「孤独感」X 謀略都市 てけとさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独感
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浮遊感あるカメラワークの真意にまでは辿りつけなかった〜
ただあの天地反転の導入には引き込まれます!
社会の閉塞感や社会主義の残したものや資本主義になってからの国が抱えている問題。社会システムに対するメッセージがうまく組み込まれているのだろうが汲みとれず。
文化的土台がないと分かり辛いのはしょうがないとして、ハッキリ言わない所がこの作品のミソなんだと思う。
リザとキツネ〜の時も笑いもありつつ全体的な孤独感と暗さは常に感じる作品だったけれど、、、まあ今回のはずっと暗い。
ただ重苦しい息の詰まる雰囲気と主人公のメンタルが常にリンクするし、その中で重圧と闘いながら洞察力を発揮していく姿は閉鎖社会に置かれた人間模様とその中で生きる苦しさと弱味と強さを感じるなと。
見なくて良いとは一概に言えない。
ふと、思い至ったので追記します。
天地反転の映像。あれは社会主義から資本主義へ変わった事での価値観の反転と、価値基準が変わった事で宙ぶらりんになったアイデンティティか何かの表現かなと。足元がおぼつかない浮遊感と不安感も自分はそれで納得する事にしよ。
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