劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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柱には自分軸の世界観がありそれは炭治郎にも有る
TVロードショーで放送されたものを観ただけだから、詳しい内容は把握しないままの観賞でしたが映像も綺麗で迫力があり充分に楽しめました。
あまり泣けなかったのは、鬼滅への愛が足りないせい…鬼滅愛に満ち溢れた人ほど号泣するんだろうな。
表層の奥の深層に入り魂を見つける場面ですが、炭治郎の無意識空間が清々しい青空である事に感動してしまう…これこそが鬼滅の刃が支持される根底にあるものなんだと思う。
どんだけ愛に満ち溢れてるんだか…持って生まれた遺伝子なのか、両親の育て方が素晴らしいのか…
炭治郎の鬼を葬る際のお悔やみのシーンもそこに表れている。
正義に溢れる伊之助さんの怒りや善逸さんの女好きが現れた深層でさえ暗闇なのが、まさに人間らしさなのかもしれません。
私の中も真っ暗なんかなぁ〜
だって、殺されそうになった時に相手を殺人者にしない為に絶対死なないなんて思えないもの(⌒-⌒; )
煉獄さんが真っ赤な火なのも凄い。真から火の呼吸を会得してるんだな…
柱の深層部は、それぞれの世界観がしっかりしてて暗闇ではないんだろうな
過酷な修行から得たものが習慣化して柱となる世界観を創る…
となると炭治郎の海と空の清々しい深層部ももはや柱と言えるのでは…
生まれたからには自分自身の深層部に自分に合った柱を立てて生きられたら素晴らしいと思う
炭治郎の様な清々しい深層を持つ人々で溢れる世界を見てみたい気もしますが、悪があってこそそれが際立つのだから、善も悪も必要なのか?
そんな究極の愛を持つ炭治郎
最終的には、それを武器にして鬼の世界を溶かし天国に誘うなんていうシーンも観たいな
最終話は違うみたいだけど…
胸を張って生きろ
己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと 心を燃やせ
どんな時でも愉しく生きよう!
「ヒット」することの素晴らしさ
原作既読組です。正直今回描かれるキャラクターやエピソードが特別好きという訳ではなかったし、コロナ禍だしで映画館で観ること自体迷ってたくらいでした。
ところが観た瞬間、このエピソードが一番大好きになってしまった。
いい年して自分も明日から少し生き方を変えたいな、とまで思わされました。
同じ話でも、アニメーション、音楽、演技、全てが最高の状態に仕上げられたものを見るここまで受け取り方が変わるのかと。決して原作を貶める訳ではなく、自分が気づけなかった「良さ」を丁寧に・最大限に突き付けられる感じです。
その先を知ってることすら忘れ、手に汗握りながら祈るように見入ってしまいました。
ネタバレなくアニメ→映画の順で見れた人はもう最高でしょう。
続き知ってるし別にな~と足が遠のいてる人、斜に構えている人…まだまだいると思いますが一度は劇場で体験した方がいい作品です。
テレビアニメ以降注目が集まり高いハードルがあったと思いますが、ufotableが甘えや妥協なくそれに応えてきています。
これまで劇場アニメ映画の大規模ヒットといえば、ジブリ作品やその後継的位置である細田作品や新海作品が主流でした。そうやって時代を積み重ねてきて、少年ジャンプ漫画×アングラ枠で実力を伸ばしたスタジオからこういう人気作が出たのは感慨深いものがあります。
特に子供のうちから映画館に足を運び、このレベルの技術に触れる切欠になるということは、日本の文化にとってとんでもなく価値のあることです。
ただ作品の質がいいだけでなく、「広くヒットした」ということも素晴らしく、アニメ漫画好きとして有難いと思います。
れんごくさんの映画
れんごくさんの映画だとエンディングで気づいた。
アニメ視聴済み。マンガ未読。
感動のピークは開始2分くらい?列車をバックに「原作 吾峠 呼世晴」と出たところ。
これだけのヒット作、みんなに面白いと言ってもらえる作品を生み出した原作者は報われた気持ちになっているだろう。
原作者の苦労と、作品がヒットした喜びを想像(妄想)すると、何とも言えない感動がこみ上げてきた。
さて、映画本編。
面白いところもあったし、よくわからないところもあった。
映画としてよかったところ/よくなかったところ
ストーリーとしてよかったところ/よくなかったところ
をそれぞれ挙げて、レビューとしたい。
ネタバレあります。
○映画としてよかったところ
・見どころが早い。
下弦の一とのバトルがすごく良い。
肉弾戦とも、心理戦とも違う、精神戦?
夢の中の欲望に打ち勝とうとする様は見どころとしてすごく良かった。
観客も感情移入して見れた。テンポも良かった。
そして、精神的に少し疲れたところで、思考停止で見れるバトルシーンに移るのは、映画として完成度が高かったと思う。
・たんじろうの声が良い。
たんじろうの声優さんが上手だった。
感情がよく乗っていて、聞き取りやすく、良い声だと感じた。
○映画としてよくなかったところ
・音が大きい。
急に大きい音が出るのでびっくりする。
・長い。
疲れた。正直、「れんごくさんカッケー!!」で終わっても良かった気もする。
○ストーリーとしてよかったところ
・キャラクターが立っていてよい
特に主要キャラの完成度が高い。
キャラクターの好みや性格が、普段のしぐさやセリフによく表れている。
それだけでなく、今回の無意識の世界に入り込むシーンは圧巻。
心理描写や性格描写といったこれまでのキャラクターのすべてが伏線となっており、観客に対して説得力のある「無意識」領域を示していた。
○ストーリーとしてよくなかったところ
・列車との融合??
どういう原理で鬼が列車と融合できるのか、よくわからなかった。
融合した後も触手が出てくる列車くらいにしかならなくて、正直世界観についていけなかった。
・無意識の小人??
たんじろうの無意識領域にいる小人。
なんでいるのか、そもそも何なのか、よくわからなかった。
今後(映画よりも後)の伏線になっているのだろうか?
・れんごくさんの死
「カッケー」から「死んじゃうの?!!!」までのストロークが早すぎて、死のシーンであまり感情移入できなった。
ここをメインに見せたかったのは分かるが、十分に描き切れていなかったようにも思える。
もう少し「カッケー」が描かれていても良かった気がする。
・上弦の三
れんごくさんが単純にパワー負けするのも気になった。
上弦の三は倒せないので、完全な「かませ犬」的な立ち位置になってしまっている。
れんごくさんは、映画でメインで描かれるくらい、魅力的なキャラクター。
その魅力が十分伝わったうえで、パワー負けしてしまうのはどうなのか。
鬼の卑怯な手口に負けてしまうような負け方をして欲しかった。
大ヒットしているので、分かりやすいストーリーなのかと言えば、そうでもない。
かといって、よく練られた重厚感のあるストーリーなのかと言われても、答えはノーである。
悪い映画ではなかったし、ヒットしているので☆3つ。
書ききれていないこともたくさんあるが、取り急ぎレビューとしたい。
最高!!!
描写も綺麗、BGMも良かったし本当に終わったあとは余韻に浸ってて涙も溢れました。漫画とは違う場面も少しあり?あとはアニメの方がやはり迫力あり真剣に画像に吸い込まれてましたが、何より炭治郎が泣きすぎてて可愛そうにはなりました。
あとは伊之助が今回目立って、そして最後は伊之助の言葉に涙です。カラスの涙にももう私も涙が溢れてしまい、本当に煉獄さんの熱い想いは後の鬼殺隊に引き継がれると思います。映画は最後の回でも満席状態でしてが、みなさん満足している様でした。ポストカードの特典ももらえて、見る度思い出すしまた見たいです。
文句なし
本当に面白かった!
こりゃ興行収入ずば抜けるわな
コロナじゃなければもっといってるはず
何がいいって普通のアニメの映画は大体番外編をやっている。しかし鬼滅は正当な続編を映画でやったこと。
一見お金かよと思うかもしれないが、逆に言うと正当な続編と言うことでハズレがないという事。
これが興行収入を伸ばしてる一つの理由だと思う
とにかく内容を知っていたのに感動させてくる辺りが最高でした!
よもやよもやだ!
煉獄さんの勝ちだぁぁぁぁっ!
炭次郎の悔しさが胸を打つ。
あれを聞いた煉獄は嬉しいのだろうと思う。
原作だと割とあっさりだったような煉獄の死。
拍子抜けしたのを覚えているが、しっかりと描いてあり、壮絶な最期であった。
それにつけても、台詞が眩い。
生きる為、生きていく為の心得であったりするようだ。
唐突に現れる理不尽。
対峙する事を余儀なくされ、強制的に戦い、勝たなければ明日は来ない。
それに際し、立ち向かう為の心得。
まずは、踏みとどまらなければ打ち勝つ事もない。
そのなんたるかを見たような気がする。
脚本的には2部構成な感じもするが、強烈だった無限列車が霞む程、アカザvs煉獄は鮮烈だった。
鬼滅の刃のファンではなく、今のブームを若干引き気味で見てはいるのだが、それでも今作にはあてられる。
怯まず
折れず
立ち向かえ。
持たざる者は弱き者ではない。
目を逸らさず、勝ち目を探せ。
諦めるな。
今の自分を諦めるな。
…少年漫画としてはハードなメッセージではあるが、いつか必要になる言葉でもある。
煉獄の死は、色々な事を語ってくれる。
今のようなブームが無ければこのエピソードは埋もれていたかもしれない。
そう思えば、今の時流にも感謝したい。
■追記
「卑怯者おぉぉ!」と炭次郎は叫ぶ。
自分達はいつも不利な状況で戦っている。
いつも対峙する時は、お前らに有利な闇の中だ。日が昇り、全てが見渡せるようになってから逃げるな、と。結果(死)だけを押しつけて逃げるな。
負け犬の遠吠えと一蹴するだろうか?
大人になってからの方が、このシュチュエーションになぞらえる出来事は多いのではないだろうか?
観終わった後も、なにかと引づる今日この頃。
期待した通り
アニメ見ている時から映像や物語、声優などたくさんの場面に魅力されました!!
映画という大きなスクリーンで見ることを公開前からすごく楽しみにしていました。 本当にアニメよりもすごく迫力があって、キャラクター一人一人の良さもすごく出していてすごく感動しまた。 アニメでの推しは善逸でしたが映画では猗窩座や煉󠄁獄さんの戦いシーンは本当に綺麗でそこから最後主題歌が流れるまで泣いていました。 コロナでずっと嫌な一日を過ごしていたがこの映画のおかげで幸せだな、こんな時代に生きてて良かったってすごく思いました。
10分くらいで読める「鬼滅の刃」素人がマニアになるまでの道程(みち)
はい。ようこそ。これは「鬼滅の刃」ど素人がオタクになるまでのストーリーである。
いや、知ってはいたんです。もう町中「鬼滅の刃」祭り状態。殆どサブリミナルコントロールだよ。
コンビニに行くと必ずあの曲がかかっている。
「紅蓮花」
もうね、ずっと脳内であのメロディが流れてくる。助けて。許して。
閑話休題、1ヶ月前はなんにも知らなかったんですよ。すると週末三日間で興行収入が100億越えですよ。ひえー!そんな事があるんだ。そしてあっというまに200億円越え!
おそれいりやの鬼子母神だよ❗️
私は一念発起してテレビアニメを見る事にしました。TSUTAYA通いの復活です。なんとか10話まで見ました。しかし私は舐めていた!
貸出中が多く中々、進みません。
くそーにわかファンはこれだから嫌いなんだよ!
お前もだよっ‼️
耐えきれず映画を鑑賞。面白い。実に面白い。笑った。泣いた。感動した。
その後なんとか全26話を見ました。なるほどね、無限列車に乗るのは、その続きなのね。アニメを見てたら劇場に駆けつけるわ、絶対。猫まっしぐらだよ。
色々思いましたが手短に行きましょう。
さて主題歌の紅蓮華ですが最初にどう始まるかわかりますか?まずボーカルが始まる?少し違います。いきなりブレス音(息遣い)
ブレスで始まるって凄い。意識して入れているんですね。その後の打ち込み中心の音と対比して生々しい音にしているんですね。
作画も素晴らしい。二次元アニメの極北。CGも使っています。多分皆様も言及しているでしょう。でも私もアニメの作画には詳しいんですよ。なにしろ・・・
朝ドラの「なつぞら」を見ていたからね。
浅い❗️浅すぎる❗️ウユニ塩湖か‼️
話しは原作者の吾峠呼世晴さんに移ります。
女性です。少年ジャンプの基本、努力、友情、勝利をベースに細やかな心象風景を描いています。素晴らしい。高橋留美子先生に匹敵する才能。男性作家さんのアクション描写と女性作家さんの細やかさを合わせ持っています。
鬼に金棒だよ❗️
両者とも最初のヒット作が鬼モチーフだしね。
誰ですか?アニメは子供がみるものだって言う人は?いやいや、そんな人はいません。どんなに大人になっても私たちはアトムの子供ですよ。手塚治虫先生の国の子供ですよ。
残念ながら手塚先生は鬼籍に入られています。日本をアニメ大国にしたお方です。合掌。
さて映画の話しに参りましょう。まずは簡単にストーリーをかたります。
鬼殺隊の竃戸炭次郎は同僚の善逸と伊之助と鬼が出るとの噂の無限列車に乗り込みます。列車には炎柱の煉獄杏寿郎も乗っています。
列車は厭夢が支配していて乗客全員を心地よい夢の世界に誘います。炭治郎も含め全員爆睡。
命の危険が迫る。起きろ!起きろ!
立つんだジョー❗️
ジョーは関係ありませんね。すみません。
この先は劇場でご確認下さい。主役はある意味連獄さんですかね。泣きました。と・・・なると続きが気になります。それで本屋に猪突猛進したんですよ。ところが・・・
しかし、よもや、よもやの事態。 どこも完売だった!ちっ!だからにわかファンは嫌なんだよ!
だからお前もだよ‼️
残念ながらオタクさんの道は遠いです。ひょっこです。見習い剣士クラスです。偉そうな事言ってごめんなさい。
話しはやや変わります。ある映画を観に行った時の事です。上映まで時間があったんでマクドナルドにいったんですよ。腹が減っては戦が出来ません。そこにいました。あいつです。あいつ。
ちびねずこ。推定6歳。ねずこのコスプレ。竹は咥えていませんがフェルトで代用。
メチャクチャ可愛い。本人も楽しそう。
はしゃぐ。はしゃぐ。いや寝てないのかよ・・・そしてはしゃぐ。走る。まだはしゃぐ。考えが変わりました。
飲食施設だし、このご時世です。竹も咥えていません。普段は温厚な私も心を鬼にして教育的指導をする事にしました。
クソガキ!じたばたするなよ!世紀末がくるぜ!
それシブがきだよ‼️
もちろん創作ですからね、本当にそんな事を言ったら自滅の刃になります。
長文でごめんなさい。
ふざけてごめんなさい。
読んで頂き、鬼感謝しています。
映像美・音響 素晴らしい
炭治郎の訓練・弟妹愛・家族愛を描きながら、人間の素晴らしさを表現する。
本編も面白かったが、エンディングのロールエンドも良かった。
コミック → アニメ → 映画とエンターテイメントを盛り上げている手法に脱帽。コミックを読んだのもだいぶ昔だったので、家に帰ってから Netflix でアニメを再視聴してしまった。
アニメ2期に期待!!!
わかりやすいストーリー、丁寧に描かれたキャラクター
ストーリーは少年漫画の王道です。
話が所々繋がらない様に感じるのが気になりますが...全体的にわかりやすい。
沢山の映画に触れてきた方からすると単純で物足りないストーリーに感じるかもしれませんが、わかりやすいところが今回のヒットの要因なのかな...?
しかしキャラクターは一人ひとり丁寧に描かれています。
その為ストーリーに深みが出ている様に感じます。
社会現象化しているので観に行きましたがよかったです。
続きも気になり漫画を購入しました。
私の様に連れについて行って、ハマった方も多いかもしれないです。
流行っているからなんだろうな
テレビシリーズを観てから
劇場版を見ました
テレビシリーズは毎話数楽しく観れたのですが
劇場版の印象は凄いんだけどテレビシリーズの様な
ワクワクしながら次の話をドンドン観たく感じが
薄れてしまったかなという印象です
テレビシリーズのワクワク感は闘う所
話を見せる所の強弱が凄く良かったと思うのです
劇場版はその流れをそのまま引き伸ばした感じで
観ていてこの動画枚数は凄いな!ずっと戦ってるよ!
なんか疲れてきた… 眠くなってきた…
そんな感じでした
そして、ラストの戦いは凄いのですが
煉獄さん、テレビではそんなに出てきてないし
そんなにいい人でもなかったよ!
これで泣ける人はきっと心の綺麗な人なのかな
という気がしました
各型の剣のエフェクトを書いてるかと思うと
狂ってるなと思うくらい凄いので
観るのであれば音響が良い所が良いですね
次のテレビシリーズが楽しみですね
よもやよもやだ
2020年11月15日
映画 #鬼滅の刃無限列車編 (2020年)鑑賞
@ユナイテッド・シネマキャナルシティ13
コミックは読んでおらず、アニメはアマプラで見たぐらいですが、巷のブームに乗って鑑賞しました
感想としては、一切説明的なことがないので、初見の方は、???となるのではないかと思いました
◎です
映像がキレイ
はじめの森林、
墓場の木々が揺れるシーンは
本物かと勘違いする程美しかった。
上弦との戦いのシーンも美しい!
漫画で読まず、映画の内容を知らずに行った人は
急に上弦の登場、煉獄さんがやられる。
もう意味わからないとなり、リピートしてしまう。
炭治郎の夢シーンでの涙、
家族愛、
そして、煉獄さんの最後の笑顔には
涙なしで見れなかった。
内容を知ってても
映像美で
つい、見に行ってしまうとおもう。
いつの間にか
子どもに付き合って見始めたこのアニメですが、いつの間にか大人の方もハマっていき...アニメ映画もほとんど映画館では見ないが今回は子どもと一緒に積極的鑑賞(笑)
おもしろく、感動的シーンもあり、十分に楽しめた映画でした!
おもしろい。イイ映画を見れた。
原作、少し見たこと有る程度。
アニメ、観たこと無い。
私ですが、非常におもしろい映画でした^ ^
ストーリーも良い。
画像も綺麗。
笑いも有る。
少年漫画らしく、王道的な教訓もある。
それぞれの立場で煉獄さんを感じる事が出来ると思います。
いつのまにか親目線で見てましたが‥しっかり目から汁流れてました(*^^*)
つまらなくはない感じ〜
話題だから観に行った。つまらなくはないんだけど、5回10回観に行く作品か?とも思う。1回で十分かな。原作既習で展開は知ってたから、アニメみたいにどうキャラが動くのかメインで観てた。
まずは列車の方。流石ufortable、作画はトップクラス。下弦の首切るとこの炭治郎と伊之助のシーンはかっこよかった。また、煉獄さんが5両まとめて守ってたっていうのも原作じゃイマイチ凄さが伝わらなかったけど、映画でどれだけ凄いか分かった。
次に上限の方。負けるって分かってたけど手に汗握ったね。負けた後、煉獄さんが落ち着いた声で炭治郎に思いを伝えるシーンも声優さんの生きた声で聞けてよかった。
一方、列車のCGの触手がどうしても違和感があった。予算の問題なのか、手間の問題なのかそれとも両方なのかわからないけど、手書きの絵とCGの絵が混じると作品の中で統一感がないような気がしちゃう。
また、原作に忠実すぎじゃない?って思った。勿論全然悪いことじゃないし、むしろ推奨されるべきことなんだとも思う。けど、例えば、コナンの映画だと、赤井秀一=おきやすばるっていうのが初めて映画でわかって衝撃的だったし、少し前にufortableが手掛けたfateの時はアーチャーのローアイアスのシーンが映画オリジナルだけど、中々いい改変で映画の見所の一つになって、迫力、絶望感もよりリアルになった。今回鬼滅の刃がufortableで同じ制作会社だからそれをすこし期待してた。特に上弦vs煉獄さんのシーン。二人が戦ってる時に炭治郎とか伊之助の静止画のカットが入るたびにスピード感が損なわれてる気がした。態々映画でやるくらいなら映画ならではの要素を入れてもいいんじゃないかなぁと思う。(主題歌とか顕著な例。凄くいいし、映画観に行ってよかった思える要素の一つ。)
最後に、映画でやる必要があったのか。確かに作画はいいし、主題歌も素晴らしい。しかし、内容はあくまで原作に忠実で映画らしい改変もなかった。また、作画も1期の鬼滅やufortableの他作品をみても週1放送レベルののクオリティではないか。最近上映されたufortable手掛ける fateと比べると“明らかに”作画も音楽も劣っている。加えて、2期を無限列車編と位置付けてOP、もしくはEDを『炎』にすれば、主題歌が聞けないという批判も通用しない。
このように考えると必ずしも映画でやるという必要性は薄いと言える。
言葉にできない
二度目の鑑賞。
とにかく一本の映画としての完成度が高い。
ひとまず5をつけておく。
追記
炭次郎の飛び抜けた胆力、そして何より煉獄さんの熱き魂にしびれた。
もちろんこの作品は煉獄さんありき、なのだが、まずは炭次郎の心のうつくしさに涙してしまった。
一番は、煉獄さんとアカザのアクションパートがまさに死闘。手に汗にぎるとはこのことで、息をもつかせぬ制作陣の渾身の仕事に脱帽。
そして、炭次郎の「煉獄さんの勝ちだ!」に破顔し、最期の今際の際の青年らしい可愛らしい笑顔に、どうしようもなく涙が溢れてしまった。
個人的にえんむのキャラ、声もすごくすきだし、列車のディテールも高く、今まで観た実写も含めたすべての映画の中で完成度がもっとも高い作品のひとつとして挙げてもよいレベルだ。
さんざん指摘されているとおり、UFOTABLEさんのガチ度と、声優陣の渾身の演技が、原作のもつ優しさ厳しさ美しさ、魂を存分に増幅してのこの出来だと思うのでブラボー!手放しで賛辞を。
作品自体に対してはここまで。
余談になるが、やっぱりアニメ作品にはプロの声優さんを配役するのがしっくりくる。
ジブリ、そういうとこやぞ。
今回制作がアニプレックス、集英社、UFO TABLEの三者に占められていた功績もここにあるのかなと。
制作委員会とか設けられて、アニメなんか普段みない、原作も読まずに収益の部分にだけ関わってくるような大人があまり絡まず、単なる商業作品としてではなく、練り上げられた劇場版が誕生したのかと思う。
主要キャラやきぶつじ、果ては炭次郎の抱えるバックボーンすら説明がなく初見のひとを置いてきぼり気味で進んでも、それでも「魅せる」という心意気が感じられた。
けして原作読んでるの前提、というだけではなく、殊更にこの無限列車編では、原作わからなくてもこれだけみても舌を巻く出来なのだ、無限列車を観てから原作に手をつける人がいてもおかしくない。
鬼滅の刃のメディアミクスの成功こそが社会現象なのだ。
この映画に星ひとつを付けてるひとたちのレビューは、炭次郎の心の美しく広がるシーンと、その暖かさに触れて救われる結核の少年、煉獄さんとアカザのアクション、煉獄さんのあの笑顔、そのあたりのシーン、寝てました??と疑問をもたざるをえない。
自分自身、コロナ前に漫画喫茶で原作を途中まで読んで、アニメも半分もみてない状態だったけれど、上記のシーンだけでも震えた。
ただのアンチかもしれないが、最初から映画を愉しもうという心持ちでなく観に行っているのならさみしいことだなと思う。
素直な心の子供たちには、ストーリーの煩雑さや残酷描写もありながらウケたのだから。
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