「もうちょい掘り下げれば良い作品。」タイトル、拒絶 tackさんの映画レビュー(感想・評価)
もうちょい掘り下げれば良い作品。
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デリバリーヘルス店に勤務する人たちの群像劇的な感じの映画だった。
その中で、女性を馬鹿にしたような店長がいたり、
はたまたデリヘル嬢が男性を軽蔑したりする表現があったり、
人が人を見下し憎んだいたりする中でも、
何かに縋り付いているような人間臭い様が見受けられた。
だが、いかんせん掘り方が浅いような気がした。
会話量のわりに、『で、どうした?』と思うようなシーンも数々。
例えば、マヒルのライターがつかないというシーンは何回か出てきたが、
奥深いメタファーが含まれているのかな、と思ったが、
特にそこから何かをくみ取ることができなかった。
後で知ったが、もともと舞台作品だったようで。
だからあのデリヘルの事務所のシーンが中心だったのか。
うーん、どうもどの人物のどの心情もあまり入り込むことできなかったかなあ。
あの眼鏡をかけて父が亡くなったと言っていた彼女が一番好き。
あと恒松祐里さん、前に観た作品が『凪待ち』だったので、180°違う役柄だったが、
相変わらず良かった。
伊藤沙莉さんは、本当主演として完成されていた。これからも主演増えそう。
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