠かったのだけど。それだけに後半は予想は出来てしまったものの。素敵な話になっていて、とても心地良かった。
それは何よりも。悲しみを負いながらも、素敵な笑顔を振りまくヒロインの明るさの素晴らしさに他ならない。
そして、訛り英語を鮮やかに駆使するエマ・トンプソンのコメディエンヌとしての素晴らしさも同時に味わいつつ。
ところで、映画の中では。現在のイギリスに於る社会背景の問題として、移民問題を表す場面があった。
映画の中で、エマ・トンプソンが「移民が多すぎる!」と言った後に。娘のヒロインが一瞬だけカメラ目線になったのは、一体何を表現したかったのだろうか?
2019年12月10日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン5
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