劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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いわゆる子供向け映画です
やっぱりそもそも猪の頭かぶってるやつと、寝ないと仕事しないやつと一緒に仕事しなきゃ行けない設定に全く乗れない。と思いつつ。
アニメの方だけ1周見ているという立ち位置の人間です。
うん!普通にテレビアニメの映画版という感じ!
冒頭は上手く作っていて、メインのキャラ3人の特徴をうまく描いていて
アニメや原作を見ていない人でも、それぞれのキャラの特徴を分からせる
大変親切な作り。
炎の人の「うまい!うまい!」がこの映画の個人的クライマックスで
この映画で唯一、面白くて笑ったポイントでした。
クライマックスは登場人物がほとんど全員泣き始め、誘い泣きをして欲しいのかな?
という感じ。
カラスまで泣いてたのは失笑ものでした。。。
映画内で何かその前にカラスとの関係性のフリとか入れておけば。。。
それでもカラスまで泣いてるのは蛇足な気がします。
あの強い方の鬼はいつどこで止まるかもわからない列車を
朝方まで線路の横で待ってたのかな?
朝になると死んじゃうのに、、、目的がよく分からない。
戦うなら、中堅の鬼と同時に戦った方が鬼殺隊を倒せる確率高いのに・・・
などなど、乗り切れない設定が多々あり、という感じです。
普通に映画館で映画を見たりすることのない方にオススメ!
心を燃やせ🔥
アニメ未視聴、マンガもアプリで一話読み、
限りなく初見で観賞しました。
邦画歴代一位となった、話題の映画でしたので、
着いていけるか少しの不安と期待を胸に…
劇場版は、物語の中盤近くの様。
炭治郎、禰豆子といった主要キャラ達の活躍、成長と挫折が描かれていたと思います。
炎柱 煉獄さんが、その強烈なキャラと柱としての力を使って、鬼と戦って…炭治郎達の今後の道標となっていった場面が、みんなの心に突き刺さったのではないかと思った。
私は涙が溢れることはなかった。
現実世界がこの物語より厳しいと思っているから。
卑怯な奴や勝ち逃げされる状況など、幾らでもある。
今の社会を反映しているようで…
煉獄さんの言葉、心を燃やせ🔥
刺さるのは、なぜだろう。
今更ながらレイトショーで鑑賞。バトルや夜明けシーンの映像美は素晴ら...
今更ながらレイトショーで鑑賞。バトルや夜明けシーンの映像美は素晴らしかった。
一度漫画で読んでいると展開がわかっているためか、あまり楽しめなかった。初見だと結構楽しめたと思う。それでも上弦の鬼の登場シーンの演出はゾクゾクするものがあった。
アツかった
原作では割とアッサリ退場した印象の煉獄さんをここまで強く偉大な人に魅せてくれた製作陣の熱意がビシバシ伝わるアツい映画でした。漫画にはないカラスが涙を流すシーンも煉獄さんの人となりを思わせる演出で、僕はとても好きです。ただ、漫画と違ってナレーションがないせいか、炭治郎くんの精神世界に入ってた病気の青年の心の変化の件が漫画ほど描けなかったのは、好きなシーンだったので残念です。通常版、轟音版、IMAX版、MX4D版と4回観てそれぞれ良かったのですが、映像のキレイさや迫力が一番楽しめたIMAX版でもう一度観ようと思います。
炭治郎の主人公像と心情描写のうまさ
2020年12月26日から開始された、IMAX・4DXで初鑑賞しました。Abemaプライム会員になり、テレビシリーズを一通り見終えてからの鑑賞。対決シーンを含め、4DXの特徴を至るところで生かしており没入感がありました。この作品において、評価されるべき箇所は以下に詳述するとおり①主人公像と②主人公の心情描写にあると考えます。
①主人公像
鬼滅の全体を通して言えるのは、奪われた日常を取り戻すために血を吐くような努力をする主人公像であり、コミカルさとシリアスさの共存だと感じました。ポジティブな夢を追いかける主人公像も輝かしく映りますが、何者かに平穏な日常を消され苦闘しながらも模索しつづける炭治郎の姿に共感を覚えます。コロナ禍で先の見えない世の中だからこそ、多くの人の心に刺さった作品だといえるでしょう。
自分の家族が襲われたことに自分を責めるシーンが印象的でした。炭治郎、あなたは立派に家族のために尽くしている、素晴らしい長男ですよ。鬼になった妹を我が身よりも大切にかばい、宿敵に立ち向かうあなたを責めたりする人はいません。
②主人公の心情描写
今作、無限列車編で描かれているのは炎柱・煉獄杏寿郎とのかかわりです。炭治郎は一人で汽車一両守るのがやっとという状況だが、煉獄は一人で五両を守るからと柱らしい戦いぶりを披露する。炭治郎らの煉獄への尊敬が随所ににじみ出ている。魘夢での炭治郎の格闘に、鬼滅の真髄があるように感じました。前述の家族を亡くしたことへの自責の念です。大切な何かを失っても、それを奪い返していくことがたとえ茨の道であったとしても、どうにかして現状を変えようとする炭治郎の姿に人は共感するのでしょう。
生きながらえ強くなった下弦の壱を必死の思い出断ち切るも、突如現れた猗窩座。数百年顔ぶれが変わらぬという上弦の参との戦いで煉獄は敗れる。強敵・猗窩座を前に劣勢となっても、鬼となり延命する提案を却下し、戦い続ける煉獄。「強さは肉体に対してのみ使う言葉ではない」という言葉が刺さりました。炭治郎の、自分が煉獄に程遠いという心情描写が非常にうまくされていました。鬼滅を通じて、鬼殺隊の中で腕をあげようと努力する炭治郎―それを応援する読者(視聴者)の構図がうまくとられていたと感じます。読者(視聴者)の立場がはっきりしているからこそ、読み手を引きつける描写が明確にされているのでしょう。
上弦の参は何しに来たの?
原作未読です。
敵役で純粋に強い相手を求めてる奴、よく居ますよね。
上弦の参もその類?
切磋琢磨出来る相手を鬼にして、永遠に戦えるように煉獄さんをヘッドハンティングに来たの?
謎です。
瞬きしない感情の無い眼で薄気味悪かったけど、煉獄さんは好きになりました。
まぁ、死んじゃいましたけど。
炭治郎達を無双するシーンが無かったので、イマイチ上弦の参の圧倒的な強さ、それに対抗出来る煉獄さんの強さが伝わって来なかったな。
アニメの蜘蛛のヤツの時に助けに来たスカした柱(名前忘れた)の方が凄さが伝わりましたね。
炭治郎達が下弦の壱を自分達の力で何とか倒す
→上弦の参登場。全く歯が立たず、圧倒的絶望感→煉獄さん登場
の流れの方が良かったな。
あとCMで流れてる上弦の参の「お前も鬼に〜」も煉獄さんの「老いることも、死ぬことも〜」的な台詞、もっと切羽詰まった状況で言うのかと思ったら出会って3秒じゃん。
興醒めです。
煉獄さん「初めて会った」って言ってたけど、
上弦の参は突然現れ、初対面の煉獄さんを闘いもせず、いきなりヘッドハンティングしたって事?
「第一印象から決めてました」にも程がある!
どんだけ!
長編の途中のエピソードだから、煉獄さんと父親とのわだかまりが解決してない件はきっと今後スッキリするんだろうと思う事にします。
オッサンにはやっぱり子供向け過ぎるな。って感じちゃいますけど、
文句言いながら、ずっと観ちゃうパターンかな。
平穏と幸せ
父には認めてもらえず母に認めてもらえた煉獄さん、そんな笑顔できるの?という穏やかで澄んだ表情が印象的でした。
戦うことから解放されたのだから沢山抱きしめてもらってほしいなと思いました。
理想と過去のしがらみから解き放たれる、死の直前がもしかしたら人にとって一番幸せの時なのかもと感じました。
劇場版『鬼滅の刃』無限列車編
アニメでハマってそれから映画を見たけど、ほんとに素晴らしい映画でした😭
臨場感や主人公 竈門炭治郎の心の温かさを感じました。映画館のスクリーンで見るべき映画だと思います。
画がとてもきれいで、見入りました。見てるときはあっという間で、素晴らしいものを見せて貰ったなという印象です🙌🏼
煉獄さんと上弦の参が戦うシーンは涙なしには見られません。今まで泣いたことないくらい泣きました。
エンディングの煉獄さんの画とLiSAさんの「炎」も素晴らしかったです!
見終わってこれから頑張ろうって思えました。勇気を生きる希望を貰えました。大好きな映画です🌟
2020年ベスト映画。
漫画の絵があまり好きではないので敬遠していたけど、LiSAの炎が良すぎて、アマプラでアニメを一気見してから、映画に臨んだ。
LiSAのファーストテイクをはじめ、いろんな人の歌ってみたを合わせて100回は炎を聞いた。
だから、漫画は読んでないけど、煉獄さんは死んじゃうんだろうなと思っていた。
でも下弦の鬼で柱が死ぬかなぁ?と疑問に感じていたが、上弦の鬼も出てくるのね。下弦の鬼は炭治郎が退治するのね。
なんとなく、炭治郎と伊之助と善逸が力を合わせて退治することを期待していたし、煉獄さんが鬼を倒すことを期待していたけど、最後はいい意味で期待を裏切られた。
映画がおそらく漫画のコマ割りに忠実で、チグハグなつなぎ合わせが感じられたけど、壮大な音楽と映像が映える映画だった。
今年はたくさん映画を観たけど、一番観てよかったと思える映画だった。
夢を見ながら死ねるって、いいなぁと思ってしまった。
柱のみんなそれぞれで映画つくってほしい。
そして、興行収入第一位、おめでとう。正直、将来この時代、2020年の流れを知らずにこの映画だけを観た人はなんでこんな映画が一位なんだって思うことだろう。
将来コロナ禍を思い出させる一助となるために、この映画が一位として語り継がれることは必然なんだと思った。
そしてそして、LiSAのレコード大賞受賞も、いろんな要素が絡まっての受賞。とても大好きな名曲だけど、やはり鬼滅あっての歌だなと思う。
映画館メモ
420席の大きいシアター。通路より後ろは埋まっていたので、前から5列の右寄りから。大きな動きもそんなにないアニメなので、前方からで見やすく映画の世界に入り込めてよかった。
相変わらず子供が多かったが、騒ぐ子もいなく、気持ちよく映画を見られた。となりのカップルがコンビニおにぎりをカサカサ食べてる音が一番気になった。
小学生の頃、ちょうどもののけ姫を映画館で上映してる頃で、観に行った友達が気持ち悪くて吐いたと言っていた。この映画も同じくらいグロくて目を逸らしたいシーンが幾度もあったけど、最近の子は免疫があるのか??
素晴らしい映画だけど、子供には積極的に観せたいとは思えない。自分が子供だったら絶対に夜トイレに行ったり一人で寝れなくなりそう。
煉獄さんは最高の柱。オネェサイコ鬼キモすぎ。
正月休みでやっと鑑賞できました。強くなって活躍してる炭治郎くんは卑怯者のオネェサイコ鬼の罠で殺害された家族の夢を見せられて、本当に危なかったですね。人の絶望した顔を見て喜んでる精神異常のオネェサイコ鬼は早く○ね!炭治郎くん早く○せ!って心から願ってました。最後に醜い姿で自分の方が絶望して○んだ鬼を見て心の底からザマァでしたね。その後のクライマックスの十二鬼月の登場は本当にビビってしまいました。煉獄さんが命がけで炭治郎くん達や乗客を守る姿は熱く胸を打たれました。煉獄さんが亡くなってしまつたのは非常に残念ですが最後に既に亡くなってる母親と再会して笑顔で逝ったのは思わず泣いてしまいました…
物見遊山で行ってはいけない
なぜ人気なのか、全く知らないが行ってみた。
なんじゃコリャ。
まず画数や背景のバリエーションが少な過ぎて、観ててすぐに飽きる。
顔も口だけパクパク動くし、背景も全体の2/3は夜霧の中の林と車内だけ。あれプログラム組んでほぼ使い回しだよね?それで1時間以上は流石に無理があるかと。
それと、、最初の鬼さんは「時間をかけて計画し、汽車と同化したのにぃ」。。?汽車と同化?!そんな設定で今後大丈夫?
あと後半の主人公の怪我。アイスピックで突かれたくらいで、最期まで動けないってなんじゃそりゃ。止血まで教えてもらったんじゃないんかい。
そもそも後半の鬼はなんで出ててきたの?
赤と黄色の髪の彼は、結局なんなん?
最後に訃報を受ける人々(柱?)の分だけまだエピソードがあるの?
かなりの人数いたけど、それをひとつひとつ回収するの?
それと「煉獄さん!煉獄さ〜ん!」って何回言わせんの?声優さんは大変だろうな。。。繰り返し無駄なセリフを入れるくらいなら、プロローグなどで全体の設定説明を挿入するべきでは?
アニメなど既出の設定を映画版でサラッと織り込む、その脚本技術がおそらくないんじゃないかと。
人気作を観れて満足ではあります。
ただファンの方「専用」の映画ですね。
流行に乗り遅れたのは残念だが、もうギブ。
初めてにああも不親切設計だと、今後のお付き合いはできなそうです。
煉獄をもっと強く、美化されるようにしてほしかったかな
長文です。
いい作品でありました。がしかし、炭治郎、伊之助、この二人を守る戦いをすればもっと煉獄さんの強さと熱さを美化&作品の涙腺崩壊を狙えたとも思う。
煉獄さんは上弦と普通に戦って普通に負けた感があり、弱いと思った人もなかにはいるのでは???
まぁそもそも上弦は柱の3人分の強さらしいが、、、
そこでこうしたらよかったと思う。
まず上弦と煉獄の互角の戦い。煉獄さんがちょっと負けている。というか耐えている。炭治郎と伊之助はビビって動けず、まさにお荷物状態。
煉獄、家族の話で強くなる!おお!!何かこのままいけるんじゃないかとも思える程に!
ここでも炭治郎と伊之助お荷物。ここからが重要!
ここでまさかの上弦の全体攻撃的な術を発動!ここで煉獄さん、動けないでいる炭治郎と伊之助を守る為に自らを盾に二人を守る!ここで致命傷を負ってしまう、ここで血を吐き出す。w
心配する二人に笑顔で俺は大丈夫だと伝え、若い芽を守るのが柱の役目的な決め台詞を言う。
煉獄さん最後の覚醒しながらもまだ戦う!
おおこのままいってくれ!煉獄さんは最高の上司!とファンの心を鷲掴み。しかし炭治郎は気付く。。。相当なダメージだったと。その後に最後の負けるシーンにもっていく。という方が良かったかな。
心が洗われる
アニメから見始めて、漫画も読んでいたので、1回目の時は、冒頭から鬼殺隊の殉職者たちの名前を聞くだけで、切ない思いがこみあげて、泣き始めてしまい、その後、炭次郎の家族をなくした悲しみ、煉獄さんの死と、悲しい気持ちが強すぎて、映像の素晴らしさなどをじっくり味わう事ができませんでした。2回目は、落ち着いた気持ちで見れたので、映像の素晴らしさや、キャラクター一人一人の表情や、声優さんたちの名演技、作品中の名台詞などを堪能でき、2回見に行って本当に良かったです。神回と言われる、アニメ19話の方が凄いというのが1回目の感想だったのですが、なぜか、もう一度見に行きたくなって不思議でした。2回目に見に行っても、アニメ19話の感動の方が優っていたのですが、帰ってきて、また見に行きたくなっているのです。私なりに考えたのですが、煉獄さんの言葉や、主人公たちの頑張っている姿を見て、自分もそうなりたいと思えるくらい、凄く勇気づけられて、自分の心が浄化される感覚がくせになるように思えます。生きていると、こんな事があるのかと思うほど、辛い事が次から次へと起こって、立ち止まってしまいたくなると思いますが、その気持ちを奮い立たせてくれるような映画だと思いました。この映画の製作にたずさわってくださった皆様、素晴らしい映画をつくっていただき、本当に、ありがとうございます。
映画作品である以上
鬼滅の刃歴は半年。
ブームに乗った形で、アニメシリーズを3回観ました。
作品としての世界観と、中毒性のある物語展開に飽きがこない。
設計されたムーヴメント以上にハマり、ファンになった上での鑑賞です。
そして、一大ブームと煽られて映画。
作画や背景美は実証済みなので納得したのですが、まず持って、日本映画界に金字塔として打ち立てた作品としてハードルを上げて鑑賞するには、足りないものと余計なものが目立ちます。
原作に忠実と聞いていましたが、列車内で煉獄さんが弁当を大食らいするシーンは原作にもあるのだろうか?あったとしたら、意図が不明。
まず、無限列車までのプロセスを知らずしてこのストーリーに入るには説明不足。
ここまでの粗筋的な前段がなければ、知らない人は置いてきぼりを食う。
そして、映画として成立させるならば、この作品は"煉獄杏寿郎"に視点を立てて演出すべきである。
クライマックスへの盛り上がりを膨らませるためにも、途中差し込まれている煉獄の生い立ちを前編に持ってきて、感情移入しやすくさせる。(物語の繋ぎのエピソードとするならば、映画でなくても良い)
炭次郎を主役に立てていることで、観客の心の置き所が散漫になってしまう。
ここは、原作の流れに忠実にしているのかもしれないが、物語としての弱さは「鬼」
下弦、上弦とも個性があり強さは目立ったが、肝心の「鬼の戦う了見」が薄い。
鬼には鬼の理由いや悲しい性がある。
感情移入はできないが、納得はできるという物悲しげさが、BATMANヴィランズのような特徴を鬼滅の鬼にはある。
那田蜘蛛山と比べるとただ強い鬼には満足できなかった。
上弦の鬼アカザが、まんまと逃げる件も、物語的には相討ちにした方が物語として美しい。
炭次郎が、「逃げる鬼に文句を言う」は面白かったが、後にアカザと戦うエピソードがなければ、逃げるは意味がないし、映画的には、シリーズ2で"煉獄の仇"の巻にならなければ逃げた意味が成立しない。
何度も言いますが、日本映画の最高峰に立つ作品であるならば、どんな立場の観客であっても、おいてきぼりにしてはいけません。
原作を脚色してでも、映画として完結させて欲しかったと思います。
これこそ、原作リスペクトのアニメ映画!
アニメから映画へ。映画を見てから原作を読み返すと、原作では描ききれていない描写を、見事に映像化されていることに気がつきます。とても違和感なく、自然に、原作の世界観は絶対に壊さない。映像は勿論のこと、素晴らしい脚本です。
煉獄さんが最初にザコ鬼2体倒しますが、原作では1体しか倒していません。2体登場させることで2つの技を披露させ、柱・煉獄杏寿郎の凄みを見事に描いています。2時間で誰もが彼を好きになってしまう、最後に向けてしっかり心を掴んできます。
本当に素晴らしい作品です。
この時代に生きて見られたことに、感謝します。
王道の強さを見る(原作未読)
そんなにヒットするほどかどうか見てやろうという、斜め上から目線で鑑賞。結果としては良作だとは思った。
(これほどの興行収入に値するかはまた別だが)
結局のところ、前半戦の夢使いの鬼との戦いはダシみたいなもので、面白いのは、上弦の鬼が出てきて、煉獄さんとの死闘が繰り広げられるところ。上映時間からして、まだひと転がりあるだろうとは思ったが、これはどうしたって盛り上がるし、涙せざるを得なかった。
どことなく既視感を覚えたので、よくよく考えてみると、これってブロンズ聖闘士たちが、ゴールド聖闘士たちの戦いをただ見るしかないという聖闘士星矢の構図とよく似ている。
つまりこれはジャンプに受け継がれてきたヒーローものの王道パターンのひとつであり、その王道パターンは、結局、人の心を掴むということ。
ヒットしすぎなのは、コロナ禍による影響が大きいとは思うが、それでもジャンプの漫画家たちが作り上げてきた歴史が良作を生み出したことに対しては、賛辞を送りたい。
アクションシーンは満点
細かく見れば、作画星5、声優星5、内容星2みたいな感じ。
良い部分も多いので全体的には星3評価です。
アニメの続きなので先にそっちをおさえておかなければいけません。
映画の構成は大きく分けて2部構成。主人公炭治郎と下級鬼である下弦との戦いが主になる「2軍戦」と、主人公の上司煉獄と上級鬼である上弦との戦いが主になる「1軍戦」。
内容としては、高校球児がチームワークと個性を活かして地方大会を制し歓喜に沸くも、憧れの先輩がプロの試合で通用しないことを目の当たりにし、自分達の目指している世界の壁の高さを知る...といったようなモノ。
それぞれの登場人物に見せ場が用意されているし、アクロバティックな剣劇はとても見応えがあります。
炭次郎編は複雑なギミックをクリアしながら遠くにいる敵にどんどん近づいていく戦いで、煉獄編は逆に急接近してくる敵に押されて間合いを詰められながらの鍔迫り合いの戦いになる。色々戦いのバリエーションがあってアクションアニメとしては良いです。
でも列車という、アクション映画として最高の舞台を全く活かせていないのはとてもマイナスです。
お話としては目の前の鬼とドンパチするだけで、たくさん台詞がある割には内容がないように思います。いわゆる「思ってることやちょっとした気持ちを全部言っちゃう系」。
ギャグは話が止まるのでいらなかったと思います。多分観客も煉獄さんの決め台詞しか頭に残らなかったのではないでしょうか。
1番気になるのは列車の乗客の扱いの雑さです。「200人の乗客を守った」という肩書きが大切なのに、乗客側が全くフォーカスされないのはちょっと...。
特に終盤、列車が派手に飛び跳ねながら横転するシーンで死者0は無理だろうと冷静なツッコミを入れずにはいられません。本当に肩書きを盛るためだけの存在にされていて可哀想です。
せめて炭次郎が最後敵に対して叫ぶような台詞は乗客達に言わせた方が良かったのではないかと思います。
コロナ禍の救い手
劇場で友達とみました。漫画やアニメで復習済みでした。声優陣の花江さんはじめ、とても感動しました。個人的には煉獄のラストシーンの笑顔で亡くなるシーンは号泣必須でした。
コロナでなかなか外に出れなかった自分でしたが、この作品のおかげで楽しめました。
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