デッド・クリフ
2019年製作/88分/アメリカ
原題または英題:Body at Brighton Rock
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロクサーヌ・ベンジャミン
- 製作
- ロクサーヌ・ベンジャミン
- クリストファー・アレンダー
- デビッド・A・スミス
- 脚本
- ロクサーヌ・ベンジャミン
- 撮影
- ハンナ・ゲッツ
- 編集
- マット・ブランドル
- 音楽
- ザ・ギフテッド
2019年製作/88分/アメリカ
原題または英題:Body at Brighton Rock
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2010年12月3日たった1時間半の映画に対し、冒頭の遅刻シーンや、主人公がどうしたらいいかを悩む時間が多すぎることが難点。
しかしながら、全てが彼女の視点で描かれ、時系列に変化をつけず、突然たった一人で危険な野宿をしなければならないことに対する恐怖を上手に描いているように感じた。
そしてこれは森へハイキングに出かける若者を中心にした教育ビデオなのではないかとも思った。
主人公の彼女は、おおよそ森林レンジャーの基礎が欠けており、それを埋めるための教育もいい加減に聞いていることでこのような出来事に遭遇してしまうという、至極一般的なシチュエーションで物語が進行していく。
そしてこれは、何も出来ないと思われた人が大きな何かをやり遂げたという、一般的な物語ではない。
彼女は自ら遭難するが、その際死体を発見してしまう。同時に本部に連絡するが、犯罪との関連性の調査が最優先されることで、急遽様々な要求がなされ、死体とともに一夜を過ごす必要性に迫られる。
途中で発見したテントの中のアイテムを取得したことも咎められ、恐怖の中で野宿する彼女は、同世代の等身大モデルだ。
美しい大自然、最高の天気、諸注意事項など聞きもしない彼女の最初の間違いが、見ていれば誰もが気づくであろうイヤホンでスマホに入った音楽を聞くといく行為だ。
無駄な写真をたくさん取って仲間に送信。スマホが大事な場面で電池切れになるなど、お決まりの事故が多発する。これはもう等身大のあるあるではないだろうか。
そして山場に来たグリズリーとの遭遇と格闘。
この様々な出来事の中でひときわ面白いのが得体のしれない第三者の登場だ。
彼にはおかしな点が多数存在するが、それが最後に判明する。
彼の登場の背景は、基本的に死体発見と同時に起きた彼女自身の恐怖、そして自然という脅威は予期できないものだという制作者のメッセージが含まれているように思う。
彼女の夢の中で登場する死体がゾンビ化するシーンは、まさに第三者が何者だったのかを示唆している伏線とも取れる。
この映画の見方は、等身大の彼女になったつもりで見ることだろう。
彼女はクマとの格闘を経験し、たった一人自然の中で野宿の恐怖を経験した。
この経験こそ「この仕事向いていないかも」と思う彼女に対し、自然がなした「彼女への教育」なのかもしれない。
救援隊が到着し、第三者の男が何者だったのかを彼女自身が理解したことで映画は終わるが、理解したことで彼女自身の心理状態も腑に落ちたのではないかと思った。
自分自身の恐怖と思い込みによって起きた出来事… そして大自然の脅威… 彼女は大きな勉強をした。彼女は今後レンジャーを続けるだろうか?
この問いかけこそ、教育ビデオを見たものに問いかけていることなのかもしれない。
たしかにいくつかの点で疑問や中だるみのようなものは感じるが、この映画を見る価値はあると思う。
昔の映画を彷彿させるテイストで、コミカルっぽい演出が楽しめるサバイバル映画って感じでしょうか。
主人公の女の子がちょいちょいおバカです。本気のサバイバル映画だったら多分1番最初に死ぬキャラですね。意外に肝は据わっているので、平気で死体を眺めたり、現場を漁ったり、色々します。
途中のあり得ないホラー演出も、(ゾンビやら、何やら)まぁ結末を知ると納得で、コミカルかつ、最後にはちょっとぞっとするような、そういう映画。
まぁゾッとはしないけど、そのネタバレ含め、コメディタッチのサバイバル映画ですかね。明るく見せて最後には全滅とかもあるので、これはそのまま明るく終わり、安心して見れる映画です。
まずこれ2019制作?90年代でも違和感ないが、あえてそういうテイストなのだろうか。。
べつに笑うところでもなさそうなのに、脱力でわらけてくるし全然怖くない笑 BGMもわざとミスマッチなものを選んでるような気がしてならない。
だから、まじめに観てもなにもないのは序盤でわかるし、この出来の悪さを楽しむ、という見方が妥当だろう。ほんと主人公のまぬけな行動を眺めているだけ。そのゆるさがまたなんともいえず失笑。とんでもなくヒマなら観てもいいでしょう。出来の悪さに腹立つかもしれませんが。感想は以上!