「バイオレンスアクションに特化したバディー映画。」悪人伝 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
バイオレンスアクションに特化したバディー映画。
内容は、2005年韓国🇰🇷で起きた『天安連鎖殺人事件』が元ネタになっている。若い女性を狙った連続殺人事件が市民を恐怖に陥れていた。が本作の題材は同じ天安で起きた別の連続殺人事件。全く別の時間を無理やりくっつけた感じだ。天安連鎖殺人事件は、その11月ある大学経理部長の身代金拉致事件が発生500万円を奪う事に成功。しかし証拠を残しそれが原因で二人は捕まる。しかし本題はここから、共犯二人は暗数殺人と呼ばれる警察が把握していない余罪を吐露した。二人以外にも別の二人も犯行に参加し、その時に車で追突後滅多刺しやモンキーランチで撲殺した上金銭を奪っていた。その数殺人10件を含む合計18件。2007年2月主犯格のキム・ジョンインは拘置所で自殺。残り3人も無期懲役と懲役7年になった。この時間をモチーフに再構成されたのが映画の背景の様です。印象に残った台詞は『二人の悪人が更に悪い悪人を捕まるだげだ!』暴力団と警察のダブルタッグの表明は、カッコよく撮られ、この映画の見せ場で音楽もポップで軽快な感じが爽快感を感じました。印象に残った場面は、雨の中バス停で待ち合わせの際に女子高生に傘を☂️あげるシーンの後、バスが来て🚌女子高生の後ろ座席に犯人が乗車していた時の恐ろしさは半端なかったです。思わず8時だよ全員集合のコントの一場面の様に『後ろっ!後ろっ!』と言いそうになりました。全体的に、カーチェイスや肉弾戦が多くCGも上手く多用して飽きずに見られました。犯人の心の機微の整理がイマイチな為統一感がなく中途半端な感じになってしまったのが悔やまれます。元々違う事件と違う犯人を混合した事による不協和音かもしれません。お金と生活環境による犯人の動機は、暗数殺人と共に韓国内🇰🇷の社会階層問題を浮き彫りにされた様な気がしました。
コメントありがとうございます。何時も楽しくレビュー読まさして頂いてます。ホントカッコよくて怖い映画でしたね。これからも楽しいレビュー楽しみにしています。