「【映画のタイトル】」タイトル、拒絶 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【映画のタイトル】
ほとんど全ての登場人物が主役なのかもしれない。
会話やところどころの場面から、僕達は、それぞれの人物像に、悲しさや、切なさや、憤りなど様々な感情を読み取ることになる。
理由があるのだ。
生きる必要があるのだ。
如何ともし難いことがあるのだ。
人に知って欲しいわけではないのだ。
でも辛いことは辛いのだ。
人間なのだ。
マヒルの笑いの中に笑いはない。
カノウが自分の人生にタイトルは要らないと言う。
実は、この映画にタイトルは付けられないのではないかと思った。
全ての人が異なるように、ここにいた女や男の辿った道もそれぞれ違って、ひとつのタイトルで括ることは出来ないのだ。
そして、個々を見つめても、様々なことがあって、一つのタイトルで括ることも出来ないのだ。
デリヘルだけで、人を括ることは出来ないのだ。
それは、どんな人に対しても同じなのだ。
※ 思いがけず、終映後にトークイベントがあって、あの撮影で使われたビルの4階のトイレには出るのだと言っていました。ドラマでもよく使われるビルなのだそう。怖いですね😁
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