「ロック様 400歳!」ジャングル・クルーズ bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
ロック様 400歳!
ロック様が、『センター・オブ・ジ・アース』に続いて、ディズニー映画に殴り込み。本作も、コロナの影響で随分と待たされて、ようやく公開がかなった洋画大作。来週から公開予定の『ワイルド・スピード』の新作にも同時に出演しているロック様の人気ぶりがうかがえる。
『ジャングル・クルーズ』と言えば、誰もが一度は乗ったことのある、ディズニーの人気アトラクションのひとつ。本作に、それほど目新しい映像美はなかったが、ジャングルを舞台に、次から次へと繰り出されるハラハラ、ドキドキの展開は、『インディー・ジョーン』を彷彿とさせるファンタジー・アドベンチャー作品となっている。
『ジャングル・クルーズ』には、自分も何度も乗ったことがあり、船長の軽快な話術も楽しみのひとつでもあるが、その船長役が強面のロック様というのもユニーク。しかも400歳⁉️ そのギャップの中に、ユーモラスな台詞が散りばめられて、アクションだけでなく、クスっと笑えるシーンも盛り込まれている。
乗客を乗せたクルーズシーン、首狩り族、滝の裏(笑)、アマゾンの船着き場、そして、神秘の洞窟と、アトラクションの『ジャングル・クルーズ』を見事に実写化。アマゾンの秘境へのアドベンチャーへと導いてくれるシーンは、それだけでワクワクさせる。
ストーリー自体は、それほどのサプライズも無く、思った通りの内容だったが、自分的には『センター・オブ・ジ・アース』よりも、十分に楽しめる作品であったと思う。まずは、子供が出演していない分、作品自体に重みを感じるし、『パイレーツ・シリーズ』のスタッフがCGを駆使し、ロック様ならではの、大胆なアクションシーンは、大人が観ても、楽しめる作品に仕上がっている。
それをより高めているのが、ヒロイン役のエミリー・ブラント。先日公開された『クワイエット・プレイス2』でも主役を務め、逞しい女性を演じてきたが、最近、アクション映画の中の美女としての位置も確保してきている。
いずれにしろ、ロック様が登場する来週のシリアス・アクション映画である『ワイルド・スピード』と、ファンタジー・アクション映画である本作は、夏休みの洋画の大作であることは間違いない。