mellowのレビュー・感想・評価
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優しい気持ちにしてくれる作品です。
なんと言ってもヒロインの岡崎紗絵がいい。主役の雰囲気を持っている。モデルということでスタイルもいいし、ただの美人というのではなくて惹きつける表情がある。テレビドラマにもいくつか出演しているが、これからスケールが大きい作品に出演していって欲しい。
愛とは返事を求めない声さ…
『愛とは返事を求めない声さ 一方的に贈るもの』と本来偶像である"アイドル"に歌わせた作詞家がいる。 この作品にはあまりにも一方的な恋の矢印がいくつもあって、非常に苦しくなる映画だった。
今泉監督らしい、恋愛模様を俯瞰に観察する映画。そして、これも今泉監督らしい、どの登場人物も愛しくなる言葉、演出の巧みさ。本当に素晴らしい。
想いを伝えるということの難しさと尊さに焦点をあてているように思えた。過去作の「パンとバスと2度目のハツコイ」や「愛がなんだ」とはまた違うメッセージ性だけど、その根幹にある『どんな愛の形も否定するものではない』という温かさは揺らいでないように思う。
例えば、予告編にもある田中圭とともさかりえのシーン。旦那さんがいるのに直接その話をすることが正義なのか不正義なのか、コミカルなやり取りに笑ってはしまうんだけど、思い返すとどうなんだろう。明確な答えを出さず、丁寧に描いた上でその答えを見る側に委ねるのがこの監督の真骨頂。
花の匂いを嗅ぐのと口から息を吐き出すのをあえて対比的に描いているシーンも良かった。
花は視覚的に楽しむだけでなく、嗅覚的にも楽しめるものだけど、いつかは枯れてしまう。 ラーメンがいつかはのびてしまうのと同様に。 鮮度ある時間、つまり"恋心"があるうちに味わう、つまり"告白をするかどうかという判断"が重なって切ない。花とラーメンが良いモチーフになっていると思います。
mellowな気持ちに
穏やかで、綺麗で、ちょっと切なくて、とてもmellowな気持ちになりました。
時間がゆっくり流れる映画ですが、ずっと観てられる。
色々な人の大切な気持ちがよく表現されていました。
夏目さん素敵だなぁ。
岡崎紗絵さんを知りました
今泉監督作は自分とキャラクター達がスゴく近い距離
にいる印象を受けるのですが、
今回はその感覚で言うとファンタジーのように感じた。
これは僕の話ではないし、
遠い場所の遠い人達の話のように。
だけど、見終わった時気持ち良く、
朝起きた時「すごい良い夢見たなぁ今日は良い事ありそうだ
」と思うあの感覚に似てる気がしました。
俺夢で花屋やっててさ、お客さんがみんな女の子で
小学生から高校生から人妻からラーメン屋の女の子まで
みんなからモテるのよ!
で、俺は花が恋人でさ。
みたいな。
ラストの手紙に話が全て集約されてて、
ラーメン屋の女の子からみた花屋の話だったのかな?
とも思いました。
岡崎紗絵さん覚えました。
気持ちを伝える大切さ。「花」が彩る温かな人間ドラマ。
【賛否両論チェック】
賛:色々な形の片想いを通して、想いを伝える大切さを教えてくれるよう。「花」という存在が、時として気持ちを伝える手助けになっているのも魅力的。
否:ストーリー自体は非常に淡々と進んでいくので、興味を惹かれないと思わず眠くなってしまうかも。
町の小さな花屋さんを営む、誠実で心優しい主人公・誠一。そんな彼を中心に、町の様々な人達の様々な片想いが群像劇として描かれていくのが印象的です。それが時にクスっと笑えるくらいおかしかったり、時にホロっとしてしまうくらい切なかったりして、ものすごく感情移入してしまいそうです。
そうした彼ら・彼女達の姿を通して伝わってくるのは、「自分の気持ちを伝える大切さ」です。そのために時には花の力を借りたりして、例え想いが叶わなかったとしても、思い切って気持ちを相手に伝えることがいかに大切なことかということを、色々な登場人物の恋模様を通して教えてくれます。
ただ物語そのものは、非常に静かに淡々と進んでいくので、ラブストーリーなんかに全く興味がないと眠くなってしまうかも知れません(笑)。気持ちを伝えたい大切な人と、是非一緒にご覧下さいませ。
mellow(まろやかな、コクのある)
この作品のレビューに多くの言葉はいらない。
どんな理由で好きだろうが、どんなことを大切にするだろうが、本当に大事なことは自分が心から理解できればいい。そして、その気持ちを誰かに伝えるときには、言葉とともにそっと花を添えたくなる、そんな作品。
自分の周りには、自分が思うよりも美しい日常があることを教えてくれる。そしてその日常は、ときに繊細だけど、だからこそその深みがわかる時が来るんだろう。
今泉力哉はいつも僕を肯定してくれる。
また素晴らしい作品に出会えた事を心から感謝したい。
穏やかで暖かい映画
穏やかな片想いが沢山描かれた素敵な映画。今泉監督作品の不器用な恋が好きだなぁ。
但し、恋愛映画というジャンルに入れて良いのか、よく分からない。特定の相手との恋愛よりも人と人との優しい関係に重点を置いた作品で非常に心地良い。映画館でじっくり観るべき作品。
多様性の時代だ!
今泉監督の作品は多様性を尊重するかのような映画が多い。まるで、お笑いの“ぺこぱ”の漫才のよう。こんな恋愛があってもいいじゃないか!と言わんかのような。
男性が花屋、女性がラーメン屋を
やってもいいじゃないか!
女性が女性を好きになってもいいじゃないか!
みたいな。
夫がいる女性(ともさかりえ)が
主演の田中圭の事を好きになってしまい
夫含め3人で話し合う場面があるのだが
その場面が特にそんな力強く言われると
「あれ?おかしいのはこっちなのかな?」
と思いながら大爆笑してしまった。
マイノリティーでも自信を持て!
多数派に屈するな!
時代は変わってきてるんだ!
今泉監督の作品は場面が頻繁に飛ぶが
どの設定場面も興味深くとても見易い。
物語としての盛り上がりは
特にあるわけじゃないが退屈せずに観れる。
mellowはとても幸せで疲れない映画だった。
こんな映画があってもいいじゃないか!!
私は今泉監督のファンです!
きゅんきゅん映画
終盤、胸のきゅんきゅんが止まらなかった(さっさと告っちまえよ~心の叫び)
あんな店主のいるラーメン屋があったら絶対繁盛してる
田中圭モテモテ
今度は志田彩良をずっと玉城ティナと間違えてた
ともさかりえと山下健二郎のシャツの柄が笑う
今年観た邦画でロマンスドールに並ぶベスト級
終わったあとラーメン食べたくなり、もちろん食べる
圭くんファンの為の圭くんを愛でる映画でした
先日公開されたばかりなのに、もう朝イチの1本しか上映されてなくて、観たくて早起きして行きました。
お洒落な花屋さんの店主でモテモテの圭くんのスクリーンいっぱいの映像は、インザスカイの延長のようでファンとして大変満足しています。
演出面で、青木夫妻がその後どうなったのか、中学生の女の子がどうなったのか、ラーメン屋の女の子はどうなったのかなど中途半端さは多少あるのですが、日常のありがちなひとコマとして捉えられるからか、そこまでモヤモヤしない、ナチュラルな映画でした。エンドロールでその後を流して頂ければもう少し良い評価できたかなと感じました。同時期に豪華キャストの揃った話題の恋愛映画も観ましたが、話題が平たんな為かそちらと比較してツッコミ所は圧倒的に少なく、豪華キャスト揃いでなくても、田中圭ファンとしてはそこそこ満足出来る映画でした。
今泉力哉監督作品
今泉監督の作品って、どれも同じ感じがするんだよね。淡々とした会話とか、演技経験浅い人とベテランを混ぜたり、有名と無名を混ぜたり。いくつかの恋愛を並行で描いたり。
この映画もそんな感じなんだよね。田中圭がもてまくる。
エピソードは ともさかりえ のところが面白いの。真面目に考えたらその通りだよねってことをやってるんだけど、世間的常識とずれてるからおかしい。ここは脚本がうまかったな。
役者さんは、女優が全員良かったけど、特に志田彩良が良かったよ。
温かい空気に満たされる至福のとき
片思いのつづれおり。『あなたのことが好きです』『ありがとう、でもごめんなさい』という、おそらく多くの人が交わしたであろう、そして交わすであろう会話が繰り返される。
静かだった。静かに感動した。エゴかもしれないが自分の気持ちを伝えるって潔いと思う。
群像劇ではあるが、メインは花屋の夏目(田中圭)とラーメン屋の木帆(岡崎紗絵)の恋。温かい空気に包まれた。心が暖かくなった。
今泉力哉の好調が続く。今年の日本映画のベストの一本だろう。
夏目さんの恋
田中圭演じる花屋の夏目さんがとにかくモテモテです。
たくさんの恋と想いと告白が散りばめられた優しい映画でした。
青木夫妻とのやりとりが本当に最高です(笑)
旦那の暴走が面白すぎです!
あの夫妻のその後がめっちゃ気になります。
年期の入ったラーメン屋では訳ありカップルが別れ話の真っ最中。
「無職で借金があるのに働く気がない」と堂々宣言する彼氏が笑えます。
中学校のバスケ部では叶うことのないほろ苦い恋が。
そしてお洒落なお花屋さんmellowには100本の薔薇。
夏目さんの恋が動き出します。
冬にぴったりの心暖まる素敵なお話でした。
強いて言うなら関西人の私にはちょっとラーメンの濃さが気になりました(笑)
女性向きの映画
全体的に柔らかくて優しい感じが滲み出た映画だと思います。女性向きの映画ですかね。実際のところ男性の観客は10人中私1人だけでした。あのともさかりえ演じる夫婦のやりとりはすごく面白かった。
「好き」はどんどん表に出していこう!
人を好きになること、それを相手にちゃんと伝えることは、価値ある素敵なことだと、あらためて思わせてくれる、ハートウォーミングなストーリーだった。「ほとんどの好きは表には出てないもの」とか、きほが女友達と交わす台詞が印象的だった。どの役者さんも演技がとっても自然で素敵だった〜。子役の #白鳥玉季 ちゃん、凪のお暇にも出ていたけど、末恐ろしいほど達者でびっくり。
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