「舞台で観てみたい」タイトル、拒絶 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
舞台で観てみたい
デリヘル店を舞台に働く女性やスタッフたちの人間模様を描いた物語。
働く女性たちの競争・序列、嫉妬、男から向けられる欲望・蔑み、そして彼女たちの背景はそれなりに面白かった。でも伊藤沙莉が主人公と思っていたが、恒松祐里の印象の方が強い。そもそも群像劇的な話だったから仕方ないとは思うが、少しわちゃわちゃした感じになってしまったのでわかりづらかったことも残念。そういう意味では舞台として成り立っていたものを映画にするというのはやはり難しいということなのだろうか。
他にも気になったのは登場人物の心情や場面の状況が若干わかりづらかったところ。なんで泣いているのか、誰と何をしているのか、戸惑うときが何回かあった。
でも、トータルでは嫌いではない。舞台版を観てみたいという気持ちになった。
ちなみに伊藤沙莉がデリヘル嬢をやるとばかり思っていた。予告編で男の前でバスタオルを広げてたし!と思っていたら、違う映画(ホテル・ローヤル)の予告だった。紛らわしい!
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