「インチキ臭さこそホドロフスキー」ホドロフスキーのサイコマジック shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
インチキ臭さこそホドロフスキー
胡散臭い、インチキ臭い…ホドロフスキーを語るにはこのキーワードは基本だと思う。だからこそ、ホドロフスキーに惹かれる。紛い物の魅力と言おうか、プラスティックやガラスの輝きと言おうか、そこに太陽の光であったり、月の光であったり、水の流れであったり、自然の要素が入った瞬間に彼の価値が一際輝き、存在感を示す。そう言った意味では、やはり彼はシャーマンなのか?信じる者には宝、信じない者にはゴミであり、詐欺師でもある。不思議な人物だ。私にとってホドロフスキーは、捨てるに捨てられない薄汚い宝である。
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