「記号の消費」mellow makano96 wingさんの映画レビュー(感想・評価)
記号の消費
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叶わない好きの表現、素敵でした
「ありがとう、でもごめんね」
に対する「私と一緒だ」は
とても純粋で、監督のこだわりなんだろうなと劇中、強く感じました
ですがラーメン屋の痴話話だったり、
煙草だったり、
夏目さんの人柄はよく現れていましたが
最終的には木帆ちゃんの手紙のフレーズに持ってきたいだけなんだなと見終わったあと感じました。
床屋の存在も、木帆が24歳であることくらいしか情報が得られず腑に落ちませんでした
女子中学生3人もキャラと役があってないなあという印象です
本人達にとってはただの日常会話に過ぎないであっても観客からしたら「わかってるよ…」みたいな台詞の繰り返しで飽きました
ストーリー自体にも不自然な箇所が多く
最後の1玉のラーメンだったり、
ラーメン屋店主のお見舞いに夏目さんがいくことだったり
多少現実離れが激しかったと思います
とにかく人物像が浅い。
ストーリーも浅い。
セットも数箇所でここ、次ここ、という感じで
映画である必要はあるのかなあと思いました
(シーンしすぎてるので)
ただ、現場の役者にとっては居心地がいい、
そんな意味でのMELLOWと捉えるならば素敵な監督さんだなあと思います。
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