はるヲうるひとのレビュー・感想・評価
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"みずみずしい"が時間が経つと...
正直いろいろ訳がわからない…
映画全体としてなんか青臭い
撮りたい画を入れるために全体ができた感じ
増築に増築を重ねてできた感
笹野鈴々音が演じたりりが最後に流す涙を撮りたかったのかな、と
なぜ登場したか不明なのは、原発反対で補助金をせしめようとする人たち、ネクタイ氏の向井理、そして最大の疑問は仲里依紗
"あのシーン"の為に"あのシーン"があって、その為には近親の女が必要になった、のでは?
一気見できたので☆2.5付けてたけど、やはり☆2だな笑
汚く、暗く、暴力などで、ただただ暗い印象。
はるヲうるひと
ある売春島で暮らす、暴力オーナーと下の男と女4人で切り盛りしていた。
目先だけでなんとか暮らす鼻くそみたいな人生に嫌気を抱いている。
そんな生活での中、光を見つける事はできるのか?
売春ヒューマンダークコメディー⁉️
◉21点。
★彡これはいかんぜよ💢
汚く、暗く、暴力などで、ただただ暗くなってしまったストーリーでした。
何を伝えたいのか?レビュー見ても分からん。
❌悪かった点。
1️⃣なんか不衛生で胸糞悪い。
★彡演出だとは思うけど、全くエロさのない汚いくらいの演出が、残念。
2️⃣こんな生い立ちと、人間関係って本当にあるのかな?
★彡これをヒューマンと捉えるのは無理がありました。
3️⃣原発反対のサブストーリーも中途半端。
★彡なんか必要あるシーンには見えなかった。
🫦💄🐙🚬
とことん心に痛い作品
2024/6/14〜06/16までの間で観ました。
日陰で生きる人達のリアルが垣間見える稀有な作品です。キャストの人選も去ることながら、メインキャストの演技力は目を見張るものがありました。
序盤の登場から終盤までの間、佐藤二朗扮する哲雄の存在感は他を圧倒するものがありますが、得太、純子、峯、さつみ、いぶきらの見せ場もキチンと用意されていて、哲雄とのバランスが絶妙にとれています。
登場人物が軒並み痛い人達で、本作はエンドロールまでの間、多くの物事は解決しません。なのに明らかな変化を感じられるのは何故でしょう。暗がりに光が差すような、澱んだ場所に爽やかな風が吹き抜けるような気持ちになりました。
概ね胸が締め付けられ、胸糞悪くなる内容ですが救いがあり、好みは分かれるカテゴリーですが、色々と考えさせられる作品です。
映画館で観るよりも、自宅でひとりで観るのに適した内容です。
テーマの割に核心がなかなか見えないのがモヤモヤ
テーマの割にはトーンがイマイチ分からず、明るくも暗くも見えないのが残念だった。ただ、舞台が原作だけあってか複数人が立ち回るシーンのハマり具合は引き立っていたと思う。
あの佐藤二朗さんが監督・脚本となれば、福田雄一監督のせいなのかコメディで行きそうな感じがしてしまう。だが、彼が描いたのは売春宿という暗部。その時点でシリアスな雰囲気とおぞましい感覚が滲み出ているのだが、どうもそれがしっくり来ない。会話劇としてもパンチに欠けているし、個々のキャラクターの痛みが画一的に写る。たぶんそれは、元締めを演じる佐藤二朗さんが統治しているからこそであり、駒のままなんだと感じさせるからである。
一方で、彼がいない所、つまり性交前後のシーンになると、パッと色が付く。人間味が溢れ、救いを感じさせる。それが作品にプラスになっているかは微妙な所だが、生き様を感じさせる点においては良かった。ただ、所詮それも束の間となってしまうからこそ、作品のどこに何を感じたいのか見失ってしまった。
主演は山田孝之さん。他の作品が濃いからかあまりパンチは来なかった。仲里依紗さんも良い味は出してたけど、作品自体のギアにはなっていなかったような気がする。駒林怜さんや笹野鈴々音さんといったキャストの躍動が凄く印象的で、エネルギッシュな雰囲気を作っていたなと感じた。
原発に踏み込むのも弱かったし、全体的にボヤッとしていたのが惜しい。にしても劇団ではこんな重苦しい作風を作っているとは。ある意味こちらが本当に描きたい、見せたいモノなのかもと思った。
【救われなかった鼻糞達のヒューマンドラマ】
正直僕が根暗じゃなかったら、この映画に4.0も付けないと思ってしまう程、意味もなく暗い話。
他の評論を散見させて頂くと、結構賛否両論だった。
確かに否定の意見も物凄く分かる。こういうヒューマンドラマ映画(?)は、造り手の伝えたい物が伝わりづらい。というか、造り手が態と分かりにくく伝えようとしてるところがしばしばある。『生きちゃった。』とかね。
でも僕はそういう映画が大好物。
鑑賞者が自分の人生と照らし合わせ、共感出来る所も出来ない所も、どちらも自分の好きなように解釈出来る。そんな映画が大好きなのです。だから星4.0。
こういう映画は物凄く賛否を産むと思う。内容が内容なだけに、簡単に触れていい話でもない。人によるって言うと、突き放してるみたいで嫌なんですがね。
【個人的MVPシーン】
序盤の山田孝之さんが火消し壺に手を突っ込まれるシーン
万人受けはしないが心えぐる怪作
本作は、2019年度第35回ワルシャワ映画祭の1-2コンペティション部門(長編監督2作目までの部門)への正式出品に続き、2回江陵国際映画祭(2020年11月5-7日開催)にて最優秀脚本賞を受賞している。監督佐藤二朗のコラムを読んで鑑賞。一番は山田孝之を筆頭に出演者の演技力の凄さに舌を巻く。売春と暴力が中心の陰鬱とした閉鎖的な社会で生きる女、それを取り巻く男たちの世界。最後に明かされる真実が兄弟の力関係と観客を驚かす。佐藤二朗にはこんな才能(脚本も監督も演技も)があったのかと驚かされた。
コメ……ディ……?
重くて軽く、エロくて真面目。見方によってはコメディ……いや、そんなことは無いか……と、この作品をどう受け取ったらいいのか迷いながら観る感じになったが、それは気分の悪いものではなかった。自分の存在価値の根拠をどこに見出すか、みたいなものがコアにありそうだったが、佐藤二郎さんがどういう狙いでつくったのかはわからない。少なくとも私には、たとえ血のつながった親であろうとも、自分の存在価値を自分以外のものに求めることは出来ないし、職業を含めて自分が何をするか、自分が何を選ぶかにかかっている、というのが一番残ったかな。
俳優陣はとても安定感があって、ぶっとんだ設定でもふわふわせずに観ていられた。なんとなく敬遠しているのならぜひ観てほしい。
原発様
この映画の仲里依紗さんの雰囲気というか、話す間や声のトーンや表情がとても気になるというか、しっくりくるというか、なんと言えばいいのかわからないけど、好きです。
なんか演劇みたいだなあってなるけど、まあ演劇だもんなとなった。
緊張感があった。
あの島がよくわかりませんでした。
これは…佐藤二朗さんらしいな、と勝手に解釈するのは失礼かもしれませ...
これは…佐藤二朗さんらしいな、と勝手に解釈するのは失礼かもしれませんが。。
私はあなたが思っているような一辺倒な人間じゃございませんという主張を端々に感じました。愛一つとってもくだらないと言い切ることも素晴らしいと褒め称えることも考えが浅いよと突き放されてるような感じがして。何か意味を探りながら観る作品ではないと思います。
歯車ヲ違えた人々の関係性がおかしくも楽しく感じられる作品。
内容は、本土日本から離れたとある離島の売春宿『かげろう』を舞台に繰り広げられる物語。離島の呪縛と離島に関係する人々の価値観の違いが問題を提起させもするし解決もすると言う悲喜劇的物語。印象的な言葉は、『NHKも来ると思ってネクタイしてきました。』『こんな反対活動続けてた補償金がっぽりやで!』島の原発建設に対しての利権を絡める昔懐かしい対応。3.11以後原発に対する意識が変わって来ていますが昭和時代のお決まりパターンをどうしても入れたかったんだなぁと時代を感じました。『笑え!声出して笑え!試しに笑え!無理でも笑え!』母親の遺言の様な救いでもあり呪いの言葉の表現は子供時代のフィードバックやフェードインからの表現は分かりやすく良かったです。印象的な場面は、売春婦の一人が最後に公民館で結婚式をし公然でキスをするシーン目を閉じて涙を流す所は良かった。この伏線で向井理が聞く『ネクタイを締める。平気って言うか鈍感になる。君らも(売春婦)そうぢゃない?!』『キスする時何故目を開けてたの?』『決まりだから、分からないです。』秘密にした心の内を大切にする所が自分に由って立つ希望が爽快でした。物語の初めから性的表現の生蛸🐙・垣根の枯れかける椿に追い討ちの様に水をかける場面・かげろうと云う幻を表す店名・自分に変化を願う日焼け男性等『虚』を表現した所に作家性があられて面白かったです。全体的に暗く彩度を落とした映像ですが、内容は明るく其々の思惑や考え方や思い込みのズレが物語を面白くさせ役者の表現力の凄さを感じられる楽しい作品です。
仲里依紗と坂井真紀の美しさ
いつの間にか佐藤二朗といえばクスッと笑いのある頭のネジが3本取れた演技というイメージだがその裏にある狂気的な演技が凄く好きです。
笑いながら怒鳴って人を殺すみたいな。本当ぴったり。
佐藤二朗×山田孝之×仲里依紗
素晴らしすぎる。豪華。
このヨシヒココンビのシリアス演技は絶対あたりだけどここに仲里依紗を混ぜるというのが絶妙
YouTubeで仲里依紗はよく観てるけど別人でした。
里依紗さんってこんなに美しい顔してたっけ...
と失礼ながら思った。
そして坂井真紀!えろいっす!悲壮感エロとでも申しましょうか。
実際にあったという売春島。タブー視されてる存在を題材する作品はやはり観ていて興味深い。もっと女郎たちが置屋に流れることになったストーリーとか知りたかった。
小柄なリリーさんもとっても良かった。
ラストはぽかーん。と衝撃的な内容ではない。
それで哲郎の怒りが収まったのなら良かった。
翻訳こんにゃく〜
方言??なのか何を言っているのか多々聞き取れない
演技力見せつけられただけで特に内容無いし面白くないしハズレ
山田孝之のビジュがジョージアのCMなのよ
映るたびにジョージアが頭にチラついた
空っぽじゃ無い
この作品を見ていたら見覚えのある場所がちらほら
ロケ地を調べたら私の家から2時間ほどの場所でした
知多半島先端の少し手前、ここからドライブするには手頃ないい場所なんです。
最近だと『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った』は岐阜県大垣市、『ゾッキ』では蒲郡市、『名も無い日』名古屋市熱田区などなど近隣でのロケ地が多くロケ地巡りもなかなか楽しいです
さてこの作品
登場する人々の殆どが、夢を語らず甘んじていまを生きています
薄汚れた路地裏にずっと居るような感じがする
ギリギリの底辺のあたりで人の心を捨てずに生きているような
見ていて息苦しくなってくる
でもまったく救いがないわけでは無いのです
ほんの、ほんの少しだけ「希望」が見え隠れしているのです
今をふまえて明日があるのです
隠すのでもなく、今があるから明日があるのでしょうね
二郎さん、面白かったですよ。
共感ヲ、モテず!!
2021年。原作:脚本:監督:佐藤二郎。
佐藤二郎監督のコメントを書き写します。
《架空の島の売春宿で、生きる手触りを掴めず、死んだように生きる男女が、
それでも生き抜こうともがく壮絶なたたかいのおはなし》
脚本良くないです。
「はるヲうるおんな」に共感してる二郎監督の気持ちは伝わります。
けれど、
「愛のない結婚で生まれた子供はハナクソ」だとか?
いつも楽しくてヘンテコな二郎さんの、極道みたいな姿にも、
違和感あるし、いい歳をして、生きる抜く苦しみにのたうち、泣きじゃくる山田孝之にも、
30男か40男の設定か知らないけど、いい大人が親の心中事件を、いつまでも引きずりますかね。
(これはラストで意外な真相が明かされます)
原発反対。
その反対する住民を、手なずけてやる・・・
そう言うヤクザもただ出てきただけの賑やかし!
無名の女優さん2人が遊女役で(二郎さんの劇団「ちかららわざ」の女優さんかな?)
体を張った演技に、ホロリとさせられました。
笑えそうなポイントもあるにはあるのですが、
いかんせん、この映画、私の好みとは真逆でした。
好き嫌い分かれる作品かと思います。
音楽は美しく、島の風景は明媚だったので、その点は救われました。
佐藤二朗は友達が多いのですね‼️❓
なんか、重いテーマを扱う割には、アホなんですね、佐藤二朗。
ただ、友情出演多いのかな、演技が意外と良いのです。
ストーリーはスカです、議論の余地無し、脚本もスカです、議論の余地無し。
でもね、観ない訳にはいかんのだよ、見過ごすわけには、見届けて貶してあげます。
内容にコメントする価値の無い映画ですが、演技は良いですよ。
演出の無い、剥き身の演技を観れますよ。
演技だけを鑑賞したいなら、是非。
舞台が原作ときいて納得
Netflixで鑑賞。終盤ちょっと意外な展開で、面白かったです。
セリフ回しや演出に「佐藤二郎さんぽいわ〜!」が随所に見られ、監督の個性がしっかりと表現されている作品だと思いました。
監督が伝えたかったこと、この作品のメッセージについては、キャラクターが全てセリフで説明してくれるので、私はかなりわかりやすい作品だと思います。
原作は舞台なんですね。たしかに今思えば、所々セリフの言い回しが現実から少し浮いていたり、幼少期の自分が目の前に現れる唐突な演出、最後の幕の閉じ方も、正に舞台を映画化した、という感じでした。
映像を観れば、セリフを聞けば、やろうとしたこと、やりたかったことは伝わってくるのですが、なぜかあまりピンとは来ません。
長女・いぶきは言動や存在が抽象的、次男・得太も口数が少なく、長男・哲雄はミステリアス。脇役のキャラはしっかり立っているのに、主役である三兄妹の本質が見えづらい点が、物語をフワフワした印象にさせてしまっているのかなと思いました。
逆にかげろうの客人ユウのキャラはかなり立っていて、後半はユウによって物語が進んでいくのも少し勿体ないと感じました。
一番好きなキャラはりりです。女優の笹野鈴々音さん、ホラー作品でしか知らなかったのですが、あんなに可愛らしいお方だったとは…!俳優さん達の演技は流石でしたね。生々しい雰囲気がとても良かったです。
だから何?
おそらく、売春島と呼ばれた伊勢の渡鹿野島をモチーフにしたのだろう。
このストーリーを観て、共感出来るもの、何も響いてこない。
主演の佐藤二朗さんが監督、脚本、原作をこなしたという元々個性的な人だけに、期待感は自然に湧いてくる。
ただただ暗い。
まぁ、そういう映画なのだ。
哲雄は、ハナクソだ!自分の元で働く女性たちを見下し、腹違いの弟と...
哲雄は、ハナクソだ!自分の元で働く女性たちを見下し、腹違いの弟と妹もクズ扱いし、偉そうに振る舞うが、哲雄の方がよほどクズだし、お前の方がハナクソだー!と観ていて腹が立つほど嫌なヤツ。見下していた弟の得太が初めて打ち明けた父母達の死の真相を知ってショックを受けたようだが、少しは大人しくなるのかな?
得太は何故、あんな兄のそばにいるのか、島を出ればいいのに。
山田孝之が上手いことは勿論言うまでもないが、佐藤二朗が面白い役も出来れば、こんな嫌なヤツも出来る、監督や演出もやってしまう、振れ幅広いなあ。
こういう気持ちになった人にしかわからない
佐藤二郎さんが監督で、主演は山田孝之さん。今まで色々な映画や舞台で共演してきた二人のコメディではない作品を見るのは初めてな気がしましたが、とっても良かったです。
佐藤二郎さんは「良い俳優の良い演技が見たいからこの作品を作った」との記事を読みました。納得の結果だと感じました。
山田孝之さん演じる得太は絶対的な存在の兄に抑圧されながらも純粋です、しかし時に抱え込んだ秘密により押しつぶされそうになっています。そんな演技が素晴らしかった。
この映画は、愛とはなんだを追い求めたり、どんな状況でも精一杯生きていこうといったメッセージはあるのかもしれませんが、そういうことじゃないんです。
日本のどこかにはこんな島があった。また、こういう島のような状況は今でもどこかである。それを全部素晴らしく演技してくれた。
何も言えない人たちの代わりに演技してくれた。多くの得太のような状況の人は何もできません。峯のような女性もそうです。劇的に変わる未来、シンデレラストーリーはありません。だからこそ、そんな人たちの代わりに素晴らしい演技をしてくれた。スポットを当ててくれた。そんな映画でした。
是非観て見てほしいです。
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