「世の中、夢も希望もありゃしない。」タイトル、拒絶 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
世の中、夢も希望もありゃしない。
大好きな伊藤沙莉ちゃん主演で、山田佳奈監督と来たもんだから、楽しみにしてました。待ち遠しかったw
もう初っ端から、全開の伊藤沙莉ちゃんです。黒ブラで街頭演説。立ち止まりますよ、ガン見しますよ、街中でこんなん見かけたらw
物語りは山田佳奈さんらしく、綺麗事じゃ無いリアルな女性視点のッドッロドロワールド。派遣型風俗店に集まる男女が繰り広げる、って言うほど広がらないけど、クズとクズを受け止める女神様方の日常。めちゃくちゃ好き。ドロドロに弱いよねー、俺w
伊藤沙莉の一人勝ちシナリオなんかに、山田佳奈さんがする訳もなく。いつの間にお立ち台は、恒松祐里ちゃんがかっさらっていきます。森田想ちゃんもゴリゴリに押し込みます。
思えば、ついこの前まで、spottedでキラキラキャハキャハしてた女の子達が、今はこんな芝居が出来る女子に成長しちゃうんですよ。
森田想ちゃんなんか、この前は「朝が来る」で続けて本作。スゲーなぁ。力を付けてますよのぉ。っていきなり広島弁?
ちなみに森田想ちゃんは、ブスではありません。ブス言うな!
恒松祐里さんはアイネクライネナハトムジークで明確に開花した感が有ります。なんか、きっかけになるものがあったんですかね?もう、可愛いだけの女の子じゃ無い。
出口の無い迷路でもがく女の子達に、易い救いを与える事なく、熱血化するでも無く、それでも夢(ってほど大それたもんじゃないけど)は捨てずに、まだまだ「名もなき人生」でもがくぞお!なラストも、山田佳奈さんらしくて好き。
良かった。とっても。
感動も涙も無いけどw
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