劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のレビュー・感想・評価
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Fateと比べると・・・
自分はコロナを警戒して公開からひと月空いた平日昼の、閑散とした劇場でゆったりと見させてもらった
公開当日は満席の劇場の中で多くの人の感動の涙が流した事だろう
しかし私は、エンドロールが終わった後、なんとも言えない肩透かし感に疑問符を浮かべながら劇場を後にした
最初に言う、同会社がほぼ同時期に公開したFateHFが99点なら、この映画は70点をつけざるをえないと
決してつまらなかった訳では無いし、払った金額以上の価値はあったから不満がある訳でもない
ただ純然たる事実として、話が浅かった
Fateにはテーマがあった、「正義の味方から悪に染まった恋人の味方になる」というこれ以上無いくらい重厚なテーマがあったからこそ、見終わった後の余韻は抜け殻のようで、視聴に全神経を注いだ反動に疲労した
だけど鬼滅にはそれが無い
何故なら無限列車の主人公は竈門炭治郎では無く煉獄杏寿郎だったからだ
三部構成の中盤までは炭治郎の視点で炭治郎の物語で進んでいく
炭治郎の回想では感情移入し、「炭治郎の人の痛みが分かるこそ多くの物を背負ってきた」キャラクター性を理解し、だからこそ涙腺が緩んだ
だけど猗窩座が現れてからの終盤に、突如として、主人公は煉獄杏寿郎に変わる
そこからは杏寿郎をいかに綺麗に死なせるかの物語だった
薄っぺらい回想に、なんの説得力も無い言葉
「強い者は弱い者を守る」と言った母親の言葉には何の説得力もなく、私は脳みそお花畑の毒親の哀れな洗脳教育のせいで、漫画然とした天然で裏表の無い「欠陥」した人間になったのかと、その描写の薄っぺらさが虚仮にしか見えなかった
Fateにも同じように「欠陥」していて、自己犠牲が大好きな主人公がいた
だけど彼の行動の「根拠」となる「約束」は、納得するに足る深みがあり、綺麗事では終わらない、人に感動を与えるに足る美しさがあった
だからこそ、自己犠牲を肯定する事に疑問など感じず、すんなりと主人公の人間性を理解し、感情移入する事が出来た
だけど煉獄杏寿郎にはそれが無い、親の呪いのような洗脳が原動力となり、師や理想とする物は何も描かれず、どう見ても欠陥した人間であるのに、その癖鬼に人間らしさとは何かを語る皮肉さだ
だから私は煉獄杏寿郎が死んだ時も殆ど同情なんて感じなかったし、接した時間で言えば一晩の付き合いである炭治郎達も大して変わらないのに、どうしてあそこまで号泣しているのかも分からない
善逸にいたっては殆ど寝ていて猗窩座という脅威から命を拾ったという実感も薄い筈なのに泣く理由が分からない
そもそもだ、彼等は鬼殺隊という一介の「戦士」であり
愛する者や同僚の死を経験している人間だ
そんな彼等が、戦場で命を落とした上官に涙するのは「覚悟」が足りないと言わざるをえない
戦闘が終わって気が抜けたという演出であるのだろうけど、それでも普通の戦士は戦場で泣かないし、そこにはリアリティが無い
普通は「次は自分かもしれない」「もっと強くなっていれば良かった」「あんたの事は忘れない」であって「強くなりたい」は矛盾している、なぜなら彼等は既に戦場に立っていて、敵は強くなってくれるのを待ってくれないのだから
彼等はまだ子供で思慮が浅い、呼吸が使えるから鬼と戦っているに過ぎない、エヴァと同じで子供しか戦えない世界だから子供ながらに戦っているのかと思わされるし
炭治郎に至ってはそういった覚悟が足りないから腹を刺されて、その結果として煉獄対猗窩座の対決を伏して傍観するしか出来なかった
その事に対して炭治郎は自分の覚悟の無さを悔いるべきだったと思うし、代償としての煉獄の死も妥当なものだった
猗窩座が逃げた時に卑怯者と叫んだのも
鬼殺隊は常に数の上で有利を取って、一体の鬼を囲んで嬲り殺しにするのが常なのにどの口でそれを言えるのか甚だ疑問だった
少なくとも猗窩座は煉獄に対しては絡手も策も弄さず正々堂々戦って勝った
鬼が夜明けになったら逃げるのは当然なのだから、夜明けまでに倒せない時点でこっちの負けだ
そして結末は惨敗になっているのにも関わらず、太陽をチラ見せする事で「相打ちにできるかも」と希望を持たせる演出は寒々しく白けるものだった
そんな事なら煉獄は最期まで戦い抜いて、真っ白な灰になってくれた方が潔い
そうならずに無駄に長生きしていたのは一重に炭治郎に遺言を聞かせる為のご都合主義なのだろう
少なくとも生きているのなら、死ぬまで鬼を離すべきでは無いし、猗窩座を逃がした事により猗窩座は人を食らう訳だから、喋る力が残ってるのに「追え」の一言も出ないのかと呆れる
鬼を狩る役割よりも、物語を進行させる役割を優先した訳だ
物語上のご都合主義として、炭治郎達がいなくなったら誰も遺言を聞くものがいないから、その為に猗窩座を見逃したのだ
結局煉獄杏寿郎は何の責務も果たしていない
200人の乗客を守ったと言っていたがそれは魘夢からの話であって
初めから煉獄にしか興味が無かった猗窩座からは守る必要すらなかったし
猗窩座は今後、多くの隊士や民間人を手にかける訳だから、煉獄は猗窩座からは何も守れていないのである
猗窩座が奥の手である必殺技を使っていればあの場にいた全員死んでいたと考えると尚更滑稽に見える
煉獄はジャンプの伝統の噛ませ犬になったという感想しか出てこない
だから薄っぺらいし、虚仮にしか感じ無い
折角映画にするのだからもっと煮詰めて、新解釈を加えて作品として完成させて欲しかった
煉獄の父が浪人になった理由も触れられず
煉獄が柱を目指した理由も母親の言葉一つ
言動一つ一つに根拠も伏線も無い、だから寒い
この辺もっと掘り下げる事が出来たと思うのになぜしなかったのか
それはやっぱり煉獄が原作では大した役割を持たない脇役に過ぎず
そしてufoも原作改編してまで映画に1つの纏まりを作って作品としての完成度を上げようとしなかったからなのだろう
結論として言えばFateのような100年に一つのエロゲの最高傑作となった脚本と
週刊連載であるジャンプの漫画の脚本を比べるとこと自体が烏滸がましいものだった
鬼滅は作画と声優を楽しむ作品であって
脚本は凡庸でありきたりなものだ
ストーリーには何の捻りも伏線も無い
だから楽しめる大人は制限される物だった
そもそも子供向け映画を大人がケチつける事自体ナンセンスだろう
煉獄杏寿郎を薄っぺらいと言ったが
竈門炭治郎はとても魅力的で説得力のあるキャラクターだ
だから鬼滅の刃自体は面白い
ただこの映画はFateに比べるととても見劣りした
だから自分の中で70点である
映画じゃない
アニメ鑑賞。原作未読。
最初にザックリ言ってしまうと、ヤムチャがサイバイマンをボコしたのち倒される如く、噛みつき犬的な映画だと感じました。この映画の展開や登場人物のやりとりも全て少年誌特有の既視感があり、序盤から疲労が溜まってしまいました。
この映画の裏主人公の炎柱さんは鬼殺隊の中心メンバーっぽい感じの人物で、戦闘力も強く人望があり竹を割ったような、イワユルなテンプレステレオ正義漢。そんな出来上がった焼き増しキャラ故に終始何も感じとることが出来ませんでした。
観終ってから「薄いな。映画にするほどでもねえな」というのが正直な感想です。
その他、映画じゃないなと思ってしまった理由として挙げると、若手3人のうちの誰とでもエピソードがないところと、炎柱の母がニューヨークの蜘蛛男のベン叔父さんとおんなじことを言ってしまい興醒めしてしてしまったところです。大いなる力には大いなる責任が伴う論を炎柱母が吐いた瞬間、まさに僕はエンムのケッキジュツよろしく深い夢の奥底に落ちてしまいそうになってしまうほどでした。
鬼滅の刃は原作が完結しているそうで、オリジナルストーリーが出てくることは無さそうですし、映画としての鬼滅は上記の通りの感想なので、今後劇場化されても観に行くことはなさそうです。但し劇場に足を運んだキッカケはネトフリで観たアニメなので、次回作や続編はネトフリで待つことにします。あと単行本も読みたいかな。
最高!色々な事が詰め込まれている
今まで鬼滅の刃には全く興味がありませんでしたが、漫画を見ても三巻ぐらいで止まっていましたが、アニメを見ると面白さが倍増!さらに興味が湧き全アニメを観てからの映画!
最初から最後まで手に汗握り、ウルウルさせられ、煉獄さんの生き方までヒシヒシと伝わってきて感動させられました。
もう一度観ても感動するんだろうな〜と思わせられる。
鬼滅の刃が人気があるのが分かる、全てが詰め込まれていた映画。
噂通り 久々の混雑にびっくり
原作より
アニメの方がストーリーを追いかけやすいので
映画化も期待を込めての観賞。
原作の内容は別として
殺陣はアニメに軍配があがる。
映像美もプラスされるので
ファンにはたまらないかも。
ストーリーを知っていても
ラストはホロリと来た。
歴代興行上位のアニメより
多くの年齢層に受け入れられるから
まだまだ記録は伸びそう。
コロナで映画館が大変だったし
これで通常に戻るまで
頑張って繋いで欲しい。
生涯1番泣きました。
話題の映画ですが、漫画は読まずに何の予備知識もなく観ました。涙が止まりません。
2回目は友人と。少し勉強して観ました。途中から映像が見れなくなりました。
身体が震えるくらい、涙が止まらなくなると思ったから。
2回目の方が大泣きでしたw。
無意識領域の描き方と個々のキャラクターを凄く素敵に映像化して、笑いの中に人間性を描いている発想、構想力に感動です。
人、人間ってこうあるべきだな、と感極まりました。
泣いたー!
テレビシリーズを見ていたので映画も楽しみで見ました。
友達に少しネタバレされていたのですが、わかっていても泣きました!
そして映画を見終わった後で原作を買ったのですが、本当原作のままなんだ!と思いました。
絵が綺麗で動きもすごいのもよく言われていますが脚本もよく出来てるんだー!と思いました!
小説でも漫画でも原作がすごい面白いのに変なアレンジされて全然面白くなかった事が何度もあります。
2時間でまとまらなかったり、改変されて残念になってたりという作品が結構あります。
私は鬼滅がはまったのでまた見に行きたいです!
話題作はあらすじを調べずに見に行く方なのですが、鬼滅はテレビシリーズを見ておくかアニメでやっていた所までのあらすじは知っていた方がいいと思います。
にわかです
コミックは全く見ていません
俗に言う にわかではあります
配信されている TV26話を見ました アニメはジブリ系くらいなので 正直どうかな?と あまり期待していませんでしたが 思いっきりそれは裏切られ どハマり
知人から 映画はその続きと聞き ようやく見ました
本当にとても良かったです
にわかと言われてもきになりません 全く興味のない方も変な先入観を捨て 是非見に行ってほしい
人の持つ愛 善と悪 それぞれの生い立ちや想い
毎月3〜4本は映画館に行ってましたが 2月以来久しぶりの映画館でした この映画で本当によかった
全くの初見で行くより コミックやTV版を見てからの方がより楽しめると思います
映画の続き コミックを見てまたはまって行くんだろうな
最高の作品。見れて良かった。煉獄さんが改めて好きになった。
※内容の感想をつらつらと綴ってるだけの文章です。
本当に面白かったし見れてよかった…!!
冒頭の御館様とあまね様のシーンを見れたのもよかったし、グラフィックも音響も迫力満点だった。映画を見ること自体久しぶりだったけど、この作品は映画館で見れてよかったな……様々なシーンが印象的だったしボロ泣きした…
序盤の列車を観察している三人や善逸が列車に乗ろうとしがみついてるのを炭治郎と伊之助が引っ張りあげるシーン、初めての列車に大はしゃぎする伊之助にさりげなく老夫婦の荷物を上げるお手伝いをする炭治郎のシーンも個人的に好きだけど、何よりも前方車両から聞こえてくる「美味いッ!」の圧の強さに笑ってしまったw
煉獄さんめちゃくちゃ弁当食べてらっしゃるwww
からの煉獄さんと炭治郎の会話も好き。「俺の継子になると良い!!」の勢いの良さと炭治郎の「どっち向いて喋ってるんですか!?」みたいなツッコミも聞いてて楽しかった。
車掌さんが全員の切符をパチンと切った段階で車内の電灯が明滅してふっ、と消える演出がとても良かった。
きっとあの時点で、皆は夢の中に迷い込んでいたのだろうか。
それにしても、夢の世界は本当に四者四様だったな……
家族と過ごす幸せな日々を追憶する炭治郎、禰豆子ちゃんと2人で花畑や川を駆ける善逸、愉快な子分達と一緒に洞窟探索をする伊之助親分、父親に柱になったことを報告するも喜ばれず、沈む気持ちはあれども千寿郎君を励ますように語らう煉獄さん……クスッときたりしんどくなったりと感情が忙しい。
また、夢の世界の炭治郎の心に触れて、涙を流さずにはいられなかった。炭治郎の心はどうしてあんなにもあたたかく、優しくあれるのだろう。
四者四様の方法で対抗しているのは凄いと思ったし、伊之助と善逸の止め方が本当に二人らしくて笑ってしまった。伊之助の理想の姿と夢はそれでいいのか…w
子分その3(ウサミミ禰豆子ちゃん)をツヤツヤのドングリで気を引いてるのも微笑ましかった。
ただ、善逸の夢の無意識領域が真っ暗なのに驚いたし、善逸は本当は底が図れない子なんじゃないかなと思った。あと煉獄さんは真っ先に本能的に察知して対抗しているのが凄かった。
原作の表現が映画ではどのように描写されるのかが気になってたけど、魘夢の攻撃や列車を取り込んだ後の列車での攻防戦が迫力あってハラハラしたし途中で思わず息を呑んだ。あれ凄いな……
炭治郎と伊之助の必死の奮闘の末に首を断ち切られた魘夢が死に際で様々な怨嗟の声を吐き散らした後に「何という惨めな悪夢…だ……」と零して消えていくシーンも印象的だった。
横転する列車から墜落した炭治郎を助け起こした伊之助というシリアスなシーンでの「鬼の肉でばいんばいんして助かったぜ!逆にな!」という伊之助の台詞に思わずクスッときた。
終盤の煉獄さんと猗窩座の戦闘が激しくて、格好よくて胸が熱くなったしただただ圧巻された。
「老いることも、死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」という台詞がとても好き。
激闘に次ぐ激闘の中でふっと浮かんだ幼き日の煉獄さんとお母様の思い出に胸を打たれたし、闘いの中で煉獄さんの凄まじい強さと執念を垣間見た。
また、煉獄さんに致命傷を負わせた後に太陽から逃げようと野を駆ける猗窩座の元へ炭治郎が日輪刀を全力で投げて突き刺したのにも痺れた。
炭治郎が「逃げるな卑怯者!!逃げるなァ!!!」「煉獄さんは負けてない!!誰も死なせなかった!!」「闘い抜いた!!守り抜いた!!」「お前の負けだ!! 煉獄さんの勝ちだ!!!」と言って泣き崩れたシーンが本当に見ててしんどかった……。ただ、心底その通りだと思った。
そして最期に煉獄さんが自身の弟と父に向けての言葉を伝えた後に炭治郎達に向けての言葉を語りかけている場面にボロ泣きした……
最初に会った時には禰豆子ちゃんの事を「あの時の鬼か」みたいに言ってた煉獄さんが終盤で「俺は君の妹を信じる。鬼殺隊の一員として認める」と言ってくれたのもグッときた。
「己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ」「歯を食いしばって前を向け」「君が足を止めて蹲っても、時間の流れは止まってくれない」「共に寄り添って、悲しんではくれない」という台詞が自分にまで刺さってしまって辛かった…
けど、最期まで語りかけてくれてくれて良かった。煉獄さんが炭治郎達に残したものはあまりにも多くて、かけがえのないお人だった。真っ直ぐで、熱くて、乗客全員を誰も死なせずに守り抜いた、素晴らしい方だった。
だからこそ、死んで欲しくなかったな…と思うけど、それはどうしたって叶わない。時間は元に戻らないし、止まってはくれないのだから。それでも、煉獄さんという人を知れてよかった。彼の生き様を、見届けられて良かったと思うのだ。
改めて、この映画を見れて良かった。素晴らしい作品に心からの感謝を。そして懸命に生き抜いた彼に、これからを生きていく彼等彼女等の壮絶な道のりの行く末に幸あらんことを。
心を燃やせ
大人になって、大人だからアニメとかマンガと何だか距離を置かないといけないような気がしてたけど、大切なこととか求めてたこととか、けっこうマンガから教えてもらうことってたくさんある。
炭次郎の深く寄り添う優しさ、煉獄さんの温かい包み込むような優しさの裏側には悲しみや乗り越えようとする強さがあって、その生きざまにただただ胸を熱くして、涙がとまらなかった。
「胸をはって生きろ。己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ。歯を食いしばって前を向け。君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない。」
こんなに心に刺さって抜けない言葉はあまりない。
炭次郎同様、私にとってもこの言葉は支えになっている。
生きている限り壁にぶち当たることはあるし、絶望することも、自分に負けそうになることもあると思う。でも、挫けることはない!!どんなにきつくても、強く生きるしかない。
心を燃やして、前に進んでいく。
追記
BGMがどれもいい。かっこいい。。。
俺の家族がそんなこと言うはずがない
炭治郎の家族愛には共感して涙が出た。家族に対する絶対的な信頼、甘えではなく、どんなことがあっても自分を肯定してくれる温かさへの確信が、妙にリアルに感じた。何があっても信頼しあえる絆があるからこそ、唯一生き残った妹のために、幸せな夢からも抜け出て現実に戻る意志を持ち続けられたのだろう。
強いものが弱いものを助けるべき、との思想は、作品全体を通して流れている。助けたり守ったりするためには、自分が強くならなければならない。炭治郎は、家族という至高の存在を守るために、鍛錬し、強くなることを選ばざるを得なかった。煉獄さんもまたそうではなかったか。彼が生まれながらに植え付けられた意識の中で、家族だけでなく、もっと多くの弱き人を守るという使命があり、そのためにはもっと強くならなくては、と日々鍛錬してきたのだろう。人は老いるから、死ぬからこそ儚く美しい、と言う彼の言葉は、彼の存在意義、使命をそのまま言葉にしたに過ぎない。弱いからこそ守る価値があるのである。そして自らも生身の人間であり、傷つき死ぬ、ということを受け入れて戦い、使命を果たしたことに満足しながら死んでゆく、彼の潔さには感動したし憧れる。自分はそれほど強くないから、まずは強くならねば、そして、家族を思うことができるいまの恵まれた環境に感謝しつつ、一瞬をも大切に、いまを生きねばと思わせられた作品であった。
心を燃やせ
子供たちと鑑賞。
小学三年生の娘が泣きそうになったと言う感動作。
もちろん、前後の話を理解した上での鑑賞が大前提ですが、それなしでも楽しめるかも。
炭治郎や同期組の最後の涙や、鎹鴉からの伝令を受けた柱たちの表情など。
原作のまま表現した最高作でした。
終盤のストーリーと映像美に感服
アニメ視聴済み、原作未読
アニメが面白かったのでそこそこ面白いことを期待していたが、
後半まではこんなもんかと思いながら観ていた。
ところが終盤から本領発揮。
原作未読だったため、驚きの展開で、
ストーリーも映像美も終盤は素晴らしかった。
コロナ禍で映画館が潰れてしまわないか不安だったが、
そんな不安を払しょくする盛況ぶりだったのも嬉しかった。
煉獄さーーん!
最近アニメを見終わり、
比較的空いているスクリーンで鑑賞した。
大人と子供が半々ぐらいだったが、
観客みんなが物語に全集中して鑑賞していた。
観終わった後に、“煉獄さーーん!”と
叫びたくなる感動があった。
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