仮面病棟のレビュー・感想・評価
全53件中、21~40件目を表示
設定がガバガバすぎる
現役で動いてる病院には見えない。どう考えても。入院中の患者たちどうしてんの?
あと永野芽郁ちゃんのメイクの濃さも気になる。髪はかつらとしても、ここまで仕上げる必要ある?
(ピエロ等々犯人の目星はつくにしても)出だしは面白かったけど、色々整合性なくて冷めちゃった。
『命の選別』が抱える矛盾
『あらすじ』
数か月前、婚約者を自分の運転ミスによってなくした医師の速水は、職場からも離れ、自己嫌悪に陥っていた。速水の亡き婚約者の兄の小堺は、そんな速水にリハビリの意味も込め、自身の勤める病院の1日当直医を依頼します。
その日の夜、病院に下腹部に銃弾の傷を負った女子大生の川崎瞳が運び込まれてきました。
女子大生を運び込んだのは、ピエロの覆面を被った男でした。そのピエロは、彼女を打ったのは自分で、その傷を今すぐ治療しろと速水に迫まります。銃を突き付けられた速水は、さっそく彼女を手当てし、無事手術を終えます。
その後、ピエロは速水、川崎、看護師2人、院長の5人を病院に監禁し立てこもります。
速水は院長に、脱出を試みることを提案しますが、院長はそれを頑なに拒みます。
院長がそれを拒む理由がこの物語の大きなテーマとなっていきます。そのテーマとは、「生きる価値のある人間と価値のない人間」を仕分ける『命の選別』という考えさせられるものとなっております。
『見どころ』
最大の見どころは、川崎瞳(永野芽衣)の心境の変化に注目してこの映画を観ることです。
速水(坂口健太郎)と川崎瞳(永野芽衣)には身近な大切な人を亡くしたという共通点があります。その理由が病院側の『命の選別』によるものでした。同じ境遇を抱えながら2人の『命の選別』への憎しみの気持ちには差があります。川崎瞳が抱える憎しみの気持ちは速水と関わる中で、徐々に変化をしていきます。また『命の選別』に対して憎しみを抱えているにも関わらず、川崎瞳自身も病院で関わった看護師、ピエロ、院長たちを『命の選別』してしまいます(銃殺する)。そういった矛盾を抱えているのが川崎瞳です。その矛盾点を見つめること、そして何故、川崎瞳は速水だけは生かしたのか?
「川崎瞳の心境変化」に着目して映画を楽しんでください。
2時間飽きずに楽しんで観れました。
まずは、面白かったです。
2時間ダレずに楽しんで観ることができました。
医療ミステリーになると思いますが、緻密さは少し欠けていたなと思います。
拳銃の仕入れや高性能無線ペンダントは置いといて(拳銃は闇サイトで、高性能無線ペンダント等は金を出せば普通にネットで売ってそう)姉の臓器を勝手に移植したって言うのは分かります。心肺停止状態で運ばれてきたのですから。
ですが、永野芽郁の方は意識不明の重体?記憶障害?よく分かりませんが、本人の確認の取れる物を勝手に看護師が処分した的な話でしたが、そのうち起きてくるでしょう。腎臓が無くなったのは車の事故で取らざるを得なかったって事にしようとしてたのかな?
でも、それと本人確認証などを廃棄して川崎13.14に仕立て上げる理由がよく分からない。
それと、オペ室が現在使われていない事になってますが、当直医が院長で看護師2名、臨時の先生1名の日の他のスタッフが帰ったと後に手術室を開けてコソコソ腎臓移植してたのかな?
スタッフ少ないなとは思いますが、こういうのは余りリアリティを追求して観ては楽しめなくなるので考えないようにしてました。
それと、川崎13のスタンガンやら拳銃やら札束が入ったボストンバッグを無造作にベッドの下に置きましたが、調べられたりしないのでしょうか?
最後に二つ、1つは警察に腎臓移植の公表に関してはお任せしたとありましたが、公表できたのか圧力で消されたのかラスト部分で明白になっていないのと、5人を殺した殺人犯が半年後にお守りを返しに来て、今から自首するって意味?その辺りがスッキリしませんでしたかね。
3人は死んで当然かも知れませんが、安田と小堺先輩は殺しちゃいけない人。
それを易々と殺したんだから罪は償わないと…
5人殺せば死刑だと思いますが…
小堺先輩が殺された後、本来色々取り調べやら監視カメラの解析やらあると思いますが、2人とも何もなかったのかなぁとか、突っ込みどころは色々ありますけど、時間内で収めようとすると仕方のないところなのかなぁと思います。
あと永野芽郁が易々と人を殺す様かな?
アレは出来る人と出来ない人に分かれるのかな?
検察側の罪人でキムタクが人を殺すシーンがありますが、普通の神経ならキムタクのような演技になるはずなんですけど、その辺りのリアリティはないのかなと…
リアリティから離れて楽しむ映画なんだなと思いましたが、観ていてつまらないなんて事はなく面白かったです。
高嶋政伸さんの演技最高です!
めっちゃ笑いました🤣
謎解き映画!おもしろい!けど、
私自身はそこまで興味があったわけではないが、お誘いいただいたので。
全体的にホラーやスリル?サスペンス?というよりかは謎解きがメインになってくる映画という印象。
大きな音や叫び声などのビックリ要素は少なめだったため、上記に苦手意識のある私個人的には存分に楽しめ、ありがたかった。
原作者の知念先生が医師だからか、テーマは臓器移植。定番かつはずさないテーマであり、それを絡めた謎解きは複雑に考えられていて、とても面白かった!
ただすこし残念だったのは医療監修やら細々した設定部分かな?
原作著者での表現、描かれ方は未読のため分からないが悪しからず。映画だけ観ると、処置や衛生管理、銃ってどうやって手に入れたの?ピエロのマスクはボイスチェンジャー入ってるし、、ネックレスの無線機めっちゃハイテクやん、、など至るところがツッコミ満載!それさえ目を瞑れば没頭できたのだろうが、医療シーンになるたび、映画の世界から少し現実に引き戻されてしまい没頭はできず少し残念。
しかし、高嶋さん、江口さんの演技力はさすが。どの作品のどんな役でもピタリとハマる。特に高嶋さんの演技に惹き込まれた。
展開は面白かったが、もう少し…
複雑なミステリーではありませんでしたが、話がつながったときに面白いなと思いました。
犯人もわかったと思いきや…の展開も良かったです。
とはいえ、個人的にはもう少し刺激がほしい感もありました。
今時の高校生でも首をかしげるリアリティ
メンズデーに何か、と鑑賞
予告でよく見てましたが当初はスルーのつもりでしたが
まあ観るならこれかなと
感想としては
これ本当に医師が書いたんですかね?
むしろ知らない人が書いたかのような
20年以上前のサスペンスのシナリオを
見せられているようでした
全体的にリアリティも不可解
医師が関わってるなとそれっぽく感じたのは
医療的な処置シーンや
理学療法士が患者と話す時間が長いという
部分くらいでしょうか
まずベレッタでコンビニ強盗ってのが
一般人がどうやって米軍の正式拳銃手に入れたんですか
って結構普通の映画なら割くとこですけど
室内でもどこでも平気でパンパン撃つし
銃器が好きな人なら萎えるとこでしょう
あと臓器移植やってる割に人少なすぎだし
隠し方も杜撰でよくバレなかったなと思わされます
搬送患者を身元がわからないよう場所と番号で呼ぶ
というのも保険証とかどうするんだよと考えてしまいます
あと結局医療ドラマのいつもの
命ガーとか医者の使命ハーとかで終わっていくんですが
守ろうとしている存在が黒幕も人殺しまくって捕まりもしてないのに
コイツ何言ってるんだろうとしか思えない
そもそもそんな真相なら小堺先輩が
因縁ある病院の当直に呼んだ理由も何にもないんですか?
となってしまう気がします
非常に申し訳ないんですが
これ本当に医師が書いた小説は元とは
思えない内容でした…けど
脚本が0.5点付けた屍人荘の人なんだと知って納得
ガバガバか?いえ、仕込み過ぎです。
ネタバレ厳禁も厳禁で厳禁。って言うか、仕込み過ぎ、狙い過ぎざんしょ。いや怖いなぁ。やっぱり怖い。
ピエロの病院占拠がガバガバ。先生と女子大生の作戦行動もガバガバ。占拠理由もガバガバ。からの二段か三段か、よく分からない仕込み。
俺はパーンと行ったのかと思いましたが。行かなかったんだね。4人も殺せば死刑は免れない。ずっと隠れて生きていくしかないんだけど。君はどこでどうやって生きていくのさ、ってのが悲しくなってしまうラストでした。
仕込み過ぎだけど、役者さんに免じて、良かったです。って事で。
ポイントカード忘れてポイントつかんかったのも、ちょっとだけ悲しい…
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3/23追記
一応ミリオタとして。拳銃に触れておきます。
ピエロさんが持ってたのは、ベレッタM92=Beretta modello 92です。警視庁の特殊犯捜査係および、各道府県警察刑事部の突入班などが使う銃です。LEONの中で、ジャン・レノが愛用していたのもこれ。マチルダに銃の分解を教える時にも使ってます。モデルはベレッタM92FSで、AL-GI-MEC社のコンペンセイターとサイレンサー付きでした。9mmパラベラム弾使用、装弾数は15発。本体重量は950gほどあり重いです。
真犯人がショルダーバッグに隠し持っていたのは、ニューナンブ M60の銃身長77mmモデル。口径は9mmですが以外に重く、670gもあります。ショルダーバッグからサッと出せる代物じゃありません。と思う。
展開に無理がありすぎて
病院を舞台にしたサスペンスだが。
登場人物が少なく分かりやすい構図。
ピエロの仮面を被った強盗と偶然通り掛かった少女が病院に逃げ込んで来たが。ここからサスペンスなんだけど無理があり過ぎる。
ネタバレになるが真犯人の共犯は何故協力した?
その道具何処で調達?
無理があり過ぎでは。
屍人壮の殺人 もそうだったが展開や舞台が突飛なのでサスペンス面が弱くなってしまい残念。
どうなったの?
結局、権力に潰されたのでしょうか?
警察に資料渡したんだもんね。
そして、逮捕されないの?腎臓あげたから?ずっとあやしかったよ。
サスペンス楽しかったなぁ。
健太郎くんが、始まった時はボッサボサだったのにだんだんとキリッとして来た差が良かった。
ビビらさせていただきました。
坂口健太郎さん演じる主人公の速水先生があまりにも落ち着きすぎていて不自然でしたし、かなりストーリーの展開に強引さや無理矢理さや都合よさを感じましたが、でも終始目が離せず隙間なくビビらさせていただきましたのでこれってとても面白かったということですよね。
それに永野芽郁さんがとても可愛かったです(役柄はめちゃ怖いですが)。
※エンディング曲は嫌いなわけではないのですが、あのラストのあとでは浮いていたように思ったのは僕だけでしょうか?
ルージュを差した復讐者と清白を纏った医師
ヒトの価値は平等ではないのかも知れない…
でもヒトひとり分のいのちの重さを
平等に扱うべきなのが
医療の現場ではないのか?
医師の務めではないのか?
患者の容態による優先度はあっても
格付けして、いのちを軽んじ
あまつさえ、搾取するなどあってはならない…
医師は患者のいのちの手綱を握る立場であり
ヒトの道をたがわぬ誓いをした
聖職者のような存在かもしれない。
が、神の代行者ではない。医師も人間なのだ。
善悪のはざまで倫理観に揺らぐ、
同じ人間なのだ。
ヒトが医師であるには
崇高な志を持ち続けなければ
務まらない職種だと思うのです。
【善とは、続くこと 悪とは、終わらせること】
それに関わることが出来る幾つかの職種のひとつ、
それがお医者さん。
大切な役割を担う、担わない
信頼を引き受ける、受けない 関係なく
わたしたちも、
他人に自分の価値や評価を任せる訳にはいかない。
自身の信念に、おこないに、自分の価値に、
胸を張れるヒトにわたしはなりたいぜ…
*・゜。゚・*:.。。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜。゚・*:.。
涙こらえて立ちつくす 人の背中をそっと押してやる
どんな時だって優しい顔 そういう人になりたいぜ
「めんどくせぇな」って頭掻いて 人のために汗をかいている
そんで「何でもねぇよ」って笑う そういう人になりたいぜ
自分らしさを見失わず 人の事もちゃんと思いやる
人前で泣き言は言わないぜ そういう人になりたいぜ
当たり前に心から笑えて 当たり前に日々を駆け抜けて
当たり前に疲れて眠る そう言う人になりたいぜ
君の気が狂っても待っている奴がいるぜ
君の家が無くなっても帰る場所はあるぜ
君を守るため世界を終わらせてもいいぜ
自分の事より人の心配 そう言う人になりたいぜ
amazarashi / そういう人になりたいぜ より抜粋
*・゜。゚・*:.。。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜。゚・*:.。
真相に行き着くまでの展開、最後の着地。余韻…
それらが高い水準で万人の趣向に沿う
作品に仕上がっていると、わたしは思いました!
伏線も主張しすぎず好ましく思いました!!
今回わたしが注目していたのは主演の坂口健太郎さん!
今まであまり意識していなかったのですが
舞台演劇で生の演技を観る機会に恵まれたこともあり
俄然ファンになってしまいました♪
今回の役は冷静かつ熱い信念を持ち合わしていながら
哀愁をも漂わしていていた印象を受けました。
いや待て待て。ヒロインクズすぎ。
ヒロインが黒幕であることや、病院で違法臓器移植が行われている等の設定は割と最初の方の伏線でほとんどの方が何となく分かってたんじゃないかなと思います。
そんなことよりも、いや、ヒロインクズすぎないですか?
無論、お金持ちの勝手で自分の臓器とお姉さんを失ったヒロインが関係者を恨む気持ちは分からなくもありません。
しかし、劇中ではとことんクズ人間のように描かれていましたが、ヒロインに殺された看護師の一人は新婚で、その日で寿退社の予定だったんですよ。突然、新妻を奪われた結婚相手はどう思うでしょうか。
なによりも可哀想なのは、病院でお婆さんを失ったピエロの理学療法士。ヒロインは人殺しまでするつもりのなかった彼を散々利用した後、なんの躊躇いもなく撃ち殺してしまいます。いや、なんで主人公は良くて彼はダメなんでしょうか。これがイケメンとそうじゃないのの差なのかな。悲しいです。
そして挙げ句の果てに事件後、半年間たっても未だに逃亡中の様子。映画はそこまでで、お姉さんの腎臓が入ってる政治家をどうしたかは定かではありませんが、少なくとも5人殺しておいて結局保身に走りましたか。あの後ヒロインはどうするつもりなんでしょうか。逃げおおせてお姉さんの分まで生きるつもりなのかな。看護師の新婚相手が復讐のために血眼で探してるんじゃないかな。
と、私はヒロインのことが全然好きになれませんでした。
映画の出来に関しては専門家でもないのでよく分かりませんが、とりあえず監督始め、映画関係者全員が頑張って作った作品だと思いますので最高点とさせていただきます。
誰か教えて!
理学療法士の共犯の彼はなんで殺されたんですか?
口封じなんでしょうか?
だったら心配停止状態で運ばれたお姉さんに院長がした事より酷く無いですか?それとも病院側の共犯者としての復讐なんでしょうか?
あと、犯人が自分のいる階より上にエレベーターで行った時にエレベーターで一階に降りてドアを開けっぱなしにすれば、犯人を閉じ込めるれる気がするんですが、どうなんでしょう?
そうすれば通報も出来たような?
残された患者さんの安否を心配してしなかったのでしょうか?(一階の手術室に入ろうとした時、川崎瞳に裏口から出て通報するようにと言っていたので通報はする気だったのか?)
ピエロのデザインは秀逸
2020年映画館鑑賞26作品目
原作未読
特に好きな役者は出ていない
予告編で面白そうだと感じたしピエロの特に仮面のデザインが最高だった
今年のハロウィンはやる奴がけっこういるんじゃないか
主人公が交通事故をおこしてしまう瞬間「あっ!」と大きめの声を出してしまい自分が恥ずかしかった
シーツの件でヒロインが共犯者だと気づいたがピエロの正体は主人公と同じ推理で大外れ
結局主人公は殺人を防ぐことができなかった
そういう点では金田一耕助と似ている
違法な臓器移植に関わった医療関係者は全員殺された
話にはならないだろうが殺すことはなかった
永野芽郁大健闘
俺物語のヒロインのときは「めちゃくちゃ可愛い」と感動したが先輩女優に比べるとたいして美人でもないしかわいくもないし個性が光っているわけでもないことに気づいた
今回永野芽郁に全く期待してなかったが新境地を開拓したのではないか
どんどんやれ
あと髪型を変えると印象がかなり変わる
日本において違法な臓器移植はありがちだがリアルじゃない
かなりむかし自分が子どもだった頃マガジンで『名探偵Mr.カタギリ』って推理ものの漫画が連載していてここでも違法な臓器移植が取り上げられた
腎臓は2つあって1つなくても死なないことはその頃から知っている
リアルじゃないしありきたりだが娯楽作品として受け入れよう
拳銃をどのようにして手に入れたかわかる描写があれば良かった
あと棚とかずらして隠し○○が出てくるとワクワクしちゃう
特に好きな役者が出てないのと話としては好みじゃないので星4
メンズデーで1100円なら頭にはこない
男の子に生まれて良かったとこれだけ思ったことない
健太郎&芽郁ファン必見新感覚ミステリー
坂口健太郎や永野芽郁のファン用の緩いサスペンス映画ですね。
少数精鋭(ナースも2名だけ)なので分かりやすい内容です。余計なキャラがいないだけに謎解きは容易かな。
そもそも療養型のこんな病院に救急搬送断られてもしょうがないし。搬送されても対応できないでしょう。親戚筋ならなおさら納得するでしょう。
ピエロが人質を身動きとれないようにしたりもせず野放しにしているのは何で?
その他にもいろいろと突っ込みどころ満載です。
人気若手俳優主演の新感覚ミステリーとして肩肘張らず楽しみましょう。高島弟はこんな役の合う役者になってきましたね。
ヒロインが可愛いだけの映画
駄作としか言えない…
なぜかと言いますと最後まで観なくても犯人が分かってしまい、やっぱりかという感じです。
ただ、この映画はある意味面白いかもしれない、通常ではあり得ないシーンが多々ありますので、そういったところを考察すると面白いかも知れませんね。
AS ONE
この作品はある意味閉鎖病棟です。
伏線のための展開が退屈だなとは思いました。
・ピエロはなんで撃った人を助けろって言ってんだろう…
・ピエロ単独なら簡単に襲えるんじゃない?
・なんで通報しないの?(予告編でもネタバレ有り)
・病院内でフリーに動けているんだろう…
・医者たち怪しさ全開
などに多少疑問は感じましたが、中盤から後半にに敷いた伏線を一気にかっさらっていくのは中々爽快でした。
今作のテーマは「復讐」
違法臓器移植で姉と川崎13が取り除かれた臓器の手術をした医者や看護師たちへの復讐心からの殺人という事で前半の退屈さに納得がいきました。
復讐の理由が納得いかない作品が多い中で、しっかりとした設定からの復讐はとてもベストマッチです。
でも状況説明が割と長いなぁとは思いました。観客側にも考える時間を頂きたかった…あと連続殺人犯を野放しにしちゃってるけどいいのかな…
脱出系の作品は基本的にホラーと繋がることが多いなとは思うのですが、木村監督はミステリーと繋げるのがお好きなようで。(死屍荘は果たして…)
院長…
先輩からお願いされた当直中に拳銃強盗が人質を連れて病院内に立て篭るんだけど…この病院何か裏がありそうってお話
いれいろ予想外で面白かったです
主人公のお医者さんは恋人を事故で亡くし先輩は恋人のお兄さん。その先輩が頼んだ当直中におこる事件…もう裏があるのは確実です
病室の暗号や思わせぶりな患者さんの創部から腎臓移植に絡む話だろうとは察しがついたし、恐らくヒトミが共犯であろうと思っていたがまさか真犯人とは想像できなかった。
最初はピエロが先輩なんでしょ?くらいに思ってたのが全く大外れ、ピエロの中身はつまらなかったがヒトミが思いのほかヤバイ奴だったのはビビりました
理学療法士(中身)まで殺さんでもよかったのに
残りのターゲットを殺すまで捕まるわけにはいかなかったのはわかるけどあれであまり同情できなくなったよ
つっこみどころも結構ある
腎移植を最大4人でフォローするとか元総理を秘密裏に移植するとかありえん。術後合併症で大物政治家が死んだらどうするつもりだったんだ?大スキャンダルになるだろwwとか思ったがまぁその辺はフィクションなのでどうでもいい
1番胸にきたのは院長の『内臓は撃つな』
その言葉が咄嗟に出るなんて…
自分が死んでも臓器は誰かを救うってことなんだろう
お金や権力者とのつながりで歪んでしまったけどあの人の根っこはまだお医者さんだったんだなって思った。
きっと昔は凄腕の外科医だっただろうに…それがすごく残念で悲しかった
最後に…永野さんはナチュラルメイクのほうが好みです笑
ミスディレクション
面白かった。
脳内を迷走させるためのミスディレクションが堪らない。
多少強引な箇所もありはしたものの、点と点が線になっていく収束力が心地いい。
構成もさる事ながら、キャスティングにまで配慮するとか小賢しいのである。
佐野岳がたったアレだけで出てくると誰が予想するだろう?あの3人はいい仕事してた。
振り返るに、おそらくならば身長にまで配慮されたキャスティングなのかもしれない。
脚本の展開も面白くて、徐々に紐解かれていく秘密が楽しい。臓器移植に関しては割と早い段階で察知もするのだが…まさかの二転三転の結末だった。
取り調べ室にいる当直医すら疑う余地があった展開の巧みさに脱帽する。
おそらく色んなパターンを想像しながら見る事になる。日本のロジックや韓国のロジックにまで思考は及ぶ。
それらを尽く乗り越えて物語は整頓されていった。エンドロールの脚本には原作者の名前もコールされていて、観客の思考まで考慮したような構成にも不思議と納得させられた。
何よりお気に入りがカメラと編集だ。
あのアングルを誰が指定したのか雰囲気ありまくりの絵が物語を盛り上げてくれる。
編集も常に小気味がいい。
意味深なカットは随所に挿入されるも後に続く展開への布石というか、直感的には感じた「?」の疑念のみを積み重ねさせられていく感じで楽しかった。
久々に良質なミステリーを見た。
元精神病院とか寝たきりの患者達とか、発狂する老婆とか鉄格子とか…入念なギミックが世界観を盛り上げてくれる。
導入の逆光の取り調べ室とか、そこから繋がるのが土砂降りの雨の中とか…そんな構成にも煽られる。
いやぁ、お見事でした!
全53件中、21~40件目を表示