「いろいろエッジが効いてました」ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろエッジが効いてました
やっぱりというかまんまと騙されてしまった。どうしてこんなに騙されるだろうと過去を振り返ってみたら、小学校高学年の時に姉の影響でアガサ・クリスティを読み始めたときからずっとだった。アガサはその当時、20冊くらい読んだと思うんだけど、ことごとく犯人の予想ははずれ、ミスリードに惑わされて、最後の種明かしでうーんと唸る。でも、騙されやすい体質になったおかげで、今回は楽しめましたよ。
ベストセラーを連発して莫大な財産を築いたミステリー作家のハーランが、85歳の誕生日パーティーの夜に謎の死を遂げる。パーティーに参加した親族たちは、ハーランのお金や名声を利用してぶら下がっていい生活をしている。この前置きだけで、エルキュール・ポアロが登場しそう。
ハーランが甘やかしたせいで、子供やその配偶者や孫はきっちりだめ人間に仕上がってましたね。プライドだけ高くて中身がなくて、お金にはがめつく、一番の関心事は遺産のこと。この手のミステリーにはかならず登場する人たちです。ハロウィンでかっこいいシニアを演じていたジェイミー・リー・カーティスが、すごく嫌味な金持ちマダムを好演。
途中で、あれひょっとして凡作なのって思わせる展開。なんだよ、評判と違うじゃないかと思っていると、二転三転する展開がはじまり、気がつくと気持ちよく騙されてました。
最後は、エッジの効いたフィニッシュで大笑い。
コメントありがとうございます。
見る前から期待はしていたんですが、期待以上でした。
ミステリーにありがちなこんがらがりもなく、本当に見易く、見る側にも親切で。
次はどんな事件に挑むのか。
楽しみです♪
bionさん、マトリックス・リローデッド見ました!ランベール・ウィルソンのフランス語罵り言葉も確認!シルク…。存在感が素晴らしい!次のマトリックスも楽しみに見ます。
bionさん、騙されやすいというのはご自分の優しさの謙遜なんだと思います。
小学生の頃、手袋の反対は?ときかれて、分かっているのにちゃんと答えて6回打たれてあげてたタイプではないですか。
違ってたら、ごめんなさい。
早速のコメントありがとうございます!
終盤シリアス・・・で思い出したのが火サス。
必ず崖の上で犯人が涙の告白、そして飛び込み・・・
いつの時代も遺産相続は親族の醜い争いがありますよね~