劇場公開日 2020年12月18日

「すんなり映画の世界観に入れました。漫画原作ですが悪くないと思います。」約束のネバーランド お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0すんなり映画の世界観に入れました。漫画原作ですが悪くないと思います。

2020年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

漫画原作ですが、割とすんなり映画の世界観に入れました。
「この映画の世界観は受け付けられないな」とひとたび感じてしまうと後は見続けるのが辛くなるのですが、そうならなかった理由は、
・「殺されるために生かされる」という立場の作品はこれまでに見たことがあること(真っ先に思い浮かんだのが「アイランド」ですがそれ以外にもいくつかあったかと。)
・実際の歴史において、力の劣る国家が優越的立場の国に朝貢することにより国家間の安定を図ったことは割とあったこと
 なのかなあ、と上映終了後に思ったりしています。

人の思考の裏の裏を読む推理要素もあります。
犠牲を伴った上で成功の話で、またその結果として責任者の処分も暗示されています。
漫画原作だそうですが悪くないと思います。(漫画は未読)
ちなみに最後の眺めから見えたのは希望?それとも絶望?

あとは、役者さんの印象として、
 北川景子  (孤児院長)美人のはずが、単に怖い人としか見えませんでした。
       絶対的な美人さんが魅力なので、単に怖い人なら彼女じゃなくても・・
 浜辺美波  (エマ)行動が「ハイスコア」の人には全然見えません。
       まあ、これはきっと脚本が不出来のせい・・
 城桧吏   (レイ)「万引家族」の子役で期待されているが、はっきり言ってムゴい。
        まだ中学生なので今後の成長に期待
 渡辺直美  (院長助手)最新作の「新解釈三国志」では「時代考証的美人」を演じる
        今作では、今までどおり安定の渡辺直美
 板垣李光人 (ノーマン役) 初めて見ました。演技上手くてイケメン。
        今後の活躍が楽しみですね。

チョッとわからないことがあるからもう一度見に行こうと思わせる作品は良い作品と思っています。

お抹茶