「ヤクザと刑事の共同戦線、悪が悪を討つ!」悪人伝 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤクザと刑事の共同戦線、悪が悪を討つ!
この作品、大好きな一本です!
ホンッと最高!
無差別に殺人をくりかえす男にヤクザが襲われた。(このヤクザがマ・ドンソク)何とか一命を取り止めたヤクザは復讐のために犯人を探す。 既に連続殺人を疑っていた刑事は、このヤクザと共同して犯人を捕まえようとする話。
マ・ドンソクさんに魅せられて、いろんな作品を見漁った中でも、特に大好きなこの作品。
ヤクザになったり、刑事になったり、その強面な表情で、色々な役を演じてくれますが、その中でも優しさを匂わせる素晴らしい男優さんです。
本作でも、殺人や人を傷つけることも難なくこなすヤクザを演じていますが、根っからの悪じゃない。女子高生に傘を譲るようなオチャメな優しさを見せてくれます。(この後で悲惨な出来事も待ち受けてるんですが)
そして、このヤクザとガッツリ組むチョン刑事がまた良いですね。活気盛んな熱血漢でマ・ドンソクのヤクザに真っ向から取っ組みます。
同じ殺人鬼を追いかけながらも、犯人を殺そうとするヤクザと、捕まえようとする刑事。この二人の間で、それぞれの想いがぶつかり合う。
さすがの韓国映画。容赦ないストレートなバイオレンス描写にワクワクしちゃいます。
【ネタバレ】
その心理を深く追求するようなところはないんですが、この連続殺人犯もなかなか魅せてくれます。
容赦ない上に悪びれない。
ヤクザに捕まり、殺されそうになっても恐れる様子はない。結局、刑事に命を助けられる形となり、逮捕されてしまう。
しかし、いざ裁判が始まると、状況証拠のみで物的証拠がない。このままでは、こいつを法で裁くことが出来ない。
唯一の生き証人であるヤクザは別事件で指名手配中であったが、出頭することによって証人台に上がり、死刑判決にこぎ着けた。
この裁判あたりもドキドキさせてもらったんだけど、死刑判決の結末にスッキリしてたら、さらにその続きがあった。
自らの手で締め括りたかったヤクザは、連続殺人犯と同じ刑務所に収監されるよう、刑事に頼んでいた。
最後の最後までドキドキが止まらない。それでいてちょっと抜ける笑いどころがあったり・・・
ホンッと、韓国映画の面白さを改めて実感させてもらった最高の一本です!
コメント・共感ありがとうございます。
私も特にお気に入りの一本です。
マ・ドンソクの中でも「新感染」と共に、すきです、
魅力がぎっしり詰め込まれてますよね(^.^)