「素敵な間の映画、おすすめです!(私もすすめられて観たのですが)」街の上で marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
素敵な間の映画、おすすめです!(私もすすめられて観たのですが)
微妙な間というか空気感、好きですね〜!この作品をレコメンドいただきました皆さん、ありがとうございます。おっしゃる通りハマりました!
週末恒例の映画タイム。ちょうどテレビで「僕のあざとい元カノ from あざとくて何が悪いの?」を観た流れでこの作品をアマプラで鑑賞!元カノを忘れられない男、なんだかドラマの続きのような勘違い混じりで楽しく観られました。この映画も先週観たのと同じく今泉力哉監督の脚本が活きた作品でした。
『くれなずめ』で多分初めて知って『市子』で、かきむしられるような心情を痛いほど表現した若葉竜也さん、あまりテレビで見かけないのでノーマークでしたがいい役者さんですね。大衆演劇出身のチビ玉三兄弟だったこと初めて知りました。
脚本が素晴らしいんでしょうね。最初に書いた通り絶妙なセリフの間が他では観られないほど見事でした。特に城定イハ(中田青渚さん)と荒川青(若葉竜也さん)との深夜の世間話、、あまりにも自然すぎてアドリブというか撮影の合間の雑談シーンを使っちゃったんじゃないかと思えるくらいでした。
不思議ちゃんの古川琴音さんの働く古本屋の元店長が「部活を辞めちゃうらしい桐島君」のごとく姿は表さず何故亡くなってしまったのか?興味深々です。またバーでのマスターとのやり取り、カフェの店長との会話、そして笑えるおせっかいなお巡りさんもいい調味料になってました。
「長いの?下北沢に住んで」のどうでもいい質問も(即座にイハに指摘されてましたが)なかなかいい感じのセリフでした。私ごとですがうちの天使は家に送る時「遠いの?」って聞いてくるので「そうだね」って答えるとまだ遊べると思うのかすごく嬉しそうです。(全く関係ありませんが)
早朝の2人の女性と3人の男たちのドタバタ会話も今はなき(?)アンジャッシュの勘違いネタみたいで絶妙に可笑しくて笑ってしまいました。
出てくるお店たちも実在してるんですよね?東京に住んだことのない私は下北沢に知見がないため、この映画のより深いところの良さを感じきれてないこと、少し悔しく思いました。地元で撮った映画はよりディテールまで楽しめるでしょうからね。名古屋でいえば『大須』あたりでしょうか?間違ってたらごめんなさい。田舎者の私は『吉祥寺』『井の頭公園』などなどの響きに憧れを持ちながら『俺たちの旅』を観てた頃が懐かしく思い出されます。
それにしてもあまりメジャーにならなかった(と思っているのは私だけ?)のが不思議なくらい私にはどハマりな映画でした。今泉力哉監督作品、大好きですし、教えてくれた皆さん、本当にありがとうございました。楽しませていただきました!
こんにちは。
marimariパパさんご覧になられたのですね♪
私もこの作品大好きです!今泉監督の細やかな人間の描写、間が絶妙で最高です。
若葉君♡花ちゃんも気になっています♪
CBさん
素敵な映画を紹介していただきありがとうございました。若葉竜也さんの演じる朴訥とした雰囲気の青年が好きになった女性には真剣になる姿は『市子』でも感じましたがこちらの彼はとても幸せそうでいいですね。
食中毒にならないかだけ心配でしたが!ホントありがとうございました。
わあ、楽しめたようでよかったです。以下、ご参考まで
> 毎年秋にやる下北沢映画祭の10回目、18年10月にお披露目できるものを作れないかと依頼されたが、18年は『愛がなんだ』とか『アイネクライネナハトムジーク』の撮影が決まっていたので、18年10月の映画祭で製作発表を行って、翌19年秋、第11回の時にお披露目するというので作り始めたのが、この映画(今泉監督インタビュー)