テッド・バンディのレビュー・感想・評価
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#123 殺人シーンは一切なし
裁判の結末を知ってる人以外は、観てる方もテッドが実際に連続殺人鬼かどうこわからない。
リズが何故あそこまで彼に執着するのかも。
それにしても刑務所にいるのに恋人が妊娠するとかありえない。
テッド・バンディの表の顔を描いた秀作
30人以上の女性を惨殺したという実在の殺人鬼テッド・バンディ。彼を演じたザック・エフロンが素晴らしかった。
テッドとシングルマザーのリズ(リリー・コリンズ)のラブストーリーが語られる序盤、そして収監されてからもなお「冤罪では」と思わせる中盤の見せ方がうまい。
残虐なシーンを一切見せないのもこの作品の特徴だろう。まともに見せたら「ハウス・ジャック・ビルト」になってしまう。
リズの苦悩の本当の理由を知ると同時にクライマックスへとなだれ込んだ。
判事を演じたジョン・マルコビッチの存在感も記憶に留めたい。弁護士をクビにし自ら弁護を始めたテッドのパフォーマンスに1ミリも動じなかった。
それにしてもリリー・コリンズってフィル・コリンズの娘さんだったのですね。
海沿いの家と犬と車
なかなか衝撃的な実話ということでちょっと予習した上での感想。
法定での争いのシーンが多めで残虐な事件のシーンなどはないのと、テッドが魅力的に見えてくるので本当に殺害したの?って気持ちにさせられる。
脱獄したりで立場が悪くなってもあくまで無罪を主張する執念や、執拗に恋人に愛情を伝える純愛な様子に実は殺人はしてないのかも?なんて擁護の目でみてしまうがラストのガラスごしの告白で一気に現実に引き戻される。
結局、まったく予習しない上での鑑賞のほうが楽しめるのかもしれない。
ザックエフロンがこのような役どころをやるのがどこか現実味がないので犯罪の手口の残虐さとオープニングのリズ母子とのなごやかなシーンが全然想像できない。
しかし、裁判官きづいたらマルコビッチでいいあじを出していた。地味にシックスセンスの彼なんかもでていて意外と脇役が豪華だなあ〜
エンドロールの本人映像、映画のシーンやセリフと同じで
あー俺みたいに本当は冤罪かも?って現実でも思ってた人は多数いたのだろうなーと思わされる。
まあとにもかくにもクリスマスに女性と見に行く映画ではなかった笑
予習しない方が楽しめるかも
公開劇場が少ないのですが
たまたま見つけた時間と場所に飛び込みで鑑賞
予習している時間はありませんでしたが
なんか聞いたことある名前だなと言う位で観てみましたが・・
それが却って良かったかもしれません
別居から失意のリズを友人が慰めに酒場に連れて行った
先でテッドと巡り合い、癒やすように幸せな日々を過ごす
スナップショットから入る導入部
そこからあたかもテッドが夜道の車で一歩的に嫌疑をかけられ
突然拘留されます
面白いのはなまじっか予習しなかったおかげで
テッド視点でストーリーを追いかけられ
または無実を信じるリズの側にたってあれ?
これ実は冤罪じゃないの?と思えてしまうような
描写で進んでいくのです
実際に殺害している「テッドにとって都合の悪い」
シーン等は出て来ないのです
でもだんだん州をまたぎ冤罪なわけがないペースで
罪状が重なっていくのですが
テッドは一貫して無罪冤罪を主張し続け
それを信じる周囲の協力者の女性も加担していきます
前述したように展開はテッド視点で
犯行時の記憶が一切無いかのような
言動でしらを切り続けます
女性の心のカギは簡単に開けてしまうのに
自分の心にはガッチリカギがかかっている
その様に異常性をジワジワ感じてきます
結局殺人を目的とし、その殺人を隠蔽することまで
勘定に入れてハナッから行動されたら
捜査しても目星が付かないんでしょうね
終盤は死刑執行前の段階で
心のカギを未だ外されたままのリズが
「自分のために」真実を突き止めに行きます
通報したリズがあたかもテッドを裏切ったかの
ような視点で描かれている事で、リズの抱えた
苦しみが観る側にも降りかかってくるのは
見事だと思いました
愚かなようで、うっかり心の隙間に入り込まれる
恐怖に関しては他人事とも思えない部分が
あるのでは無いでしょうか
こうした実録ものって
ネタバレといったものからは解放されていますが
描写や視点に工夫が必要になるので簡単ではないと思います
そのままやったらただのドキュメンタリーですからね
その点では非常に工夫の凝らされた作品でした
これは予習しない方が楽しめる気がします
公開劇場少ないようですがおすすめしたいです
クリスマスになんちゅう映画を観てるんやw
なぜこれを正月映画に???
お得意のお色気コメディではなくシリアスなドラマなのに、なぜかザックは今回も脱いじゃってますね。
やっぱそういうポジションなのかな?
ちゃんとシリアスな芝居をしてるのに。
リリー・コリンズは以前何かで見たような役柄だし。
二人ともいい役者さんなので期待してるんだけど、変なイメージがついてしまってるのかな?
映画は良かったです。
どちらかというと単館上映されてもおかしくない内容だけど、そうじゃないのはザック・エフロンの力なのかな?
シリアルキラーと知らずに愛してしまった罪悪感
シリアルキラーの物語に惹きつけられるようになったのはいつからだろう。なんでこんなことすんの?という単純な疑問、理解できないからこその興味、殺される側としての恐怖。またしてもこんな映画を観に来てしまった。
本作はシリアルキラーを扱った映画としてはある意味特殊だ。人を殺めるシーンがほとんど出てこない。リズの素敵な彼氏としてのテッドを重視してる。エンドロールで気づいたのは、殺されなかった女性リズの手記が原作ということ。道理で冤罪なんじゃないかとさえ思える作り方なわけだ。映画として隠された秘密も彼女よりに設定されていて、その演出もいい。
中盤からは裁判シーンばかりなので退屈する人も多いかもしれないが、私はテッドの自己弁護や追い詰められていく様をとても興味深く観させてもらった。
イブに映画1本目
『テッド・バンディ』イブに映画1本目。
30人以上を殺害した伝説のシリアルキラーの愛の物語。
展開が単調すぎて、正直つまらない長いし。
ただ裁判長が有罪判決後にテッドに対し、
「君は道を誤った。自分を大切に」
と諭すシーンで、
「take yourself」「take yourself」
と2回話しかけるセリフが妙にツボ。
わぁ!ハーレー・ジョエル・オスメントだ!
ザック・エフロン目当ての観賞でしたが中々の重考作でした・・
アメリカの連続殺人鬼モノは何本かあるが
皆さんもおっしゃる通り暴力的で残酷な描写が少なかった事には救われた
裁判に集点を置き、彼の人間性・・ここまでの犯罪を繰り返した心の闇に深くは触れていない所はやや不完全燃焼ではありましたが
ネッフリのドキュメンタリーで改めて自分なりの確認をしてみたいと思いました
彼が愛し殺める事が無かった3人の女性達・・(エリザベス、キャロルそして母親)もある意味、情心を乱された被害者だったのであろう
きらびやかなこの時期には少し合わない作品かもしれませんが・・
溜めた恐怖
1970年代にアメリカで30人以上の女性を殺した、シリアルキラーが題材。
記録映像で有名なシーンを再現してはいるものの、ドキュメンタリーではなく、しっかりと映画でした。
胸糞の悪くなるシーンはほとんどありません。
それどころか、彼の内面や二面性、残酷さ、手口などには一切触れないで進みます。
裁判のシーンでも、遺体の映像は部分的です。
ずっと、婚約者だった女性の視点から、良き伴侶、警察にハメられた不遇な男性として描かれていました(それものはず、原作はこの女性の手記だった)。
だからこそ……
ラストのテッドの自白が怖かった!
すごい溜め!
これ、連続殺人犯がいかに人をだまして裏切るかということを、騙された女性を通して描いてるんだと気づいた時に、監督ら制作者側の意図が分かります。
浅くとらえると、「殺人鬼を美化して正当化してる」にも見えるので、そこを間違えると「この映画嫌い」となりかねませんが。
自席の隣に、カップルでコレを観にきてる人がいたのだけれど、人間不信にならないか心配になりました。
リズとキャロル
チャールズ・マンソンとシャロン・テート事件を知っておかないと「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の面白さが半減?するように、本作はNetflix配信ドキュメント「殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合」を観ていた方が良いと思う。
ドキュメントも本作の伝記映画も作ったのは同じ監督であり、姉妹編?雑に言ってもドキュメントからの続編的なようで、テッド・バンディを知らない人には不親切だろうし、彼を知っていても本編の内容からドキュメントを観ていた方が物語に躊躇無く入れる気も!?
テッド・バンディの犠牲になった女性たちの目線で、観客も騙されるように描かれた彼の好青年ぶりなど、殺人鬼とは程遠い演出描写に違和感を覚えるが、ラストに全ては明かされて!?
少し中途半端感も否めなく、どうせなら彼に翻弄された二人の女性、リズとキャロルを中心にテッド・バンディを描いた方が良かったのでワ?
監督の意図はなんと無く理解できるが、テッド・バンディ含めた三人の人物描写に不満を感じてしまう。
この映画が伝えたいこと。
テッドの内面は積極的に描かれ
ず、頭が切れて諦めない男。
リズを愛してたのは間違いなく、だから罪を認める事が出来なかったけど、リズを苦しめたくなくてリズには告白したってこと?
ユリゴコロ的な改心が会ったとしたら
これはきついラブストーリーなのか。
くらいにしか感じ取れなかった。
ただ内面がわかりにくいのは
好きになれない。
リリー・コリンズ出演作品。「グレイテスト・ショーマン」のザック・エ...
リリー・コリンズ出演作品。「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロンが、30人以上の女性を惨殺した実在の殺人鬼を演じた犯罪ドラマ。
ゾッとした。
存在やテレビの特集とかで存在は知っていたけど、裏側にはあんなことがあったなんてしらなかった。
その巧みな話術で本当は犯人じゃないのかもって錯覚してしまうけど、最後の最後に罪を認めるシーンはゾッとしたし、それを誘導するエリザベスの気持ちは計り知れない。
ただ、なんで彼が犯罪をするに至ったのか、犯罪時の心理状態、などなどは描かれていない。そこが知りたかったかな。
主演のザックエフロ、見たことあると思ったらザ・グレイテスト ショウマンの青年を演じていたあの彼ね。
エリザベスを支えていく同僚のオッサンは、《AI》で天才子役だったハーレイ ジョエル オスメン。あまりの変貌ぶりに…。
私的には、今年No.2の映画になりました。
単なるサイコパスだったというだけ?
演出は淀みがなくラストまで緊張感を保って引っ張っていく。出演者も皆好演。一個の映画としては上手く出来ていると思う。しかしデッド・バンティの人生・事件をなぞっているだけという印象が拭い去れない。デッド・バンティの内面が描かれていない、というか描こうという姿勢が余り感じ取れない。勿論、「サイコパスの内面なんて描けない、私達とは違うし、共感など出来ない」という声もあるだろう。しかし、単なる精神病質者としてモンスターとして描くだけで良いのだろうか。100人に一人はサイコパスだと言われている(もちろん皆が皆殺人者というわけではない)。しかもそういう人ほど外面は善き市民、善き社会人として振る舞っているという。逆に人より魅力的だったり良い人と思われているかも知れない(残虐な事件の犯人について、回りの人が「何であの人が」「良いお父さん/あ母さんだと思っていたのに」とかよく言われるのはそういうことだろう)。また、皮肉なことにテッドを追い詰めていく検察・警察にサイコパスは多いともいう。そう、自分たちの回りにいるかも知れないのだ。そういう怖さ(映画では最後のテロップの一行で示されるだけ)を描いたり、サイコパスといった精神的疾患(欠損?)を持って生まれてきた人間の内面(テッドには実際に罪悪感すらなかったかも知れない)に迫ろうという姿勢があればもっと奥深い映画になっただろうと思う。ザック・エプロンは熱演だが、汚れ役として演ずるのではなく、いつものハンサムな好青年路線で行った方がより効果的だったかも。追記:リリー・コリンズがフィル・コリンズの娘だとは!
【爽やかな笑顔を浮かべ、”シリアス・キラー”テッド・バンディを演じたザック・エフロンの新境地に魅入られる。】
冒頭と、ラストシーンでのテッド・バンディ(ザック・エフロン)と、何故か彼に殺められなかったリズ(リリー・コリンズ)が拘置所の面会室で対峙する場面が印象的。
特にザック・エフロンの表情の変化には驚かされる。(爽やかな笑いから徐々に戸惑いを漂わせ、涙を浮かべる七変化。)
テッドが、爽やかな笑顔を湛えながら、公選弁護人を首にし、自らを弁護する法廷内での立ち居振舞いも見応えあり。その弁舌の巧みさ。(裁判官:ジョン・マルコビッチが、彼の弁舌に引き込まれる聴衆に向け”ここは罪を裁く場だ!”と異例の苦言を呈する場面でも明らかである)
正に”巧言令色鮮し仁”であるが、ドキュメンタリータッチで描いた作風に、途中まで”もしかして無罪なのか?”と思ってしまった程、観ている側も迷わされた。
アメリカの州ごとの法制度の違いや、裁判がTV中継させる件も興味深く鑑賞。
ドキュメンタリータッチなので、仕方がないのかもしれないが、
・テッドの心の闇はどこから来ているのか
・何故、テッドはリズだけ手を掛けなかったのか
・証人カヤも含めて、何故多くの女性はテッドに惹かれていったのか
の辺りをもう少し丁寧に描いて欲しかった。
<ラストに近い場面で、テッドが拘置所の面会室のガラスに書いた”単語”以上に、リズの告白に戦慄した男性は私だけだろうか?>
魅惑のサイコパス
30人以上と言われる女性に対して誘拐、レイプ、殺害等を行い死刑となった実在の人物、テッド・バンディことセオドア・ロバート・バンディの話。
1969年に出会ったエリザベスとの関係と、1984年にユタで逮捕されて以降の法廷での振る舞いを軸にみせていく。
犯行の様子は描かれず、状況証拠のみで逮捕されて訴えられてというみせ方から有罪判決が言い渡される為冤罪にもみえてくる。
そんな流れを繰り返し、どんどん雄弁になっていく様に、狡猾さと不気味さを感じて面白いけれど…テッド・バンディに関する予備知識無しだとその辺がわからなそうだし、この作品のみどころはそれぐらいで、結局犯行に至る心情みたいなものが描かれている訳でも、犯行そのものの残忍さが描かれている訳でもなくて、イマイチ盛り上がりに欠けた。
この作品は重た過ぎた.....
観賞後に暗い気持ちになりたい方にはお勧め(笑)
オフィシャルのあらすじは確認して観賞したけど、全く前情報なく観賞した方が良かったかも。
バンディが真犯人なのか冤罪なのかを前情報無しに観た方が面白さが増していたと判断。
実に勿体無いなぁ。
バンディ役のザック・エフロンさん。
つい最近観賞したミュージカル映画の役柄とは全く違うんだけとイケメン度はほぼ互角。
むしろ本作の方が高いかも(笑)
本作の方がとても良い男を演じていた印象。
前半はこの映画の落とし所が全く解らず迷走していた感はあったけど、後半の裁判のシーンから本領を発揮した感じ。
裁判をTV中継するなんてアメリカは凄い国だなぁ。
ラストに本当に中継された映像が流れるんだけど、本作の役者さんはそれを基に演じていた事が良くわかります。
面会室でバンデイがガラスに指で書いたキーワードが恐ろしい( ´∀`)
バンディの異常性
実話なので面白いと言ってはいけないのかもしれませんが、とても楽しめました。
主演のザックエフロンの演技が素晴らしくエンドロールに本人たちの映像が流れるのですが完璧にバンディをコピーしていました。
ただずっと無罪だと言い続けるバンディが最後彼女に告白しますが、その動機は明かされていませんよね(ちゃんと見てなかっただけかも)ただの殺人鬼で動機なんてないのかもしれませんが。リズに対しては「えっそんなに早く男作るの?」って思ってしまいました。あと最初図書館でバンディを尾行していた車は結局誰だったんでしょうか、警察?そこだけ疑問です
裏切られる苦しみ
テッド・バンディ演じるザックの演技、容姿が要素としてもちろんあるが、テッドの人としての魅力はこの作品を通して感じることはできた。エリザベスをはじめとした女性に対して優しくレディーファーストなところ、そしてなにより饒舌で頭の回転が早いところは人としての魅力は感じる。
ただ、この作品はエリザベスをはじめとした、被害に遭わずに済み彼を信じた恋人たちもまた被害者であるということに重きを置いてるように感じたため、テッドがどういう動機や手口で大量殺人に及んだのかは殆ど描かれておらず、終始テッドは裁判に挑み繰り返し無実を訴え、エリザベスは愛してしまった事を苦しむシーンが繰り返されるため、恥ずかしながら事件を知らない世代からすると少しだけ退屈に感じてしまった。
ただ、鑑賞前に事件のことをある程度調べてしまって結末はわかっていたが、ザックの演技に引き込まれ、分かっていっても本当はやってんじゃないかとほんの少し疑ってしまうような見方をしてしまった。その点は鑑賞していて楽しませてもらった。
犯罪にはもちろん被害にあった被害者、その遺族が苦しませてしまうのはもちろんだが、加害者の周囲も同時に苦しませてしまう。人を裏切るということはとても辛く、苦しませてしまうということを改めて実感させられた。
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