「プロパガンダの為に、かかわった人物を英雄に仕立て上げる そんな側面...」バトル・オブ・ワルシャワ 名もなき英雄 ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5プロパガンダの為に、かかわった人物を英雄に仕立て上げる そんな側面...

2024年1月29日
PCから投稿

プロパガンダの為に、かかわった人物を英雄に仕立て上げる
そんな側面を持った危険な映画ではある。
歴史的に見て非常に無謀な事件ではあるが、一方でそれ程までに
ナチス軍が憎まれていた為だということは、この映画の空気感から
わかる。

ポーランドは 第一次世界大戦後、一旦独立を回復するものの映画の
舞台でもある第2次大戦にも ドイツと、さらにソ連勢力下の時代でも
何度となく独立運動の戦乱や混乱に見舞われている。
この映画は、ナチス占領下での過酷な支配に苦しんだ故の蜂起であった、
また支援もなく周りが敵しかいない状態にあって選択肢が他に無かった
という事を表現しているのだろう。

ビン棒