「恋愛と詩作と」不実な女と官能詩人 マリエルさんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛と詩作と
ピエール・ルイスという詩人を私は知らなかったのですが、そういえば「ビリティスの歌」は映画にもなって有名ですね。
Niels Schneider 演じるピエールが写真に凝って。ちょうどコダックのカメラが登場した19世紀末の時代です。やや暗めの画面が美しい。
女性の衣装や髪型も素敵でした。
詩の引用もあり文学的な作品でもあります。
(ヒロインのMarie de Régnier も詩人で小説家。)
邦題のイメージほど官能的ではなかったです。
(当てが外れて?)寝てしまった男性客も。
けっして扇情的な映画ではありません。
エロスがテーマなのではなくて、この時代のひとりの女性の生きかたを描いた作品だと思いました。
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