「警察と893が手を組んで・・。」悪人伝 カル―ステ・ガルベンキヤンさんの映画レビュー(感想・評価)
警察と893が手を組んで・・。
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悪人伝と言うタイトルから、たいした映画じゃないな、と思った。しかし、観ていくと思いもかけない展開があり、面白かった。
猟奇殺人事件がある地域で多発する。しかし、狙われた相手の一人が893の親分だったのが犯人にとっては運の尽き。
893はの親分は犯人と闘い、瀕死の重傷を負うが、助かり相手を探す。一方、警察も動き出すが、上層部から人を出してもらえず苦戦する。
主人公の刑事たちは「それなら人数が多い893と手を組んで見つけ出そう」と893の親分と手を組む。
格闘の末、親分が犯人を殺そうとした時、刑事が止めに入り犯人は逮捕された。当然、おさまらない親分。で、刑事と親分は取引をするのだった。その取引とは・・。
「肉を切らせて骨を断つ」とも言うべきものだった。
裁判では状況証拠しかなく、犯人を追いつめられない。そこで、被害者で唯一、生き残った親分に証言してもらい、自分が犯人に刺された傷を法廷で公開したり、犯人を刺した傷を指摘し、犯人である決定的な証拠を出すのだった。
しかし、その代わり親分は証言後、自分が犯した罪の裁きを受け、裁判所で逮捕され、刑務所行き。
親分が刑事に上記の取引で出した条件とは「犯人と同じ刑務所に入れてくれ」だった。
つまり、893の親分の目的は、犯人と刑務所でタイマンを行うことだった。
ある日、犯人がシャワーを浴びていると、親分がやってきて決闘を申し入れるのだった。
親分は「男が命がけで戦ったゲームだ。ケリつけようぜ」と言い、二人とも不気味な笑みを浮かべるのだった。
決闘の結末は不明。
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