野獣処刑人　ザ・ブロンソン

街に蔓延る悪党をどこかで見た顔のおっさんが私刑する…
往年の俳優チャールズ・ブロンソンのそっくりさんが演じるブロンソン映画の名場面集のような映画でストーリーはほぼ無く盛り上がりにも欠ける。
ブロンソン映画好きのためのネタ映画といった作品
主演俳優は顔はそっくりだが胴回りは弛み、運動能力も低いようでアクションはもたついて見える。
DVDの日本語吹替えをブロンソン声優・大塚周夫の実子である大塚明夫が演じているが言われなければ分からないほど似ている。

極悪な犯罪者を容赦なく殺す男の物語。

Ｂ級アクションです。
アクションとして見た場合、主人公の動きが拙く見ていられません。
極悪な犯罪者が殺されていくシーンにカタルシスを感じることは出来ますが、それだけですね。

ブロンソンのそっくりさんが、「デス・ウィッシュ」シリーズのキャラを再現した珍作だが、ブロンソンに対する敬愛が随所に見られる。
フリークが作ったにしてはまずまず。

未だにこんな映画を撮って売っているとは…と少々驚いた。

レンタルで並んでいるのを見たときは「ブロンソン作品をデジタル処理したのかな？」位に思ってみたら、本人じゃない(笑)
でも、そっくりだよ～凄い似てる。

よー探したなぁこんな人。

まぁ内容はあって無きの如し(笑)
街の犯罪者をバンバンぶっ殺していくのは、今時見掛けない映画だ。

車椅子の娘と母親の話もなんだか侘しい感じで、金を送っている意義がこれまた悲しい。

勿論母親に金を届けているため妙に仲良いKと母親の姿を見ると「寡黙で金持っとる渋いオッサンはモテるんやなぁ」としみじみ思う。