「下北沢の世界観を味わえた」街の上で くまくまもんもんさんの映画レビュー(感想・評価)
下北沢の世界観を味わえた
クリックして本文を読む
ちょうど今京都で所謂サブカル大学生をしていて、東のサブカル街下北沢に憧れがあり見てみました。
主人公の荒川はいかにもな古着屋の店主で、彼の言動に少しじれったさを感じつつもどこか親近感を感じるキャラクターだったかなと思います。そんな彼の周りを偶然か必然か、世界は狭いなあとついつい呟いてしまうような出会いが取り巻き、出てくる登場人物それぞれの個性豊かなキャラクターにまた楽しませてもらいました。しかし私にはユキさんの一体何がそんなにいいのか終始さっぱりわかりませんでした。私が女だからでしょうか?友達という関係性がベストなのかもしれませんが、いはちゃんとのラブストーリーの方が恋愛的な面では楽しめた気がします。とはいえそうしてしまうとこの映画のストーリーの軸とは離れてしまうのかもしれませんね。映画監督の女の人にも少しむっとなる場面がありましたが、彼女はただ映画監督という立場に真摯に向き合っているだけなんだろうなという気がしました。私も一度でいいので主人公みたいに、映画の役者としてゲスト出演してみたいものです。
それとストーリーとは関係ありませんが、いはちゃんが関西弁なところに少し親近感が湧きました。私は地元が大阪でそのまま京都の大学に行きましたが、もし上京していたらあんな感じに過ごしていたのかなあなどと想像を膨らますのもまた一興でした。
特に難しい事を考えず、楽しく見ることが出来た作品でした。
コメントする